Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

映画ワイルドスピードとレゲトン。DON OMARも出演

日本では7月6日に公開される映画、「ワイルドスピード ユーロミッション」を見ました。

北米とラテンアメリカの一部では5月から上映しており、ラテンアメリカではすごい人気です。
スペイン語の題は、「RAPIDOS Y FURIOSOS 6 」で、これは英語の原題の「FAST AND FURIOUS 6」をそのままスペイン語訳したものです。


この映画はに2001年から続いていて今回が6作目。
まるでスターウォーズやダイハードのよう。
6作目の最後のシーンを見ると、まだまだ今後も続いていくようです。たぶんメインの俳優が老いるまで続くのでは…?


もともと改造スポーツ車によるストリートレースなんだけど、そこに巨大犯罪が絡んだり、マフィアと対決したり、いろんなアクションシーンや人間関係が織り交ぜらています。
回を追うごとにアクションや特殊撮影がエスカレートして、今回の新作はかなり大がかりです。
それに日本車のランサーエボリューションスカイラインGTーR、フェアレディZNSXなど、そして欧米車もたくさんでてきてるので車好きにもたまらない映画です。
世界のいろんな国のストリートや道を、車が猛スピードで駆け抜けていきます。各国の風景も楽しめます。


舞台は
1作目がロサンゼルス、
2作目がマイアミ
3作目が東京
4作目がメキシコ (ドミニカやパナマなども一部)
5作目がブラジル(ブラジルのリオデジャネイロ
6作目がイギリス(スペイン、ロシア、日本も一部)
です。


米のロスやマイアミはラテンアメリカ系移民が多いエリアだし、キャラクターにもラテン系が結構でてくるし、4作目と5作目はラテンアメリカが舞台だし、DON OMARも出演してますので、スペイン語で話すシーンがよく出てきます。


華麗な車による街なかでのストリートレース、ドリフト、ヒップホップやレゲトンの音楽とダンス、セクシーな女性、世界各地の風景、アクション。。。

ラテンアメリカの若者達のこころをひきつける要素がたっぷり。


私は、3作目のTOKYO DRIFT(2006年)を2007年に見ました。日本に住んでるラティーノ達がおもしろいからとすすめてくれたので。
※東京DRIFTとテーマ曲のDON OMAR「CONTEO」については、「ダディ・ヤンキー IMPACTOとDON OMARのCONTEO」 で2007年に書きました。


ラテンアメリカでは、「日本といえばTOKYO DRIFTだよね」と言われることがあります。
彼らにとっては東京のイメージはTOKYO DRIFTにでてくる風景。
(確かに一部渋谷とか首都高とかが出てくるのですが、なんか場所によって妙だったり俳優も日本人じゃない人がいたり。実はドリフトやカーチェイスシーンは日本の警察から許可がおりなかったので、アメリカで大半を撮影してあとで東京の風景と合成したそうです。
この映画は世界中でものすごい収益をあげている人気映画なので、次回作でもう一回東京で撮影して、もっと東京の夜景やストリートや、日本人のストリートファッションや現代カルチャーを世界にアピールしてほしいなと思います)


東京ドリフトは全体のシリーズと少し話が離れているのですが、今回の6作目を見るには1作目からのストーリーが分からないと話がつながらないので、6作目を見る前に1-5作目までDVDで一挙に見ましたよ。



映画もおもしろいのですが、魅力的なのはサウンドトラック。
サウンドトラックをそのままパーティでかけられるような内容。

1と2はアメリカが舞台で昔だったので(2001年と2003年)ヒップホップが多かったのですが、2006年のTOKYO DRIFTからレゲトンが登場し、その後今回に至るまで毎回レゲトンも使われています

2004年にDaddy Yankeeのガソリーナ等の大ヒットにより、レゲトンが世界に広まったので、うなずける話。


3作目TOKYO DRIFT: メインテーマになってるのは、DON OMARの「CONTEO」です。
           東京なのでDRAGON ASHなど日本のHIPHOP曲も使われています。
4作目 : PITBULLの曲が5曲も。DON OMARの曲も1曲。
5作目: DON OMARの「DANZA KUDURO」がテーマ曲になっています。
6作目: DON OMARの曲が唯一のレゲトンとして入ってます。



そして、音楽を歌っているレゲトンキングのDON OMARが俳優としても映画に登場しています。

シリーズの5と6作目でDON OMARがカリブなまりのスペイン語でしゃべっています。
映画を見てDON OMARをチェックしてみてください。



さて映画のサウンドトラックに入ったレゲトンの音楽と映画のシーンを見て行きましょう。


★3作目TOKYO DRIFT 

テーマ曲は
DON OMARの「CONTEO」



PV(ビデオ)で映画のシーンを見れます。
これに出てきたハン君というロン毛のアジア人がシリーズ5と6にも登場します。
DON OMARが渋くてかっこいい時代。





4作目 ワイルドスピード MAX

これはメキシコと中南米が舞台となっています。
4作目のPITBULLが5曲も提供。
4作目の映画のシーンとPITBULLの曲の中のレゲトン

PITBULL ft. Pharrell 「BLANCO」



PITBULLが5曲も入ってるので、PITBULLファンは必聴。





★5作目 「ワイルドスピード MEGA MAX


日本でも大流行の「ダンサ・クドゥーロ」はワイルドスピード5のテーマ曲だったのね。

DON OMAR 「DANZA KUDURO」




5作目はブラジルのリオデジャネイロが舞台で、ストーリーもアクションもかなりすごいのでおすすめです。


こっちのビデオで、映画中のDON OMARが見れますよ。









6作目 「ワイルドスピード ユーロミッション」
 

新作の6作目でも、DON OMARの曲が使われています(そしてDONも出演している)。
この曲は、実は3作目のTOKYO DRIFTでも出てきました。

DON OMAR 「bandoleros 」







次のビデオは、この新作(6作目)の映画のトレイラーです(予告、スペイン語字幕)。





最新作のサウンドトラックは





そして6作目の最後でつながるのは、なんと第3作目の東京(7年も前にできた映画)です。
それは今回の「ワイルドスピード ユーロミッション」を見た人だけにわかる…。
(3作目のDON OMARの同じ曲が、今回の新作の6作目でも使われたのは、6作目が3作目につながるからかもしれない)