Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

中南米女性一人旅の行き先のおすすめ

中南米で女性一人旅で行ける旅行先のお勧めを教えてほしい。ただしスペイン語が喋れないし、中南米旅行は初めてという人でも行ける場所がいい。コロナ前の状況で書いてほしい」というリクエストがきたので書きます。

女性からのリクエストだったので、女性一人旅という設定ですが、別に男性でもいいし、初めての中南米旅行におススメの場所と考えてもらえれば。

中南米なんか個人旅行できるわけないって思ってる人多いかと思いますが、これを見るとそんなに難しくない事がわかります。個人で行ける所も結構ありますよ。

コロナで国境封鎖や鎖国状態になってる中南米の国が多いのでコロナ前の状況で書きますね。コロナが収束したら、旅行の参考にしてください。またコロナ後に路線とか変わってる場合もあります(すでにコロナの影響で南米でつぶれた航空会社もでてきたので)。旅行前に確認してください。

 

 

スペイン語がしゃべれない人で、しかも女性の一人旅ということで治安に第一に気を遣い、スペイン語しか通じないところはなるべく避けて、観光スポットは英語が通じるところにしました。

 

 

私のブログには今まで何人かから中南米の旅行のお勧めや中南米へのダンス留学や語学留学について質問がきたのでアドバイスした事があります。みなさん楽しんで特にトラブルもなく無事に帰国しました。

私も女性なので安全対策が重要なのはわかるため、女性一人でも安全で女性一人でもクラブやサルサ踊りに行けたりできるし、スペイン語ができなくても欧米人観光客が多いので観光スポットは英語が通じるところに限定しました。

 

 

 

キューバ

 

スペイン語が喋れない女性の一人旅に私がよく勧めてきたのがキューバプエルトリコです。

キューバ中南米の中でトップクラスに治安がいいし観光の中心地なら欧米人や日本人の観光客が多くて観光客慣れしてるからです。しかも日本から同日着。

キューバがなぜ治安がいいかというと共産党全体主義で国民を監視してる国なので、ハバナの旧市街には監視カメラが多いし、宿はパスポートを預かって役所に宿泊客情報を届けるし外国人も監視されてるし、外国人への殺人等は重罪だからです。

女性の一人旅ならハバナの旧市街に泊って旧市街中心に観光することをお勧めします。旧市街の中心部で人通りが多いところなら多少夜遅くても女性一人でも歩けます。でもそれ以外はひったくりがいるから深夜はタクシー使った方が安全です。

ただしキューバは重罪は少ないけどひったくりや窃盗は非常に多いです。月給が月に平均30ドルとか40ドルの国なので、外国人から貴重品を盗む人がいるんです。ぼったくりも多いし詐欺商法も多いです。

宿は必ず政府公認の正式な宿に泊まって下さい。違法な宿は安いけど、キューバは上記の様に政府に監視されてる国なので違法なところに泊るのはやばいです。トラブルもおきやすい。

ハバナの旧市街の目ぬき通り(オビスポ通り)の付近など中心部に宿泊すると観光客が多くて夜でも人通りが多いし、バス乗り場などにも近くて観光に便利です。

旧市街だけでもかなり見どころが多いです。TVによく出てくる場所は旧市街内が多いです。

 

旧市街から出て観光したい時は、周遊観光ツアーバスがあるのでそれに乗ると安く安全に観光できます(二階建てで二階がデッキになってる)。

これがハバナ市内を走ってるシティツアーバス

 

サルサが好きならハバナではいろいろ踊る所があるし、旧市街のレストランやバーではライブやってるし旧市街だけでも面白いですよ。オープンエアのカフェやレストランも多い(ただし味はいまいち)。バーのお酒は、ヘミングウェイが行ってたという観光バーを除けば安いです。

サルサを踊れるクラブは女性一人でも行けます。日本人を見ると「サルサ踊りにいかない?」と声かけてくるキューバ人いますが、ついていかないで下さい。金むしりとられます。サルサは一人で行けるんで。キューバ人におごってといわれてもおごらないこと。クラブにはジゴロもいるんで。

 

新市街はスペイン語しか通じない所があるのと夜人通りが少なくなるので、スペイン語が通じない新市街に女性が一人で宿泊するのには勧めません。

 

新市街や海岸沿いにあるカサデラムジカのライブに行くと日によっては有名なサルサのバンドが出演してる事があります。 casa de la musicaは二つあるんですけど、日替わりでライブやってます。日によっては有名なアーティストが出演してるのでチェックしてください。これはAlexander Abreu(Habana de Primera)。私もハバナのここでライブ見ました。

 

 

他にもサバドデラルンバとかキューバの伝統的なダンスや音楽が楽しめるところが観光ガイドに書いてあります。

 

 

他都市でいうと、チェ・ゲバラ好きならバスで数時間のところにあるサンタクララもお勧めです。小さな町だから1日で見れるし。

ハバナに行くにはエアカナダで乗り継ぎか(乗り継ぎ時間が1時間位しかないときいた)、メキシコシティで乗り継ぎです。日本人観光ツアーの人達にはメキシコで乗り継いでる人を多数見ました。

 

 

 

 

 

 

プエルトリコ

 

プエルトリコは私は一人で行きました。プエルトリコも欧米の観光客が多いエリアは比較的安全だし、米領なので英語が通じるところが多いし、サルサレゲトンのメッカなのでサルサレゲトン好きには楽しかったです。カリブ海なので海もきれい。

アメリカ領土なのでビザはアメリカなので観光でもESTAが必要です。

プエルトリコは有名ホテルに泊まればそのホテルでサルサのライブやってるとこが結構ありました。私が泊ってたホテルでも毎日サルサのライブやってて踊れました。ホテルによってはサルサのクラブがあるところもあり、アメリカ人等がたくさん踊りにきています。

 

これはプエルトリコの首都サンファンナイトライフガイド。

 

昼間はビーチでまったりしたり旧市街等を観光し、夜はサルサ踊りに行くのがお勧め。

 

プエルトリコの首都サンファンです。

 

私はイスラベルデに泊ってしまいそっちのエリアが高級なんですが中心部からかなり遠かったので、旧市街に近い方がお勧めです。旧市街は安い宿が多いです。プエルトリコは交通が意外と不便でバスがなかなか来ない。来ない時は1時間位こないしプエルトリコ人によるとバスは不規則でいつくるかわからないから車が必要、というくらいだそうです。なのでタクシー代をかなり使いました。それもあって中心部に泊る事をおすすめします。夜遊びにも動きやすいし。

ただしプエルトリコは数年前の巨大ハリケーンで壊滅的な被害を受けました。プエルトリコに住んでた友達はアメリカに避難生活。プエルトリコ人にきくと観光地はだいたい復旧したそうです。でも郊外はまだまだだそう。なので状況を確かめて下さい。

 

 

 

メキシコ

 

カンクン

メキシコなら一番英語が通じて気楽なのはカンクンです。カンクンは米人向けリゾートとして開発された新しいリゾートなので。米人やカナダ人観光客が多くて英語が通じるし、米ドルも使えます。日本人ハネムーナー等も多いので、有名ホテルには日本人コンシェルジェがいるとこもあるし、日本語の観光ツアーも出てるし和食の店もあります。

安宿ならセントロになりますが、セントロは女性一人の場合はお勧めしません。安宿で場所によっては蚊がいるし、海が見えないし、交通が不便なので。お金がほんとになくて貧乏旅行の人ならしょうがないですが。カンクンを楽しみたいならホテルゾーンの方がよいです。セントロはメキシコ人が多いのでタコスやメキシコ人もくるメキシカンレストランに行きたいならセントロの方がお勧めです。

 

カンクンに行くときに、私は米系航空会社で米のヒューストン乗り換えでした。乗り換え時間が超短いので走りましたが。メキシコシティの直行便に乗ってメキシコシティ乗り換えの方がいいのかもですね(乗り継ぎ時間は知らない)。

 

カンクンのビデオ

 

カンクンカリブ海のビーチがめっちゃきれいなところなので、ホテルゾーンのビーチに面したホテルがお勧めです。ラグーンの方じゃなくてビーチの方。ビーチに面したホテルには海見ながら入れるプールもあるし、プールにバーやレストランもあります。ビーチもプライベートビーチみたいでホテルのウェイターが料理や飲み物を持ってきてくれます。

カンクンではオールインクルーシブのホテルも結構あるんだけど、外にいい店がたくさんあるからオールインクルーシブはもったいないのではと思います。海に面したバーでライブききながらお酒飲んだり、セビーチェ食べたり。

ホテルゾーンは目抜き通りは夜になるとバーやディスコやクラブでにぎやかになります。アメリカ人向けなので残念ながら音楽はラテンじゃないのが多いんですが、巨大ディスコ(ココボンゴなど)はショーもやっててエンターテイメントとしておもしろいので行ってみて下さい。バーもオープンエアみたいで開放的だし踊れます。この辺は深夜や明け方も人通りが多いので女性一人でも大丈夫です。ただししつこいナンパにはご注意。

 

こちらがホテルゾーンのバーやクラブが立ち並んでる場所とそこにある巨大ディスコのココボンゴ。ショーがありエンターテイメントとして楽しめる。

 

 

実はカンクンには春休みに遊びにくる(スプリングブレイク)米人の若者が非常に多いです。彼らは昼間はビーチ、夜は夜通しクラブで踊りまくってます。夜遊びが目的。日本人観光客は夜は出歩かず寝ちゃうんですけど、カンクンの楽しみを半分しか味わってないなと思います。

またカンクンはチチェンイッツァという世界第二位のピラミッドがあります。マヤ遺跡が他にも多いのでツアーにのるとあちこちの遺跡を見れます。これは絶対に行くべき。

だからカリブのビーチも楽しめて、遺跡にも行けて、夜はパリピみたいに楽しめるという場所。しかも女性一人でも大丈夫。

カンクンは以前はメキシコで一番治安がよかったんですが、最近治安が悪化しててたまに抗争事件があります。麻薬がらみが多いので郊外に1人で行かない事、そしてドラッグに絶対に手を出さない事。欧米人相手の売人が撃たれた事件もあったので。ドラッグの後ろにはマフィアがいることをお忘れなく。中南米どこの国でも同じです。

それからカンクンからはキューバハバナ便が飛んでます。日本人観光客にはハバナキューバをセットで行く人もいるんですよ。

またメキシコシティからもハバナ便あって2時間ちょっとなので、メキシコシティハバナをセットで行く人もいます。

 

 

 

メキシコシティ

メキシコは日本から直行便があり12時間ちょっとでメキシコシティに行けます。直行便はすごい便利。メキシコシティも見どころが非常に多いし女性一人でも大丈夫。泊る場所を安全なエリアにすればOKです。日本人観光客が止まる安宿は治安がよくないエリアだし、日本人バックパッカーはお金けちって夜に徒歩でルチャリブレ見にいって窃盗にあう人もいます。メキシコシティは首都だし強盗や窃盗は多いし、エリアにより治安がまったく違うので治安がいいエリアにだけいて、交通手段などに気を遣えば身の安全は守れます。シティは基本的にマフィア事件はおきないので。

 

メキシコシティサルサ等のクラブやディスコが多いです。タクシーを使えば行けるし、有名店はセキュリティもしっかりしてます。

メキシコシティの中心部の観光スポット以外では、ティオティワカン遺跡がお勧めです。

メキシコと言えばマフィア抗争と思うでしょうが、メキシコシティはマフィア抗争地ではないです。それは心配しなくていいです。心配すべきは窃盗と強盗と白タク。白タクに乗らないように。

 

 

 

 

 

 

<メキシコのその他の都市>

 

メキシコシティにはバスターミナルがあり、バスで他の都市にも行けます。人気なのは近距離のプエブラやタスコ、それに4時間半くらいでいけるグアナファト。

バスは値段が高いクラスのバスにすれば飛行機のビジネスクラスのように快適です。サンドイッチとドリンク等もついてきます。安い方は日本の観光バスのように狭いので長時間は辛いため4時間以上なら高い方のクラスのバスにした方がいいです。

メキシコシティから7時間くらいでグアダラハラにも行けます。グアダラハラはメキシコの京都みたいなメキシコの伝統であるマリアッチやテキーラなどの中心地。7時間位なら飛行機よりバスの方がいいですよ。

 

 

 

コロンビア

 

え? コロンビア? って思うかもだけど、コロンビアは5年位前から世界の行くべき観光地や人気観光地の2位にも入ったんですよ。2010年代は人気の観光地で欧米人の移住地になってます。

もし女性一人で行くならメデジンがお勧めです。メデジンは日本人も結構住んでるし。欧米人の移住先としても人気。

 

メデジンの観光ガイド。

 

メデジンの街自体も見どころが多いのですが、メデジンの郊外の観光スポットが人気です。グアダペは欧米人や日本人観光客に人気で、カラフルでメルヘンな伝統的な建物が並ぶ街と湖や奇石で有名。

 

これがグアダペ

 

 

私がいたカリ市はコロンビアで一番殺人率が高いし、ごちゃごちゃして何もないって評判悪いので勧めません 笑。サルサに興味がない人にはたしかに特に観光スポットもないごちゃごちゃした暑い街なんで。

首都のボゴタは高層ビルが立ち並ぶ大都市なんですが、観光スポットが集まった中心部のセントロなどが治安が悪いので、女性一人旅にはあまり勧めません。

メデジンは多分アメリカ等から直行便が出ていたと思います。

 

 

 

アルゼンチン

 

アルゼンチンはすごい広い国でアルゼンチンに日本から行くのも遠いんだけど、国内の移動も大変です。遠いところは飛行機で行った方がいいです。

私はブエノスアイレスからイグアスに行ったんだけど、バスで行った人は25時間以上かかるそうです。私は飛行機で行きました。

ブエノスアイレスは宿泊する場所を治安のいいところにすれば大丈夫です。地元の人が治安がよくないというところは避けて下さい。ひったくりや強盗にあって亡くなった人もいるんで。中心部でも人通りが少ないところはひったくりはかなり多いみたいです。

ブエノスアイレスでよかったのはレストランやバーが洗練されてること。中南米はケーキやパンがまずいんですけど、ブエノスアイレスはイタリア系移民等欧州からの新しい移民が多いのでパンやケーキがおいしいし、イタリア系移民が多いのでイタリアンも店によってはおいしいかったです。私はメキシコからブエノスに旅行したので料理に感動しました。

服や雑貨や靴の店もおしゃれでした。購買欲をそそられる。

ブエノス内だけでも見どころが多いです。

 

サルサ等が踊れるクラブも結構あります。私も深夜にタクシーで行きましたが大丈夫でした。

 

 

イグアスの滝に行くならブエノスアイレスからすごい遠いので飛行機がいいです。なるべく滝に近い宿にした方がいいです。私は日本人のレビューを見てバスターミナルの近くにしたんですが、バスチケット買ってイグアスまで行かなきゃいけないしバス代も高いしかなり遠かったんで時間の無駄だなと思いました。

アルゼンチンで困ったのは金融危機で、アルゼンチンペソに換えるともう外貨に両替できないこと。だからアルゼンチンで使い切ってしまわないといけない。それに外貨とのレートが非常に悪くて日本円とのレートだとめっちゃ高い。物価が東京の倍くらいの感じになる。同じくクレカのレートも悪いので安易にクレカ使って買い物やごはん食べられない。銀行のATMからお金引き出すのも大変だしレート悪いし。それは欧米からの観光客も文句言ってました。隣のウルグアイまでドル引き出しに行ってる人が多かったので、私もウルグアイで米ドルを引き出しました。

大統領が変わったのでその後どうなったかわからないのですが、アルゼンチンは物価が安いと言われてたのにめっちゃ高いしお金安易に引き出せないしお金は銀行口座にあるのに使いづらいとすごいストレスでした。

アルゼンチンの金融状況は結構変わるので旅行前に確認してください。

 

 

 

ウルグアイ

 

アルゼンチンのブエノスアイレスから1時間半くらいで行けるのが隣国のウルグアイです。ブエノスに行ったらぜひウルグアイにも行ってみて下さい。ひとによっては日帰りで行くみたいだけど、私は最低1泊した方がいいと思います。もともとウルグアイはアルゼンチンの一部だったらしく、両国とも似てます。同じく白人率が高い国ですが規模はかなり小さい。

ウルグアイの首都モンテビデオはアルゼンチン人があまり治安よくないし見どころも少ないと言ったので行きませんでした。私はウルグアイのコロニアに数日滞在しました。観光地なので観光客多いしのんびりしてて治安いいしきれいだし、アルゼンチンより人がフレンドリー。女性一人旅に向いてます。

 

 

 

 

ペルー

 

ペルーは中南米旅行の王道だし、日本では中高年にも大人気。マチュピチュとかクスコは治安いいので一人でも大丈夫です。日本語ツアーもあるし。クスコには観光ポリスがいるので。ただしクスコとマチュピチュは標高が3500mなので高山病になりがちです。私も軽くなりました。いきなり高い所に飛行機で上がると高山病が辛くなるらしいので気をつけてください。特に高齢の方は。

 

ペルーは私はリマに行ってないんだけど、リマもかなり楽しいらしいです。リマは海岸沿いだし、おしゃれなレストランやクラブやディスコもあるしナイトライフも充実してますしね。

 

私は第二の都市のアレキパに行ったんだけど、アレキパはすごいきれいな街でしたよ。建物が白くて、バーやクラブ等もおしゃれでした。私は好きな街ですね。

 

 

アレキパの街