コロンビアの現在の物価 (2016年)
2012年にコロンビアの物価についてトピックをたてたんですが (「コロンビアの物価は意外と高い」) 、4年もたったので情報をアップデートします。
今のコロンビアの物価について書きます。
<時期> 2015年12月 ~ 2016年7月
<場所> コロンビアのカリ市
私はその時期カリ市に滞在していて、毎日いくら使ったかおこづかい帳につけてました。
そのおこづかい帳から、ピックアップして書きますね。
<レート>
ここでは 100ペソ=4円 にします
(レートについては、また下で説明します)
ただし、一昨年末と昨年はコロンビアペソがドルに対して急落した時期だったので、ペソ安でした。
日本円を持っている私にとってはレートがよかったということ。
コロンビア人にとってはペソの価値は変わらないし、どんどん物価が上がってるのでコロンビア人にとっては生活費が高くなっています。
<単位 コロンビアペソ >
● カリ空港から市内へのタクシー 65000 ペソ
● 路面バス(MIO) 片道 1800 ペソ
●携帯電話料金
SIMフリーのスマホやタブレット持っていて、現地でプリペイドのSIMカードを購入(別料金)。
スマホの通信料 1.5GBで 35000
タブレットの通信料 (データのみ) 2GBで 40000
滞在先にWIFIがなかったので、スマホもタブレットも月に2回ずつチャージしていた。
→ つまり、一か月あたり 150000ペソ(6000円)
● 水の ペットボトル(小) 1500
●果物ジュースの 小ペットボトル 2500
●ビールの小瓶 2000 (商店やスーパーで買う場合)
●エンパナーダ (ピロシキみたいだけど小さい) 1つ 700-1500 (店による)
● 町の食堂 (地元の人がくる庶民的なところ) ランチ定食 7000-8000
← 私が毎日食べていた近所の食堂数軒の値段
● フードコートの定食やハンバーガー 10000~
● 有名チェーン店のハンバーガーショップ ハンバーガーとポテトとジュースセット 28000
●有名炭火焼き肉チェーン店 ハーフサイズの肉とポテトとドリンクセット(ランチ) 28000
●チェーンのイタリア料理店 パスタ、パン、ジュース (ランチ) 30000
● 折り畳み傘(婦人用) 33000
● ポテトチップス 普通サイズ 3000
● 棒アイス 3000~
● トイレットペーパー 1個 2000 前後 (12個セットとかは重いので買ってない)
● マンゴー 大きめ 1個 1600
● シャンプー 大ボトル LUX(ラックス。日本にもあるメーカー) 12000
● ソフトコンタクトレンズの洗浄液 48000
● くつした1足 10000
● ジーンズ 1着 88000 (私はこのくらいの値段のジーンズ買ってたが、有名国産ブランドだと200000以上とか)
● クラブ(ディスコ)の入場料
― 中心部にある外国人が多い有名サルサのクラブ、平日 女性 10000 (ビール2杯つき とお得)
男性はたぶん15000だと思うけど定かではない。 週末に行ったことないので週末料金知らない。
― カリのジモティしか来ないローカルなクラブ
入場料 10000 くらい(クラブや曜日による)
ドリンクは1杯ずつ売ってなくて、ボトルを頼まなきゃいけない店がほとんど。
ラムのボトル 80000-100000、
ラムと割るコーラや氷やチップなど 20000~
(つまり、2人で合計 140000くらいになる。 でも有名店だともっと高いとこも)
クラブからタクシー使うなら、タクシー代(深夜料金で高くなる)
(ライブが入るときはライブチャージ別)
● 有名サルサのショー
ショーの観覧チャージ 88000
必ずドリンクを頼まないといけない。一人で来てもボトルしかなくて 一番小さいボトルで 90000。
お酒を割るコーラや氷などは別なので、全部で飲み代 100000以上
高いので年末の特別なときしか行かない
※円とコロンビアペソのレートについてですが、
5年前はペソと円のレートは、100ペソ=5円でした。
でも去年コロンビアペソが米ドルに対して急落したうえに、原油安になったため(コロンビアは産油国)、ペソ安になってました。
けど日本はまだ円安だったので2015年の末は4.5円くらい。
日本人には損な気分でした。
その後2016年の春くらいから円高になったので、3.7 円くらいになりました。
これは金融の為替レートでです。
コロンビアはクレジットカードを安心して使えるところが少ない。
現金は現地のシティバンクのATMで、日本の銀行の国際キャッシュカードでおろしてました。出てくる通貨はコロンビアペソです。
そのときに手数料が7500ペソとられ(その後5900になった)、日本の銀行からも手数料100円ひかれていました。シティバンクは一日に引き出せる限度額が800000ペソまでなので多額の現金が必要なときは別の日にまた引き出しにきて手数料も別にとられます。
コロンビアでは現金で払うことがほとんどだったので、私は物を買うときは 100ペソ=4円で計算してました。
100ペソ=4円で計算すれば、
たとえば ビール小瓶は2000ペソだから1本80円ですね。
私は毎日ジュース飲んでたけど、ジュースよりビールの方が安いですね。
コロンビアは関税のせいかインポート物がすごく高いです。
インポートの化粧品、車、電化製品、服や食品などは日本より高いと思います。
上記の例でいうと、コンタクトの洗浄液はコロンビアでは2000円近くしてますが、日本で同じメーカーの洗浄液が900円です。
つまり、コロンビア産のビールを飲んで、コロンビアの果物(マンゴーなど)を食べて、コロンビア人の地元の人が集まる食堂に行ってれば安くあげられます。
でもいいレストランやバーに行ったり、インポートの服や車などを買えば高くなります。
私はコロンビア人の家に住んで、現地の人と同じ生活をしてたし、わりとつつましく暮らしてました。
安くてすぐ壊れる粗悪品も買わないけど 高級品も買ってません。
米ドルに対してペソが急落してたので、アメリカ人達にとってはラッキー。
アメリカ人達は「なんでも安い、安い」って言いまくってました。
カリ在住の欧米人達には高級マンションやアパートの他に別荘持ってるとかすごいリッチな生活をしてる人も結構いた。
自分との差にびっくり。。。
短期の観光客の方たちはもっといいレストランや観光スポットとかにいって楽しんでるかと思います。
日本から見たら、コロンビアって物価安いじゃんと思うかもしれません。
でも車とか電化製品とか高いし、光熱費も高いです。
教育費も家計を圧迫してると言ってました。
このところコロンビア人の家計に響いてるのがスマホ代。
コロンビアもスマホ社会です。
日本のように実質0円とかないから機器を買わなきゃいけないので、iphoneは15万円とかするからiphone持ってる人は少数。
それに毎月の通信費がかさむ。
在住者は割引プランがあるのですが、動画見たりすればかなりデータ食いますからね。
家にWIFIあればその料金も。。。
クラブ代も高いので、毎週クラブに踊りに行きまくってるわけじゃないでしょうね。
日本みたいにビール1杯だけ飲んで帰るわけにいかないので(だいいちビール1本とかカクテル1杯とか売ってない)。
月に1度、友達と集まって夜遊びに行くとかそんな感じじゃないかと思います。
コロンビアの平均給料は35000円くらいといわれてます。
コロンビアは貧富の差が非常に大きい国なので、金持ちは想像できないほどリッチ。
貧乏な人はホームレスになったり、農場の小作人で給料もらってない人もいるので、平均給料からはその辺は見えないかと思います。
首都のボゴタに行ったときは、ボゴタは高いなと思いました。
地方によって物により価格に差があるそうなので、首都は高いのかも。
(全国的なメーカーの賞品や、チェーン店とかは統一価格だと思いますが)
上に、私がコロンビアに2015年に行ったときにペソが米ドルに対して急落してたと書きましたが、そのおかげで、特にインポートものだけでなく国産のものでも全体的に物価が急上昇したんです。
食堂のランチ定食が、4年前は4000ペソ。
2015年の年末は定食が、7000ペソ、同じ店で 2週間後7500ペソ、その1週間後 8000ペソとどんどん価格があがっていくのにびっくり。
その後、ドルに対するペソのレートが上がったのに、店やレストランは価格をそのままにしてるので値段は高くなったままです。ひどい。。。
しかも、中南米全体にいえることですが、日本みたいなディスカウントショップなんて私は見たことないです。
100円ショップ大型店もない(似たようなのはあるといえばあるが商品すごい少ないし使えない)。
セール時期じゃなければ、普通は定価での購入になります。
これは旅人や短期滞在者にとってはつらいです。数回しか使わないものでも、普通の店で定価で買わなきゃいけないので。
あと家電の量販店もないです。
日本のドンキとかダイソーとかマツモトキヨシとかビッグカメラみたいなのが欲しいと私は切望してました。
コロンビアのカリってコンビニすらないからね。
いまはまだ円高が続いてますが、今後また円安になれば日本人にとってはきびしくなりますね。