Life and Dance in Latino Style

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南米コロンビアの料理

ワールドカップで、テレビでコロンビア料理が紹介されているのをときどき見ます。

ネットにはコロンビア料理をつくってみたという投稿も出ていました。

サッカーをきっかけにコロンビアの文化に興味を持ってもらえればうれしいです。


そこで、コロンビアの料理を紹介したいと思います。


コロンビアの面積は日本の3倍あり、地域によって違う国みたいに文化が違います。
料理も地域によって変わります。

私はコロンビアのトロピカルな都市であるカリ市に住んでたので、今回紹介する食べ物はカリ市で自分が食べていたものがほとんどです。

首都ボゴタと第二の都市メデジンにもしばらく滞在したので、そこのも入ってます。

しかし太平洋側(パシフィコ)やコスタ(沿岸部)やカリベ(カリブ海側)などには行った事がないので他の地域の料理はわかりません。



カリでは私はコロンビア人だけに囲まれた生活をして、近所の食堂で毎日食べて、商店で買って店の前におかれた席で食べることが多かったので庶民的なものが多いです。

いいレストランに行けば、もちろんもっとおしゃれな食べ物や飲み物がありますよ。


コロンビア料理はメキシコ料理みたいに辛くないです。
コロンビア人は辛い物が苦手な人も多いので、よくメキシコ人からからかわれてます。

コロンビア人は白ご飯を毎日食べます。
一家に必ず炊飯器があって、ごはんを炊くんです。

ランチの定食の典型は、

白いごはんに、肉か魚料理、サラダ、調理用バナナのフライ、つけあわせのマカロニなどのパスタ、豆の煮込み、
それに果物の生絞りジュースです。

味がマイルドだし白ご飯があるので、日本人には非常に食べやすい。

私はコロンビアにいる時に毎日食堂の定食食べてました。
飽きないです。


それに野菜が多いし、果物が豊富で安いから毎日生ジュースを飲めるし、野菜と肉の具沢山スープが必ず定食についてるけどこの肉が骨付きの肉なのでコラーゲンたっぷり。
コロンビア料理を毎日食べてると肌のつやがよくなると思いました。



これが私がコロンビアのカリでよく行ってた食堂のランチです。
この店は近所の食堂でも一番安くて一番庶民的な店。

カリなので料理もカリのです。

左の緑色のスープが、カリのサンコーチョ。
右側は、カルネアサード(牛肉の炭火焼き)、調理用バナナのフライ、 パスタサラダ、サラダ、白いごはん、
これにアグアデパネラのジュースがつきます。

このランチの定食で280円でした(2年前)。

カリは首都ボゴタに比べると安いと思います。


サンコーチョ







次にコロンビアの典型的な料理を紹介します。

レシピつきです。

コロンビア人が典型的なコロンビアの作り方を説明してるのはスペイン語が多いので、ビデオはスペイン語です。

なので別に英語のレシピも添えました。英語の方は作り方が少し違うかもしれませんが。
読めない人はgoogle翻訳使って読んでみて下さい。









アヒアコ 

AJIACO

典型的なコロンビア料理といえばアヒアコ

アヒアコは、鳥とポテトのスープです。

アヒアコボゴタでよく食べましたが、見た目がちょっと緑っぽい。

コロンビア人はアヒアコをメインについたスープとしても食べるし、メインとしても食べてました。








作り方





コロンビアに行った日本人の方が作り方を書いてました。日本語なのでわかりやすいですね。


「http://www.yuruikeidanshi.life/entry/how.to.make.ajiaco」







 サンコーチョ

SANCOCHO。


サンコーチョは、サッカーの関連で日本のテレビでもコロンビア料理として紹介されてました。


サンコーチョもアヒアコと系統は同じで、野菜と肉のスープです。

でも材料が違う。
コロンビアのサンコーチョはユカ芋と調理用バナナが入ってます。
日本のペルーレストランでユカ芋食べれるので。南米食材店は調理用バナナ(プラタノ)も売ってます。



サンコーチョは南米や中米の各国で食べられていて、国や地域によってちょっと違います。


私はコロンビアのカリ市にいたので、カリのサンコーチョを紹介します。

私はコロンビアの料理の中で一番好きなのがサンコーチョです。
日本に帰ってからも、カリのサンコーチョ食べたいって思います。
日本にないので。

この緑のスープがカリのサンコーチョ。






でも同じコロンビアでも首都ボゴタで食べたサンコーチョは、味もちょっと違いました。
地方によって違うので。



コロンビアのサンコーチョ。








これはコロンビアのサンコーチョの作り方です。

作り方。





英語のレシピはこちら。

https://www.mycolombianrecipes.com/sancocho-trifasico-three-meats-sancocho









バンデハ デ パイサ

BANDEJA DE PAISA

これは日本のテレビでも紹介されてました。


私はこの料理はコロンビアの首都ボゴタと第二の都市メデジンで食べたけどカリでは食べてないです。
これはコロンビアの典型的な料理なのでレストランにはバンデハあるけど、カリではそんなに食べられてないような気がします。そんなに見なかったです。

この料理はコロンビアで食べられてるものを盛り合わせた感じ。

白ご飯に、チョリソー(ソーセージ)、チチャロン(豚をあげたやつ)、豆の煮込み、調理用バナナをつぶしたもののフライ、ひき肉、アレパ、目玉焼き。









レシピは






英語のレシピ

https://www.mycolombianrecipes.com/paisa-tray-bandeja-paisa








● エンパナーダ

EMPANADA

これも日本のメディアで紹介されてました。


エンパナーダは、小さいピロシキみたいなやつで、日本人はきっとみんな好きだと思います。

コロンビア人は辛い物をほとんど食べないんですが、エンパナーダにはアヒという辛いソースを添えます。
お店でエンパナーダ買うとアヒつけてくれます。
アヒをつけて食べる人が多い。
アヒは唐辛子やパクチーで作ったソースです。






これがコロンビアのエンパナーダの作り方。






英語のレシピ

https://www.mycolombianrecipes.com/colombian-empanadas-empanadas-colombianas








アレパ

AREPA


アレパはとうもろこしの粉でつくった薄焼きパンみたいのです。

アレパはコロンビアとベネズエラ両方の料理で、コロンビアとベネズエラどっちが本家かで争ってます。
歴史をたどるとアレパは先住民族の食べ物で、コロンビアとベネズエラは隣同士の国で昔は一緒の国だったこともあり、先住民族はどっちの国にもいてどっちでも作ってたので、両国みたいですね 笑。






アレパはコロンビアではメキシコの主食のトルティーヤみたいなもの。
つけ合わせにすることもあれば、アレパに具をはさんで食べることもあります。


コロンビア人の典型的な朝食が、コーヒーとアレパとスクランブルエッグ。

アレパはスーパーで売ってます。
コロンビア人はアレパを作らずにスーパーで買う人が多かったと思います。具が入ってるのだと店で食べてた。
アレパを焼く網みたいのはコロンビア人の家には必ずあります。


アレパの中に具材が入ったものは、コロンビア人のファストフードですね。
私は夕食に食べてました。


アレパの作り方。
このビデオでもいってるように、アレパ用のとうもろこしの粉が必要です。
下記のお店に売ってます。















カルネ・アサーダ と チミチュリ

CARNE ASADA

CHIMICHURI


炭火焼きのビーフです。

炭火焼き専門店に行くと、大きなステーキが食べられます。

カルネアサーダによくついてる緑のソースが、チミチュリ。

私はこのチミチュリがすごい好きで、チミチュリくださいってよくオーダーしてたんですが。

チミチュリってコロンビアのだと思ったら、アルゼンチン発祥なんですね。

コロンビアのはかなりガーリックがきつかったです。
にんにくやパクチーやパセリなどが入ってます。
肉につけて食べるとすっごいおいしい!


これはコロンビアのレストランのです。

肉に添えられた緑のがチミチュリ。












● ティラピア

TILAPIA FRITA


これはカリの料理です。
カリは太平洋側に近いのですが、輸送がよくなくてシーフードがあまりないから、川魚がよく食べられています。

カリでよく食べられてるのがティラピア
日本でも鯛に味が似た魚と最近話題になってますが。

カリではティラピアを丸ごと揚げます。
ティラピアぎざぎざの歯が見えるので、歯が怖いって思いました。
首都ボゴタの友達がカリに遊びに来た時に、ティラピアをごちそうした、「なにこれ? 歯がある。骨がたくさんある。でもうまい」って驚いてました。












チュレタ デ セルド


CHULETA DE CERDO








これは、カリ発祥のコロンビア料理だそうです。

カツレツなんだけどね。
なんで、カリ発祥なんだろう。

カリではCHULETA DE CERDO とよばれていました。

どうカリ風なのか知りたいのでレシピをみます。

あー。アグアパネラ(さとうきびの甘い水)を使ってる。カリはさとうきびの名産地です。







パンデボノ

PAN DE BONO


これはコロンビアのカリの名物です。

スペイン語でもパンはパンなんですよね。

これはチーズが入ったパンです。

焼きたてはほんとにうまい。店によってはほんとにおいしい。






私がカリで食べてたのはドーナツ型の。
これを朝食によく食べてました。

1個20円から40円位(店により違う)でした。







● コロンビアの典型的な料理まとめ。






これはボゴタのです。

左がアヒアコ、右上がサンコーチョ、右下がバンデハ・デ・パイサ。







ま、とりあえずこんな感じです。


他にもいろいろあるんだけど。

コロンビアではこんなものを私は食べてました。


今回のこの記事書いてたら、コロンビア料理が食べたくてたまらなくなりました。
もう2年も食べてないので。





食材は、日本の普通のスーパーで売ってないものもたくさん使ってますよね。


日本はブラジル人とペルー人が何十万人も住んでるので、南米食材店があるんです。

南米の食材は日本の南米食材店で手に入ります。
ペルーとコロンビアが中心ですが、コロンビアやメキシコなど他の中南米の食材も売っています。

食材だけじゃなくて飲み物やお菓子や、南米のコスメなどの雑貨も売ってます。


東京は、五反田に2軒あります。
ペルー領事館と同じビルに入ってる、ペルー人が経営しているKYODAI マーケット。
私もここは何度も行った事があります。

KYODAI マーケットの商品は通販でも買えます。

こちらをクリック。





それからムンド・ラティーノ
ムンドラティーノは通販もしてるので、これを見て下さい。
こちらをクリック


ムンドラティーノ



この2店は、品数が多くて、メキシコやコロンビアなど中南米の各国の食材も買えるそうです。
日本にない生の唐辛子とか、調理用バナナやユカ芋、アンデスいもなども手に入りますので見て下さい。





次回はスイーツとドリンクを紹介しますね。



「南米コロンビアのドリンク」

「南米コロンビアのスイーツ」