国によって違うスペイン語
前にもここで書いたように、私はスペイン語を勉強したんじゃなくて、ラティーノの会話からおぼえました。
相手の人の国の言葉やアクセントをそのまま聴いて(見て)おぼえるので、いろんな国のスペイン語の言葉が頭に入ってきます。
日本は南米人が多いので最初は南米のスペイン語、その後カリブ弁、それからメキシコ、その後コロンビア。
たまーにスペイン。
国が変わるごとに言葉やアクセントの違いにとまどったものです…。
スペイン語といっても、国や地域によってアクセントや言葉が違うからです。
スペインのスペイン語とラテンアメリカのスペイン語は結構違うし、
ラテンアメリカでも国によって違うし、同じ国の中でも地域によって方言やアクセントが違うんですよ…。
ただでさえスペイン語は複雑なのに… とがっくりしないでくださいネ。
なので、私は話す相手によって言葉やアクセントを変えてます。
どこの国の言葉でもだいたい分かってもらえるけど、ある国独特の言葉を話すと他の国の人が分からない場合もあるので…。
私がおぼえた範囲で例をあげると、
(自分がラティーノとしゃべっておぼえた、彼らから聞いたこと)
例えば、OK。
OKもつかいますが、
ペルーやコロンビアはLISTO スペインや一部のラテンアメリカはVALE、メキシコはSALEです。
「あなたたち」は、中南米の多くでUSTEDESですが、スペインはVOSOTROS.
日本で売ってるテキストにはVOSOTROSで教えてるものが多いと思いますが、中南米ではほとんど使いません。
「君」はTUですけど、アルゼンチンやコスタリカなどでは VOSを使います。
あとに続く動詞の活用も変わるのでやっかい。
コロンビアは、TUはほとんど使わなくてUSTEDを使います。家族同士でもustedを使ってて、よそよそしく思ってしまう。ボゴタの人が特にustedを使うので冷たいと思われがち。他の都市はtuのかわりにvosを使うことも多いです。
私はVOSOTROSやVOSは相手が言うのはわかるけど、自分では使いません。
どこの国の人にもTUで言っても相手には通じます。
でも「うちの国ではTUは使わないよ」とときどき言われることもあります。
TUだとなれなれしく感じる国もあるので、そのときはustedに変えてます。
キューバの言葉にも独特なのがあって分からない言葉がでてくるんですよね。カリブ弁で。
すばらしい! すごい! いいね!は、
一般的には Que bien!
ベネズエラなどは Que chevere!
コロンビアは Que chevere! が一般的で、よく使われるのが Bacano。 あと Que chimba!もあるけど、chimbaは汚い言葉なので女性は使わないほうがいいです。
メキシコは、Que padre! とかchido
コスタリカは Pura vida!
といってました。
Que bien ! はどこの国の人にも通じるけど、コスタリカ人にQue chevere! というと「おいおい、他の国の言葉をつかわないで、Pura vida! って言ってよ」といわれるし、 他の国の人に「Pura vida!」といっても通じません。
なかでもスラングや独特の言葉が多いのがメキシコ。
メキシコは世界で一番スラングが多い国だそう。
しかも下品な言葉が多い…笑。
アメリカの隣なので、英語が混じってたり、英語から派生した言葉もあります。
(といってもメキシコ人がみんなスラングばかりしゃべってるわけじゃなくて、ほとんどスラングを使わない人もいるし、普通は友達同士やカジュアルな状況で使います)
たとえば、
「元気?」は、普通は(カジュアル形) Como estas? ですが、
メキシコでは(カジュアル形) Que onda? もよく言ってます。
首都のメキシコシティは独特のスラングが多く、Que onda,quey (wuey)? とか Que pedo, guey? 。
メキシコは(特にメキシコシティ)、スペイン語というよりメキシコ語のような気がしてきます。
No manches. ふざけんな
cabron! この野郎
Mande? (= Como? ). えっ、なに?
pinche (=fucking),
Hijole (おやまあ)
などなど。
スラング、特に汚い言葉はおぼえやすいし、知ってることはいいのですが自分が使う場合は要注意。
ラティーノの男友達同士でしゃべってる言葉には結構汚いスラングが多いので。
関連ブログ内過去記事
「メキシコ弁とコロンビア言葉」
「中米と南米スペイン語」
「ラティーノからひっぱりだこのスペイン語本」