Life and Dance in Latino Style

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南米コロンビアのドリンクについて

昨日は南米コロンビアの食べ物を紹介しました。

今日はコロンビアのドリンクを紹介しますね。

コロンビアのあちこちで飲めるポピュラーなドリンクです。

コロンビアの特産のコーヒー、ジュース、ソフトドリンク、お酒までいろいろあります。



私はコロンビアのカリ市に住んでたので、カリで自分が飲んでいたものが中心になります。

前の食べ物編もそうですが、自分が現地でよく飲食していたものを紹介してます。

他の都市にはなかったり、名前は同じでも材料がちょっと違うのもあるかもしれません。






果物の生ジュース


コロンビアは、水道水が飲めます。

そして果物王国というくらい果物が豊富。

あ、コロンビアは生物の多様性では、世界で第2位なんです。
鳥の種類では世界一、植物の種類は世界2位、花の種類で2位です。


私が住んでいたコロンビアの第三の都市カリ市は、蒸し暑いトロピカルな気候でフルーツが多いです。
果物の木が街路樹など道端にあります。
果物があるからホームレスでも飢えないと言われてるほど。



カリのスーパーでは、グアバが1キロで40円位。
マンゴーのでっかいやつが(20㎝くらい)60円位でした(2年前)。


安いし身体にいいので、毎日果物を買っては生ジュース作ってました。

私が好きだったのはグアバジュースです。
ほぼ毎日作ってました。
生のグアバジュースなんて日本では無理ですからね。



食堂の定食にも、必ず果物の生ジュースがついてきます。


コロンビア人のキッチンには必ずジューサーと取っ手がついた網があります。
生ジュースを作って、搾りかすをこすためです。


コロンビア人は野菜と果物をたくさん食べます。

昨日紹介したコロンビア人が毎日食べる肉と果物のスープ(サンコーチョ)は、骨付きの肉が入ってるのでコラーゲンたっぷり。
コロンビア料理と飲み物は肌にいいと思います。
コロンビアにいると肌のつやがよくなるので。



カリでよくでてくる生ジュースは、マンゴー、グアバ、ライム、オレンジ、LULA、tomate de arbolなどですが、他にもいろいろあります。



これはコロンビアの朝食の写真で、マンゴーを食べてパパイヤの生ジュース飲んでるそうです。








これはLULAという果物を絞ったジュース。
LULAの見た目は柿みたいなんですが、ちょっと酸っぱい。

コロンビアのカリ市の典型的なドリンク。
美容にいいとコロンビア女性から言われたので、私はよく作って飲んでました。














コーヒー


コロンビアといえばコーヒー。

コーヒーの産地です。
コロンビアにはその名もカフェ地方という地域があり、そこにコーヒーの産地が多いです。

スタバのコーヒーの産地で一番多いのがコロンビアだそうで、コロンビアはコーヒーの産地でJUAN VALDEZというコロンビアのコーヒーのチェーン店があるのに、スタバがコロンビアに進出してます。(ちなみにスタバは生産者からひどい搾取をしている)。

コロンビアで普通のブラックコーヒーをTINTOと言います。
普通のスペイン語では「TINTO」は赤ワインなので、私は最初にコロンビアに行った時にコロンビア人から朝に「TINTO飲む?」といわれて「いや、朝から酒は飲まないよ」といったら「いやいや、コーヒーだよ」と言われて笑いました。

小さめのカップで、砂糖がすでに入ってるので甘いです。


これがコロンビアのコーヒーのチェーン店。
JUAN VALDEZ。
コロンビアに行ったらどの街にもあるんで、行ってみてください。
いろんなコーヒーが飲めますよ。










コロンビア人がいうには、良質なコーヒーは輸出用なんだそうです。
いいコーヒーは海外への輸出用で、コロンビア人は残りを飲んでるわけですね。
スーパーには安いコーヒーが売ってます。

日本への土産用にはどのコーヒーがいいかときいたら、コロンビア人みんなが答えるのがJuan Valdezのコーヒー。これが海外用の良質豆なのでおいしいと。
私はコロンビアでそれを買いました。


日本ではここから買えます









ビール


コロンビアのビールはミネラルウォーターと同じか安い位の値段です。



これはコロンビアで一番おいしいと言われるビール。
CLUB COLOMBIA


クラブコロンビア




ボゴタの人がよく飲んでるビールはPOKER







このAguilaもよくあるビール。

隣のREDDSは甘いビールです。
私はこれをよく飲んでました。苦いのが苦手な人におススメ。












●コロンビアの市販のジュース


コロンビアのスーパーや売店などでよく売られてるジュース。


POSTBON。
POSTBONはコロンビアの最大手の飲料メーカーで、ここのジュースが一番ポピュラーです。


ポストボン




HIT。
HITもいろんなジュースを出してます。果物系。
え、HITって隣国のベネズエラのだったんだ、ビックリ。
よくHIT飲んでた。


ヒット ガセオサ





コロンビアーナ

コロンビアのコロンビアーナという炭酸飲料。よく売ってる。かなり炭酸がきつい。

コロンビアーな







●CHAMPUS


これは、カリ名物のCHAMPUS。

CHAMPUS売りがカリの名物。


上で説明したLULAのジュースに似てるんですが、カリではLULAにパイナップルやオレンジなどをいろいろ入れて作ります。


この写真の左がLULA
右がCHAMPUS。










●アグアパネラ

カリ市は空港を降りたらさとうきび畑が続いています。
昔のスペイン人植民地時代にはスペイン人が経営するさとうきびプランテーションがあり、黒人がたくさん奴隷として働かされてました。

今もカリ市はサトウキビと黒砂糖が特産です。

サトウキビから作るこのアグアパネラはカリの名物の飲み物。

黒砂糖とライムの生絞りから作るジュースです。
甘いけど、黒砂糖とライムなので身体にいい。

カリで食堂に行くとアグアパネラが出ます。
家庭にもよく置いてあります。










ラム酒

コロンビアといえば、ラム酒
上記のようにさとうきびが特産なので。


クラブに行くと、ラムをボトルで頼みます。
ラム酒か、コロンビアのお酒アグアルディエンテ。
クラブはたいていこの2種類です。


コロンビアのカリで一番人気だったラムがこのCALDASでした。
クラブに行くとこのラムばかり。
CALDASは結構匂いも味もきついんで、私はあんま好きじゃないけど、カリのクラブやフィエスタはこればかりです。

カリのじゃなくて、マニサレス市のラム。


カルダス






Aguardiente

アグアルディエンテ


コロンビアのお酒といえば、これ。

アニス(日本のニッキ)の匂いがすっごい強くて、私は嫌いです。
日本でコロンビア人に飲まされて、一口飲んだだけなのに強すぎて倒れました。
アグアルディエンテを飲むと倒れるので、コロンビアではどんなにすすめられても絶対飲みませんでした。








アグアルディエンテは、日本ではこちらで売ってます。
 ↓








コロンビア人は、ラムやアグアルディエンテを一口サイズの紙やプラスチックのカップに入れてストレートで飲みます。

クラブに行くと、ラムのボトルを頼んでラムを一口サイズのカップに入れ、隣にコーラを普通のコップに入れて氷を入れて飲みます。
ラムとコーラと交互に飲む。

アグアルディエンテだと、水と交互。



私がラムをコーラに入れたら、「こら」って怒られました  (← おやじギャグじゃないです。)

「ラムにコーラを入れて飲むなんて、女しかやらないよ」って友達に言われて「私、女なんですが」って言ったけど。

コロンビア人の女性は、コーラとラムを混ぜてクーバリブレ(キューバリブレ、ラムコークのこと)にはしないですね。分けて交互に飲みます。


じゃコロンビア人はカクテルは飲まないのか、というと、カクテルもありますよ。

でもクラブではカクテルがない店の方がカリには多いです。
カクテルは一杯1000円以上しますし。

カリではクラブにはカップルかグループで行くので、グループでボトルを頼んでボトルで飲む人が多いです。
残ったらボトルは持ち帰り。
カップルでも大ボトル注文しなきゃいけない店も多くて困りますけどね。店によってはハーフボトル置いてる。
コロンビア人には一人でクラブに行く人はいないし、もし行ってもビールの小瓶やカクテルなど一人ずつ飲めるものを置いてない店がほとんど。






さてドリンク編はいかがでしたか?


前回書いたコロンビアの食べ物編はこちら 
→  「南米コロンビアの料理」



次回はコロンビアのスイーツ編です。




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