Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

社交ダンス系とクラバー系

ラテンクラブには、「サルサクラブとDISCOTECA」の2種類があるといいましたが、



同様に、日本のラテン(サルサ)クラブに来ている人にも違ったタイプがあるような気がします


てきとーに今考えてみると、
1. SHALL WE DANCE系

2. クラバー系


 


…とか。。。 両方とも私がいま勝手に思いついて名づけてみただけなんで、気にしないでください。



①のSHALL WE DANCE系


ダンスを習って習得していく。 
習い事や趣味として毎週通っている。 クラブのレッスンでは、レッスンで習ったことを復習・練習することもある。 
何年も練習してステップアップしていく。



②のクラバー系


週末の楽しみ、ダンスが好きだから、ラテンミュージックが好きだから、またはストレス発散でクラブに遊びにきてる。
クラビング(night clubbing) が好きな人。




つまり、サルサ


①にとっては、習い事


②にとっては、夜遊び みたいな感じなのかな????




③ 中間派、どっちでもない系


①と②の中間とか、どっちともいえない人もいるでしょうね。レッスンも通ってるけど、クラブに行ったときは、関係なく自由に楽しむとかね。どちらともいえないひと。こういう中間の人が一番サルサクラブを満喫してるのかも??  


私の友達には、③のタイプがいます。欧州人なんですが、ヨーロッパでキューバサルサのレッスンをちゃんと受けて習得しました。クラブに、キューバ人のダンサーたちがいたら、華麗にキューバンで踊ってます。でも南米とか違うサルサスタイルの人なら相手に合わせてるので、誰とでも踊れます。 他のダンスになると(サンバ、トランス、POPS、アラビア風)、自己流ではちゃめちゃに楽しく踊ってます。 ときにはジャンルが違うクラブ(ヒップホップやR&Bやテクノやブラジルなど)にも遊びに行ってるし、まったくこだわりがありません。


あ、もう1人いた。以前レッスンを受けていた頃、一緒のクラスにいた日本人女性です。レッスン中は真剣に学んで、中級レベル。 でもクラブで彼女を見かけたときは、ラティーノのボーイフレンドと一緒にきていて、南米サルサでゆっくり踊ってました。


 




誤解を生んだみたいなので、もういちど。。。。書き直すと、


スタンダード 



クラブではゆるく楽しむ、


っていったほうがいいかな??? 


 




ラテンアメリカ人にはたぶん ② が多いでしょうね。日本のラティーノスばかりのラテンディスコはそんなかんじ。 ①のラティーノスもいますが、サルサティーチャーとかプロダンサーとか。


一方、サルサ界の日本人は多くが①なのかな。 日本でサルサやってる人で ② はマイノリティなのか、それとも潜在的には多いのかな。 サルサのブログやコミュニティ、サークル、ホームページのほとんどが①だから、 私のブログみたいなのは少ないと思います。




私は、一人の先生にも師事してないし、サルサ界に入ってない異色な存在。
テクノとかハウスのクラバーだったんだけど、去年からラテンにはまったので、週末のクラビングにラテンが加わったという感じ。


(注: けれど、サルサを始める前はいろんな情報を集めてリサーチしたし、最初のうちはレッスン受けてたし、サルサティーチャーとも何人もお話したことがあるし、サルサのHPやブログもよく見てるので、サルサ界を知らないわけじゃないし、実はちゃんとスタンダードなサルサも習得してみようかなーとも思ってはいる…)






サルサばかりかかるクラブは、①の人にウケがいいです。
①の人が多いクラブでレゲトンかけたら大変。クレームでます。
逆に、②の人やラティーノスが多いクラブや時間帯になると、レゲトンかけないと文句がでます。



逆に、②の人から見たら①の人たちは型にはまりすぎてる、堅苦しい、つまらない、と思うかもしれません。


①のなかにはサルサのルールやマナーを言う厳しい人もいるし、 ②は "たんなる遊びなのになんで細かくて厳しいルールがあるの?” って思う人もいるかも。


①と②はきっと、普通の生活なら混在しないような違うタイプかな。




クラブの住み分けがされてれば、対立も起きないでしょうけど。



でも住み分けされてるところもあるかな。たとえば カリベ⇔EL CAFE LATINO  とかね。 でもエルカフェには①の人も来るので、深夜のエルカフェに不快感を抱いてるコメントもよく目にします。逆に、もし①の人が(ラテンアメリカ人ばかりの)ラテンディスコに来たら浮いちゃう可能性もあるでしょうね。


しかし、住み分けがなくて混在してるラテンクラブ(たとえばSUDADACOPACABANA みたいな)のほうが圧倒的に多いです。


サルサを極めている人たちの中には社交ダンスのラテン部門みたいな人もいます。実際、社交からサルサに移行してきた人(もしくは並行してる人)もいます。
サルササークルには、朝日カルチャーセンターや市民センターのダンス教室みたいなのもあるし。
逆にレゲトン好きな人にはHIPHOPのB-BOYや(トランス)レイバーみたいな人もけっこう多い。


→ それが全部混在してるのが、ラテンクラブの現実です。


つまりたとえていえば、世田谷の閑静な住宅地にお住まいの奥様と、渋谷のギャルが一緒にいるような場合も実際あるってこと …!? ははは 笑。 毎週パフォーマンスの練習をしてがんばっているビジネスマンと、HIPHOPクラブ(ガスパニック99とか)にも出入りしてるHIPHOPファッションのラティーノスの若い子では、ぜんぜんタイプが違うでしょ。 双方で意見合わせろよっていっても、ちょっと難しいのかな…?





よく考えたらすごくおもしろい場ですよね~


ほんとにここまでいろんな人が(年齢、人種、ジャンルなどなど)さまざまいるクラブは、日本ではラテンクラブくらいじゃないでしょうか。


私は子供からおじいちゃんまでいるラテンディスコが好きです。
おじいちゃんが踊ってるからといって、ラテンディスコでは嫌な目で見たりしません。ダンスは、みんなの生活の一部だからね。


だから、ラテンクラブもいろんな人がいていろんな楽しみ方があっていいと思う。①と②どっちがいいかとかじゃなくて、どっちだっていい。 


ダンススタジオとかダンスのイベントやダンスサークルならともかく、クラブはいろんな人が来てる場所(BAR)。 BARだから、基本は、お酒飲んで気持ちよく話したり踊ったりして楽しむ場所ですね。


それを、こうしなきゃダメだ、これは型から外れてるからおかしい、こういうダンスは違う、レッスン受けるなんて変じゃんとか、国や人種が違うのはダメだ、とお互いに排除しあっちゃ…。 排他的なのはあんまり好きじゃないので。
(← ①も②もお互いにね。)



楽しめればいいじゃん、って思います。

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サルサメレンゲはもともとストリートダンスだよ。


いまもそうだけど。



みんなで楽しく踊りましょうね♪