メキシコの死者の日
メキシコの死者の日(Dia de muerto) は、ガイコツの人形やデコレーションをいっぱい飾る有名なお祭りです。
日本のお盆に似てるんだけど、日本のお盆と違って明るくて楽しい雰囲気。
メキシコでもエリアによって死者の日の祝い方(?)が多少違って、有名なのがミチョワカン州のハニッツィオ島と、オアハカ州です。ここには海外からの観光客もたくさん死者の日を見にやってくるので、早くから予約しないと混みあってるとのこと。
お墓をきれいにお花などで飾りたててキャンドルもつけ、一晩中お墓で過ごすとか、そういうことをするそうです。
オアハカの死者の日
しかし都会や観光リゾート地だと、そこまで盛大に祝わないらしい。。。
お墓で一晩過ごすなんて怖い…と思うでしょうが、メキシコのお墓ってけっこうかわいいんです。
私、友達の家族のお墓参りなどでお墓いったんですけど(普通の日)、お墓にたくさんお花が植えられていて、いろんなデコレーションがされてて明るい感じできれいだなって思いました。子供のお墓だと人形とかもデコレーションされてるし。だから日本のお墓みたいに暗くてお化けが出そうな感じじゃなかったです。
お墓で写真とるのは不謹慎かと思ったんで、写真とらなかったんですが、ネットでみつけた写真を参考までに。
私がいったお墓はもっとデコレーションがいっぱいでかわいかったです。
一度メキシコの死者の日に行ってみたいんだよねー。
メキシコシティ(首都)郊外に住んでるメキシコ人の友達に死者の日をどうやって祝うのかきいてみました。
そしたら、死者の日は家族で一族の墓に行ってお墓をお花で飾りつけするそうです。
かぼちゃでつくったランプを家などに飾ります。
あと、コスチュームきて仮装するそうです。
その夜は子供たちが仮装して、家にねだりにくるそうです。
え?
ちょっと待って。。。。
それって、アメリカのハロウィーンじゃないの????
と言ったらむっとされました。
アメリカのことを嫌いなメキシコ人が多いので、アメリカと一緒にされることを嫌がるのです。
お墓の飾りつけは違うけど、かぼちゃでつくったランプとか、仮装とか、子供が家にねだりにくるとか。
それってハロウィーンじゃん。。。
そしたら「まあ、ちょっと似てるね」という返事。
ところで子供たちは何をねだりにくるの? アメリカみたいにキャンディとかお菓子をあげるの?ってきいたら、
「ちがうよ、 お金だよ」
まじ????
お金ねだりにくるの?
「うん。だから、大人にとってはこの日は結構痛い出費の日なんだよ。君ももし死者の日にメキシコに来るならお金用意してきたほうがいいよ」。
「でもさ町の子供たちがみんなやってきてそれにお金あげてたら、お金なくなっちゃうじゃん」と私が言ったら、
「NO MANCHES UN CHINGO DE CHAMACOS (まさか、(町には)子供うじゃうじゃいるんだから)」ってびっくりされた。
「たんに、親戚の子たちにお小遣いあげるだけだよ」って。
あー、びっくりした。
なるほどね、じゃ日本の正月のお年玉と同じだ。
やっぱ都会だとこんな死者の祭りの祝い方をするところもあるのね。
メキシコはよくも悪くもアメリカの影響が濃い国ですけど、伝統的な死者の祭りにまで影響があるのかな???
日にちも10月末から11月頭と同じだから似ちゃったとか…?
で、私は結局今年も死者の日にはメキシコに行けません。
あーあ、いつか一度は見てみたいな。