Life and Dance in Latino Style

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中南米では砂糖に注意

ラテンアメリカでは概して砂糖の減りが異様に早いです。

日本の私の家では砂糖一袋(普通の1kgのやつ)を買ったら、何か月でも(もしかして半年近く)持ちますが、ラテンアメリカでは同じくらいの砂糖の袋が1週間くらいでなくなります。

「もう砂糖がないよ」と言われて、「え?先週買ったじゃん」と言って棚を見るとほんとにもうない。

ラテンアメリカ人のパートナーがいる方やラテンアメリカで暮らしたり中南米でホームステイした方はわかると思います。

信じられないくらい砂糖を使いますよね。


たとえばお茶。
私はお茶が好きで、紅茶やハーブティなどいろいろ飲んでるし、日本の緑茶も飲んでいます。
それは何もいれずにストレートで飲んでるんですが、いつもラテンアメリカ人から「なんでお茶に砂糖入れないのか?」とびっくりされます。
そのびっくりされかたがすごくて、家族をよんで「この人、お茶に砂糖を入れないで飲んでるんだよ!」と珍しがって見られます。

日本人はみなお茶に砂糖を入れないのかといわれるので、紅茶には入れる人もいるけど、緑茶には砂糖を入れないというと「なんで緑茶に砂糖を入れないのか。変なの」と言われました。
日本から持ってきた貴重な緑茶を飲ませてあげたら、一口飲んでげっという顔をされて、砂糖を大さじ3杯くらい入れられました。
玄米茶は「変な魚の味がする」(なんで魚なのかわからない…)と言われました。
でも抹茶入りの緑茶パウダーでお湯に溶かして飲むやつに砂糖を入れてあげたら、「おいしい」と評判でした。ちょうど抹茶アイスとか抹茶ドリンクの味に近いんだと思います。

ラテンアメリカでもTE VERDE(緑茶)という名前のペットボトルが売ってますが、日本の緑茶とはまったく別物。むっちゃ甘いし、TE VERDE のレモン味というのがあってそれはもうアイスレモンティみたいな感じです。


ラテンアメリカは一般的に果物が安いしおいしいから、果物の生ジュースがよくあります。家で果物を買ってきてミキサーにかけてよくジュースつくります。
しかし私がつくると「なんだ、これ味が足りない」とラテンアメリカ人が砂糖の袋を持ってきてどぼどぼどぼって砂糖をいれます。
袋から入れてるからどのくらいの砂糖かわかりませんが、たぶん大さじ6-7杯以上。

家庭で作るフルーツジュースよりも、お店や食堂などのジュースのほうが多くの水で薄めてるからたくさん砂糖が入ってると言ってました。確かに果物の味が薄くてすごく甘いです。

フルーツの生ジュースは体にとてもいいですが、これだけ毎日砂糖とってるとかえって体に悪いんじゃないかと思います。

ホットココア(ホットチョコレート)を飲むときも、ただでさえ甘いココアにさらに砂糖をいっぱい足して鼻血が出そうなくらい甘い。
コーヒーショップでコーヒー頼むと何袋も砂糖がついてくる。


ラテンアメリカでは市販のジュースやコーラなどの炭酸飲料もものすごく飲みます。
家庭でも2リットルボトルとかがんがん買って食事中にも飲むし、外に出かけたときは小さめのペットボトルなど飲んでるし、レストランでは日本みたいに水が出ないからまたドリンクを頼むことになります。

日本ではウーロン茶とかジャスミンティとか麦茶とかいろいろあって、ペットボトルのお茶がいろいろあるからいいよね。
ラテンアメリカではあまりそういう選択肢がない。
コロンビアは水がいいので生ジュースであたったことはありませんが、メキシコは生水が飲めないので生ジュースはリスクあります。メキシコではボトルに入ったコカコーラやビールなどを頼むのが賢明です。


そのうえラテンの人は買い食いや間食をよくするので、もういくら甘いものを食べてるのかわからない。
ケーキとかも大味でむっちゃ甘い(しかも何日も腐らないような)。


アメリカに次ぐ世界第二のコーラ消費国であるメキシコは、肥満と糖尿病の問題が深刻化しています。
たぶんほかのラテンアメリカも結構糖尿病が多いんじゃないかと思います。

ラテンアメリカでは自分の体内の砂糖量があがってる感がする。。。。。
しかも滞在しているとだんだん麻痺してくる。
やばいです。




ブログ内関連過去記事:
「塩を入れるか、砂糖を入れるか、ラテンとのバトル」
「コーラ漬け」
「えっ パスタにもアレ?」
「ペルーとメキシコ料理つくった」