Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

中南米各国のサルサバー事情

中南米サルサバーについて。


このブログ読んで中南米サルサ踊ってみたいと思った方もいるようなので、ご参考までに。




キューバ> 
サルサが観光ビジネス。ハバナサルサのクラブは観光客相手。
観光客目当てのキューバ人ジゴロ達が踊り相手になってくれる。
サルサキューバン、カシーノスタイル、ときにルンバ入れてる人もいる。
いわゆるキューバンスタイル以外で踊る人はいないので、キューバンスタイルできないときびしい。
値段は安い(日本人にとっては)。



プエルトリコ
サルサが観光資源になっていて、大手ホテルのバーでもサルサライブやっている。
アメリカ領なのでアメリカ人が多い。
サルサはON1が圧倒的でまじめに踊るので、ON1できない人にはつらい。
クラブのカクテルは1000円以上。移動はタクシー。タクシーでクラブ行ってカクテル2杯飲んでタクシーでホテル帰っただけで7000円以上かかった。プエルトリコ旅行は全体的にアメリカ本土より高いと思う。
プエルトリコ人は中高年以上の人と若い世代でサルサの踊り方が違う。中高年以上はもとからあるプエルトリコ系の踊り方で若い世代はON1が多い。プエルトリコサルサレゲトンの国だけど、若い世代にはサルサよりレゲトン人気。



<メキシコ> 
メキシコシティサルサバーがいくつもあり内装はゴージャス系。
メキシコ人はグループで行ってグループ内で踊るので一人で来てる人はいない。観光客対象のクラブはメキシコシティにはないだろう。
メキシコ人たちはサルサをON1で踊る(ターンもする)。
コストは高い。エントランスで1700円とられてドリンクは別。1組ずつテーブルについてテーブルごとの支払い。ウェイターにチップも払う。
サルサのライブが途中で入ることもある。
クラブで超有名サルサ歌手のライブが開催されることもあるが、値段はすごい高くて前売りですぐ売切れる。
カンクンなら観光客向けクラブがある(急につぶれたりするので注意。カンクンの主流はEDMやUSAダンスミュージック)。



<コロンビア>
コロンビアには観光客を相手にしたクラブが基本ない。(不人気で客がいなくて観光客相手にぼったくりするとことかならあるが。。。)。
コロンビア人もグループで行きグループ内で踊る。
深夜にクラブに行くには治安がよくなかったりいろいろとめんどくさい。カリは特にクラブが集まってるクラブエリアが郊外にある。
ボトルを頼むグループが多く、カクテルなら一杯1000円、ボトルはラムのハーフボトル(小瓶)で4-5000円。テーブルごとの支払い。コストは東京以上かかる。
人気クラブと不人気クラブのトレンドが移り変わり、コロンビア人は人気クラブに集まる。
いろんな点から現地のサルサ場や治安をよく知ってるコロンビア人の友達と一緒に行かないとコロンビアでサルサに行くのはきびしい。 観光客にはかなり難易度高し。
踊りのスタイルは都市による。メデジンサルサ不人気なのでサルサ目当ての人にはNG。ボゴタサルサバーある。
サルサの都市のカリの人たちはクラブで踊ってるのはいわゆるレッスンで教えられてる「カリサルサ」ではなくて、ノーマルな中南米の踊り方なので(とはいえコロンビアスタイルだが)、カリサルサ目的の人は注意。日本などの レッスンで教えられてる「カリサルサ」はプロダンサーがショーや競技会で踊るもの。プロのショー等に行けば見れる。クラブではレッスンやパフォーマンスやってないし、プロダンサーもクラブでは踊り方を一般人の中で浮かないように変えてる。



<アルゼンチン>
ブエノスアイレス
なんと中南米にめずらしくクラブのダンスタイムの前にレッスンがある。しかもそのレッスン開始が明け方の1時2時からでダンスタイムが深夜2時や3時からという宵っぱり。 
ドリンクは東京より若干安め(アルゼンチン経済危機のためペソのレートによる)。
高速スピンで大きなポーズきめて競技会みたいに派手に踊る人多し。
一人で来てる人もわりといたが、レッスンなどで顔見知り同士が多めのようだった。
バチャータ流行でバチャータも多め。サルサとバチャータで9割以上。
中南米の中では日本のサルサバーに一番似てるかもしれない。   
    
        


<ペルー>
クラブやエリアによって違いが大きすぎるので一言で言えない。
高級なほうのクラブは内装も豪華で人もおだやかでソファも多くドリンク代も東京くらいだった。
でも治安がそんなによくないないエリアにあるクラブは入場料やドリンク代がとても安かった。が客層が違って柄が悪くて酔っ払いのけんかあるし、飲んだボトルやカップやタバコや飲み残しのビールをダンスフロアに捨てまくるので床がごみだらけで踊るどころか歩けないくらい。
中南米に珍しくナンパが多い。    (→ こういうことって、日本のペルー人の行動に似てる 笑)



他にもありますが、このへんで。

※これはあくまで私の体験からだけの話です。
今年は中南米行ってないので今年の最新情報ではありません。
円安や現地の物価上昇で価格はもっと高くなってるでしょう。 上記の金額は1ドル=100円で計算しときました。
各国で行ったサルサバーやクラブは1軒ではなく、あちこち行きました。



中南米のクラブ活動費は意外と高いでしょう?
中南米後進国だからサルサに行くのも安いんでしょう?」 ときかれたので、各国でサルサに行くコストも書いてみました。

あと、中南米では日本在住の中南米人の踊り方みたいに踊るというイメージが日本で強いようなので、各国でのサルサの踊り方のスタイルも入れておきました。
意外にON1で踊る国あるでしょう?


グループごとにテーブル着席させられ、ウェイターがよく注文とりにくるしウェイターにチップも渡すとこも多いので、日本みたいに一杯飲んで踊って帰るという気楽なことはしづらいですしね…。
そういう意味では日本はサルサで安く気軽に遊べる国なのかもしれないです。
ま、だから日本のサルサバーはレッスンやらないと元がとれないのかもしれないが。。。