Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

傷ついてるあなたへ贈ります…

英語だからなんとなくわかるかな。

今日紹介する曲はラテンではありません。R&Bとヒップホップで日本でも昔real loveとかヒットした MARY J BLIGEが歌った曲です。私も好きで昔CD持ってました。でも彼女が歳を重ねて歌ったこの曲はぜんぜん違います。女性のこころの叫びともいえるこの歌を聴いてみてください。

これ英語の歌なんで、日本語に訳してみますね。

歌詞の和訳は別のブログに移動しました。
こちらをクリックしてください

http://diafeliz.jugem.jp/?eid=46

メアリー J ブライジは、アメリカの黒人ゲットーとよばれる貧困層を集めた公営アパート出身で、麻薬の売人やギャングがうようよいる環境で育ったので、この曲のPV(ビデオ)には麻薬やギャングの抗争、だんなからの暴力のシーンがでてきます(暴力シーンがあるんで嫌な人は見ないでください)

この曲をリリースするときにちょうどメアリーは、恋人からDV受けていたそうで、自分の体験と曲の内容が重なってこんなに情感深く歌えたんだと思います。
一番最初に出したライブのビデオのほうは、女性の応援歌のようにきこえるとてもいいビデオだと思ってUPしました。

ラテンブログをやってると、ときどきラティーノとの結婚や恋愛による悩み相談もくるし、ラテン界では実際にラティーノからの束縛やマチスタ(男尊女卑)問題をしばしばききます。ラティーノと結婚した人からは、今までで無縁だったいろんなトラブルに巻き込まれるようになった…という嘆きもききます。

日本人の恋人や奥さんがいるラティーノたちがよく相手の日本人女性にいうのが、「ラテンではそういうもんなんだ」「ラテンと日本は文化が違う」「男はいいけど、女はダメ」というような言葉です。

他のラティーノが、「日本に住んでるラティーノラテンアメリカにいるラティーノは違う」と言ってたけど、ラテンアメリカに行ってみたらほんとうでした。

ラテンアメリカ人にもいろんな人がいるし、いろんな価値観があるのがよくわかりました。

確かに保守的な考えの人も依然としているのですが、向こうの人に言わせると保守的な人は都会ではなくて田舎や地方出身者に多いそうです。
(日本でも農村の嫁に対しては旧態依然的習慣が残ってると言われるから、他でもそういうとこがあるのかも。)
ラテンアメリカは日本では想像できないくらいの超階級社会で、学歴社会。
ラテンアメリカでも都会の学歴の高い女性は特に独立心が旺盛で、男性より強い感じ。

ラテンにはいいひとだってたくさんいます。マチスタのマの字もないような男性だってもちろんいますよ。

じゃあ日本人ならいいかというと、日本人同士の夫婦でも今暴力問題(身体的だけじゃなくて精神的も含めて)が超悪化しています。
日本人男性と結婚してる外国人女性にも被害受けてる人が多い。日本男が「日本では男がえらいんだ」と虐げてるケースもあるらしい。

もしそういうことで悩んでる人がいたらこの歌を聴いて、立ち上がる勇気を持ってくださいね。
相手の言うことにふりまわされないようにね。

文化の違いだとか、ラテンはこうなんだから、日本人には分からない、と彼らが言ってるのは、たんなる言い訳。
こっちがラテンを知らないと思って、言ってるんでしょう。
ラテンはこうなんだっていうなら、日本人とつきあってるあんたも日本のやりかたを少しは学んだら?

相手が泣いてすがるから元さやに戻っても、相手が変わってくれるだろうと期待してもたぶん無理。
同じことを繰り返しながら悪化すると思う。

ラテンを言い訳にすることも、ラテン男に特有の泣いて謝ることも、結局は向こうの思うようにこちらをコントロールしようとしてる。。。。 ← それは上から目線の関係ですよね。

相手はこうなったのはおまえのせいだと責めるだろうし、まわりはそんな男を選んだあなたが悪いというだろうけど、あなたが悪いんじゃなくて たまたま悪い人にあたっちゃっただけです。

人種や国は関係ない。
結局は、人格の問題だと思う。

それにほんとに愛しているんだったら、お互いをリスペクトしあえる対等な立場であるべきでしょ。

だから、
No more pain, No more drama in your life,
No more tears。

泣いてる人生は悲しいよ。
自分の人生を大事にして。
一歩進む勇気を持ってね!

今回は女性に向けて言ったけど、

大きな意味でいうと、ストレスの多い現代社会でいきづまってる人はたくさんいると思う。
男女に関係なく。

Aがダメだったら人生がなくなるんじゃなくて、Aの道がだめでも、まだBもCもDもあるんだよ。
過去のことは変えられないけど、未来は自分で作ってゆける。
自分の人生のストーリーは今からいくらでもまだ書き直しできるんで…