Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

えーーー、そんな意味のサルサの歌だったの?

もうずーーーっと私が大好きなサルサの曲。

「LA CITA」        GALY  GALIANO

GALY GALIANOという歌手はコロンビア人です。
コロンビアのサルサにもこんなロマンチックな曲もあります。

いい曲ですよねー。
よくクラブでもかかります。

ラテンアメリカサルサのコンサート行ったときにも、サルサグループが客に「なにかリクエストある?」ときいたらまっさきにこの「LA CITA」があがりました。
美しい曲だねーとみんなうっとり。
ラテンでもよくかかる有名な曲です。

ラテンの曲には、曲の感じと歌詞の内容にギャップがある歌が結構あります。
歌詞の意味を知ったら、「えええ、まじ????」とショック受けるような。
(例:過去トピックで紹介した 「大泣きしちゃうサルサ」「ロマンチックじゃないバチャータ」

以前、過去トピックの、「サルサ踊るのに歌詞は必要ない?」 において、サルサを踊るときに歌の意味を知ることは必要ないかどうか、で議論が起きました。
この曲の意味を知らないで踊ってたときと、意味を知っちゃったあとでは印象や踊り方がなんか変わったでしょうか?

歌の意味を知らないようがよかった、イメージが変わるから知りたくない、と思う人もなかにいると思うんで、そういう人はこの先読まないでください。

****

で、上の「LA CITA」って曲、とってもロマンチックな感じの曲ですよね。

けど歌詞の内容はドロドロなんです。

cita っていうのはスペイン語で会う約束。
じゃなんの約束なのか。。。

una cita, en este hotel
このホテルで会う約束
です。

この歌を歌ってる主人公は男性で、彼の奥さんが浮気者なんです。
amantesて言葉が何回も歌で繰り返されてますが、奥さんにamantes(愛人)が何人もいるわけです。
その愛人たちと逢引してるのをだんなは知ってて、celos(嫉妬)もあるし心の中では泣いてる。
でも奥さんを失いたくないからずっと我慢してた。

そして、だんなはついに決心して、奥さんにウソの手紙を出してホテルの部屋で会う約束をします。
奥さんはまさかだんなが待ってるとは知らないでホテルにやってきた。

さてそのあとだんなは妻になんと言ったでしょうか。。。????

想像してごらん、僕が僕じゃないと。
僕のことを、君が待ってた他の男(愛人)だと思ってみて。

さあ今、服を脱いで裸になって、
明りを消して
君がいつも愛人たちとやるように、僕とセックスしてくれ。

君が僕をだまして僕のことをあざわらえるのは、もう今日が最後なんだから。

(← もう今日で別れる決心をしたので)

****

ぎゃーーーー、
そんなこと言うか。。。

ラティーノの友達とこの曲を聴いてたら、ラティーノの友達が「俺はこんなこと絶対にできない。自分の彼女や奥さんに浮気されててだまってるなんてできないし、こんなこと絶対に言えない。俺の友達には、彼女に他の男がいるのを知ってたのに彼女を失いたくないから何も言わないで服とかカネとか貢いでいたやついたけどさ。」と言ってました。
もちろん私も無理。この歌の男が理解できない。

この曲にはオリジナルのビデオ(PV)があります。
この曲がロマンチックで美しいと思ってる人にはイメージが崩れると思ったんで、前のビデオを先に紹介しました。 けどこのほうが曲のストーリーがもっと想像できると思います。(90年代初めの曲なんでファッションなどに時代がでてますが… (^^ゞ  )