Life and Dance in Latino Style

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ペルーでそこまで値切るか…

今日、テレビの「旅サラダ」でペルーのクスコとマチュピチュをやってたので見ました。

女性タレントが旅してるのですが、彼女がクスコのギャラリーでクスコのアーティストの絵を買いました。わりと大きめの絵で1枚4500円。
彼女は「2枚買うから、4200円にして」と値切って買いました。
今回はテレビの取材でテレビ局が全部払うんだから別に値切らなくてもいいのにね、って思いました。
ぼったくりの土産屋なら思い切り値切っていいけど、そうじゃなければ価値に見合った正当な値段を払ってもいいんじゃないかなあ??
まあクスコは大観光地でツーリストばかりで、ツーリスト向けにぼったくり値段をつけてるのもあるので、旅行者が土産屋で値切るのはよくあることですが。

なんでそんなことを書くかというと、そのテレビ番組に出てたその彼女は一泊45000円の豪華ホテルと、片道3時間の豪華列車に45000円、合計90000円を1日でホテルと列車に使ったのです。
豪華ホテルや豪華列車をつかうことはべつにいいし、ペルー観光産業に貢献してると思うのですが。
ペルー人の平均給料の数か月分に値する額を一日で払えるお金があるのに絵は値切るっていうのがなんだかね。
レストランとかでミュージシャンがきたときに、曲をさんざんリクエストしといてチップ払わない人も旅番組でよくあるし。 

あ、クスコ--マチュピチュの列車は普通の旅人が乗る列車はもっと安い料金からあるので、ペルーに個人旅行する方はご心配なく。


マチュピチュはペルーが誇る世界遺産で日本人観光客もたくさん訪れてますが、実はマチュピチュに行ったことがないペルー人って結構いるのです。
マチュピチュって交通費やホテル代や入場料などいろいろ合わせると高くなるから、なかなか行けないとペルー人たちが言ってました。日本に住んでるペルー人もペルーに住んでるときは行けなかったけど、日本に出稼ぎしてペルーに一時帰国したときにやっとマチュピチュに行けた、という人はいます。けど日本からペルーに帰国してしまったペルー人は、高いからもうマチュピチュには旅行できないと言ってました。
インカ帝国の象徴なのに、インカの末裔が行けないなんてかわいそうですね。


そういえば、メキシコの世界遺産のピラミッド(マヤ文明)、チチェンイッツアと、その近くのリゾート地カンクンは日本人観光客に人気のスポット。
でもメキシコ人にそこに行ったというと、「いいな~。行ってみたいけど、高くてとても無理。きっと一生行けないだろうな」と言ってました。カンクンに行ったというと金持ちだとよく言われました。

なんか複雑な気分…。