Life and Dance in Latino Style

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中南米ではサッカーの試合にご注意

ラテンブログを書いてるので、「中南米の治安はどうですか?」とか「どこが強盗多いですか?」とかよくきかれるんだけど、強盗対策だけじゃなくてサッカーの試合に注意したほうがいいと思います。

中南米でもプエルトリコキューバドミニカ共和国みたいな野球国もあるけど、メキシコや中米や南米のサッカー国の話。

メキシコ、コスタリカパナマ、コロンビア、エクアドル、アルゼンチン、ブラジル、パラグアイウルグアイ、ペルー、ボリビアなどなど、サッカーに熱狂的な国。
特に南米。



私はコロンビアのカリ市にいるときに、治安についてジモティに聞いたときに、カリっ子の誰もが「Estudioには住まないように」といいました。

Estudioはスタジアムの意味で、サッカーのスタジアムがある駅。

コロンビアはだいたいサッカーのスタジアムがあるとこの駅にはEstudioとかの駅名やエリア名がついてることが。
メデジンもそうだけど。


Estudioの近くに昔から住んでるカリっ子の友達によると、試合のある日は駅が試合の観客でカオスになるから駅使えないし、試合の後にサポーターが暴れて家にビール瓶投げ込まれたり暴れるから困ると言ってました。


カリ市にはサッカーのクラブチームが2つあります。
CaliとAmericaっていうチーム。
特にこの2つがカリで戦う試合の日が荒れる。


先日はクラシコでこの2つのチームの試合がカリのスタジアムであったんですが、試合の最中からサポーター達が暴れ始め、サポーター同士でけんか始めて、警官がとめたらナイフを持ち出して抵抗したり、サポーター達がピッチに走り出てて大変な騒ぎになりました。






その後スタジアムの外でもサポーター達の争いが続き、大通りで銃を撃ちあってるビデオがSNSにupされてました。

その大通りは私もよく通ってたところ。
中心部の方だし、あんなところで銃の撃ち合いとかありえない。
それで一人が頭を撃たれ、脳死状態になりました。
暴れてたのは20歳前後の若者達です。


また別の日は高速道路のトンネルみたいなところで、サポーターがバイクで暴走族みたいな走りをして、一般車両に迷惑をかけました。

スタジアムの周りだけじゃなくて、バイクに乗りながら器物を破損したり、相手のサポーターのバイクに棒を投げて転倒させて死傷させる事件も以前ありました。


そしてその後日、今度はカリのチームがメデジンのクラブチームと戦う試合がメデジンであったんですが、メデジンのサッカーチームの施設の前でカリのチームのサポーター達が暴れて、爆破物でゴミ箱破壊したりしました。

また別のチームのサポーター同士でけんかになって相手を殺したりという事件も今年に入ってから何度かおきてます。

全部18歳から20代頭くらいの若い男の子達。


あまりに暴力的になったので市民も困っていて、サッカーのフーリガンをどうにかしろと国内でも大問題になってます。



私はコロンビア人達からサッカーの試合がカリである日のその時間帯と夜間は外に出ないようにといわれてたので、サッカーの試合のある日は家でおとなしくしてましたよ。

もし出かけるとしたらスタジアムとはまったく関係ない遠いエリアに行くくらい。



メキシコもサッカーファンが多い国で、試合がある日はメキシコ人達と家でビールを飲みながらみんなで観戦してました。
でもスタジアムに観戦に行くときは私はおいていかれました。「女は危ないから」といわれました。



アルゼンチンに行ったときにはW杯の南米予選かな、大きな試合がある日で、かなりたくさんの人が繁華街に繰り出してバーなどで観戦してました。
なので私は夜は宿に戻りました。
サッカーのある日は夜間はおとなしくしろとコロンビアで習得したので。


アルゼンチンとコロンビアの試合があるときは、両国のサポーターのけんかがときどきあるんですが、アルゼンチンのサポーターの暴れ具合はコロンビア人も驚くほどです。
アルゼンチンのhinchas(サポーター)はloco(クレージー)だといってました。

ブエノスアイレスの有名なボカスタジアムも行きましたが、試合のない日の昼間に見学しただけ。


今年はアルゼンチンでもサッカーの試合で、スタジアム内でサポーター同士のけんかがあり、若い男の子が相手のチームのサポーターに席から入り口の階段下の踊り場(?)まで突き落とされて死亡しました。



クラシコとか南米大会とかW杯の南米予選とかW杯とかとにかくサッカーの大きな試合がある時期に観光される方は要注意。
南米で試合がなくても、地元の人はテレビ観戦しますので。
試合のある日はたとえ平日の昼に試合があろうと、テレビ観戦をする人が増えます。
学校の職員たちが学校でテレビ観戦してたり、仕事をしばらくとめて試合見るケースもあり。

試合のある日は試合の前に道路が激混みになり、試合の最中は道路がみんな試合見るから道がすごいすいたり。滞も変わります 笑。

それに国内便や南米内の便だと飛行機が遅れたりすることもときどきあるそうで。


私は以前コロンビアから日本に帰国する週に南米の大きな試合があったので(コロンビアの試合)、コロンビアが勝地進んだ時まで想定して、その試合にある日を避けて飛行機の便を予約しました。
それで正解だ とコロンビア人からほめられたほど 笑。


ということで、中南米の安全対策はサッカーも要注意です、というお話でした。