Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

チニータ

私の友達が私のことを 「チニータ(chinita)」 とよぶので、「チニータっていうのやめてよ」と私は怒りました。

それは、ネットやまわりの日本人から、

ラテンアメリカに行ったら、「チニータ(chinita)」 や 「チノ」といわれた。 
ラテンアメリカ人は、アジア人を見たら全部中国人と思うので、CHINO(中国人)と言う。
ラテンアメリカで「チニータ」「チニータ」と差別用語を言われて、屈辱的だった。。。

… などと よくきくからです。

それをそのラテンアメリカ人の友達に言ったら、びっくりしてました。

チニータっていうのは、別に差別用語じゃないそうです。もちろん日本に住んでいて日本人だとは知ってるわけだから、中国人と間違えて言ってるわけでもないといってました。

ラテンアメリカ人より細い目を持った人への愛称だから、あんまり出身国も関係ないと言ってました。

たとえばラテンアメリカ人と日本人のハーフで、目がくりくり大きくて肌が浅黒い、ぱっと見はラテン人でも、目のはじっこがちょっと切れ長っぽいと、「チニート」って言われてました。
「チニート、かわいい!」って。

そういえば、指差し会話帳「メキシコ」編に、「チニータ」はアジア系の女の子に対して「かわいこちゃん!」というpiropoだと書いてありました。

だからラテンアメリカで、チニータって言われた人は、差別されて言われたんじゃなくてピロポだったかも(女性に、かわいいね、とか声かけるやつ)。


またラテンアメリカ人は、家族とか仲のいい友達同士は、あだなや愛称でよんだほうが親密さが出る(カリーニョ)という風習があります。
背が低かったら、「ちび」っていわれてるし、おなかが出てる人は「ブタ」とかいわれてたり、 肌の黒さが黒っぽい人だと「ネグロ」っていわれてることもあります。
ネグロは知らない人や黒人に対しては差別用語ですが、仲がいい友達同士だとあだなになるそうです。
私の名前でよぶよりも、チニータってよんだほうがより親しみが出る、といわれました。


日本人は欧米人のように目を大きく見せようと必死で、二重手術する人が多いですが、外国人は「日本人のアーモンドアイズはきれい」とよく言ってます。
ラテンアメリカでも「一重の目がかわいい」と言う人は少なくなく、前にペルーで大きい目を一重に手術する人がいる、とニュースでやっていたそうです。まじで?