「Despacito」をどう踊るか (kizombaの場合)
今世界で大流行中の「Despacito」。
これをどうやって踊るか。
ダンス動画をyou tubeでいろいろ探してみたけど、これというのがまったく見つからない。
こんだけ流行ってるので世界中の人が「despacito」を踊ってる動画をupしてるんだけどね。
you tubeにあるのは、zumbaとかcoreógrafoとかzoukとかkizombaとあとフィットネス系が大半でした。
「Depacito」の曲の解説と、歌詞の和訳と歌詞のよみがなは、以前このブログにupしたので過去記事みてください。
(ジャスティン・ビーバーの英語remix版もあるよ)
↓
「 Despacitoの歌詞の和訳とよみがな Luis Fonsi ft daddy yankee(ジャスティン・ビーバー版も)」
世界中がラテンの曲を踊ってるのはほんとにうれしい。
ラテンで世界を明るくしよう!
でもラテンのクラブや中南米のディスコテカで踊ってる踊り方とは違う。
たぶんラテンのクラブでは、たぶん「despacito」をレゲトンっぽく踊るんじゃないかと思う。
ハードなレゲトンじゃなくて、ソフトなレゲトンで男女でセクシーにからんで踊ってるんでは。
私は日本のクラブはタバコがあるんで最近クラブに行ってないので、クラブで動画撮った人がいたらupしてくださいね。
待ってます。
歌詞がかなり男女のセクシャルな内容で、密着して踊ってエッチという内容なので、男女で向き合ってくっついて踊るのが歌詞には一番あってると思います。
ビデオでluis fonsiとミスプエルトリコがからんで踊ってるように。
フィットネス系で横に並んで動きが激しく踊るのは、楽しいけど、歌詞の内容とは外れるんですよね。
けどこのごろラテンミュージックは、エッチ系よりは健康的で子供でも女性でもみんなで楽しく踊れる方が、世界で売れやすい。
ラテン音楽界、特にプロデュースする側は、スペイン語圏だけじゃなくて世界で売るためにそれを戦略にしてると思う。
レゲトンのドン・オマールが「Danza Kuduro」や「Zumba」でズンバやホームパーティでよく踊られたように。
レゲトンは昔はめっちゃ歌詞がエッチでビキニのお姉ちゃんのビデオばかりだったけど、今はだいぶ変わったように。
特にダディ・ヤンキーは、レゲトン界のキングなので先頭で引っ張っていく立場だからね。
で、私のイメージとは合わないんだけど、you tubeにupされた中からおもしろいと思ったダンス動画をピックアップしてみます。
まず、歌ってる本人のLuis Fonsiがプライベートで踊ってるビデオ 笑。
最近ラテンの芸能界をお騒がせしてるイタリア人富豪でJ Balvinの「Mi Gente」のミュージックビデオにも出てたGianluca Vacchiと一緒です。
まあ、これはちょっとプライベートのおふざけだけど。
「despacito」はプエルトリコ人のLuis FonsiとDaddy Yankeeが歌い、ビデオにミスプエルトリコが出演し、プエルトリコの監督で、プエルトリコのサンファンで撮影された、プエルトリコの歌です。
なのでダンスのビデオもプエルトリコのにしてみました。
プエルトリコといえば、レゲトン王国でサルサの国でもあります。
が、これはラテン界でも最近流行ってきてるkizombaです。
プエルトリコにあるkizombaのチームらしい。
だからビデオはプエルトリコで撮影してるし、この人たちもプエルトリコ人だと思うのでムードがいいと思います。
女の子の動きがきれい。
私はkizombaは踊ったことがないけど、世界のラテン界で流行ってきてるのでよく話はききます。
kizomba (キソンバ)って何?
kizombaは、実はアフリカのダンスです。
アフリカにアンゴラという国があり、アンゴラ発祥のダンス。
アンゴラは元ポルトガルの植民地だったので、ポルトガル語圏。
なので、ポルトガルと、ポルトガル語圏のブラジルとは、文化がかなり交流していて共通してます。
だからアンゴラからポルトガルやブラジルを経由して、スペイン語圏のラテンダンス界の方に入ってきたのかな。
アンゴラっていうとあれですよ。
Kuduroの発祥地でもある。
ドン・オマールの「Danza Kuduro」が流行った時に、なぜ「Danza Kuduro」は元歌がポルトガル語で、ドンのバージョンも半分がポルトガル語なのか。
「kuduro」とはなんなのか、ということをこのブログで説明しましたよね。
それについては前に書いたこの記事を読んでください。
→ 「 Danza KuduroのKUDUROってなに?」」
kuduroもkizombaと同じアフリカのアンゴラで生まれたダンスです。
それがポルトガルで人気になって、ブラジルで人気のダンス。
kuduroを使った曲をLucenzoがポルトガル語で歌って、Lucenzoはレゲトン歌手とも活動してたのでドン・オマールとコラボで歌って世界的に大ヒットしたしたんですね。
アンゴラは音楽とダンス的にはなかなか面白い国です。
と、話がずれましたが、「despacito」に話を戻します。
「Despacito」は歌詞がかなりセクシャルでエロチックだけど、ロマンチックでもあるので、あのまったりしたリズムやluisの歌い方がねっとりしてますよね。
あのねっとりは、歌詞の内容を表現してるんでしょう。
だから、「despacito」は男女でくっついてねっとりセクシーに踊るのが、歌詞に一番あってるっていうわけです。
そんなセクシーな踊りなんてクラブでできるわけないだろうというみなさん。
日本でもラテンのクラブではそういう風に踊ってますがな。
一度行ってみてください。
ラテンのダンスって、サルサでも、バチャータでも、レゲトンでもみんな男女ペアで踊るんですよ。
だから日本のラテンのクラブでは、だいたい男性が女性に声をかけて踊ってます。
(中南米人ばかりのクラブだとカップルやグループできてる人が多いが、日本人が多いクラブだと一人か同性同士で来てる人が多い)。
ラテンのダンスって、もともとは男性から女性の求愛のダンスだったり、言葉がなくてもダンスで男女が通じあったり。
だから、ダンスで男女が知り合ったり、ダンスで会話したり、恋人や夫婦なら愛のダンスを仲良く踊るという感じなのです。
『Despacito』関連のブログ内の過去記事は :
「 Despacitoの歌詞の和訳とよみがな Luis Fonsi ft daddy yankee(ジャスティン・ビーバー版も)」
「 Despacitoのビデオのプエルトリコの撮影地が人気観光地に」
「 Despacitoってなんのジャンル?」
「Despacitoをどう踊るか (kizombaの場合) 」