Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

レゲトンの名曲まとめ

わたくし dia felizが選ぶ 「レゲトンの名曲のまとめ」 です☆

みんな世界中で大ヒットしたレゲトンばかり。
これをおさえておけばOK!


私がいいなと思った曲というよりは、世界中で大ヒットした曲から選びました。

今からあげる大半の曲については、このブログですでに解説してます(このブログを書き始めた2006年から)。
それぞれのリンクをはりますので、各曲の詳しい解説についてはそちらを見てください。
(なお、アーティストの年齢は現在のです)



● 「Gasolina」 Daddy Yankee





2004年リリース。
ダディ・ヤンキープエルトリコ人。
現在39歳。
レゲトンをつくりあげた功労者の一人で、レゲトンキングといわれている。
世界的にレゲトンをブレイクさせたのがこの曲。
この曲はラテンではナツメロだが、EDMにremixされたり他のジャンルのクラブでいま人気。

2006年に私がこのブログでガソリーナについて書いたのが 「日本で流行ったレゲトン gasolina」 で、ガソリーナの意味を2010年に解説したのが 「ガソリーナってそれかよ」 です 。






 「Oye Mi Canto 」  N.O.R.E. ft. Nina Sky, Daddy Yankee, Big Mato & Gem Star




2004年リリース。
ノリエガ(N.O.R.E.)やダディ・ヤンキーやニナ・スカイらによる曲。
ノリエガはアメリカ人(プエルトリコ系)のヒップホップ歌手。
中南米各国の国旗がでてきます。

2006年に 「クラブでかかるレゲトン oye mi canto」 で書きました。






● 「Lo que Paso Paso」  Daddy Yankee





2004年リリース。
「ガソリーナ」と同じ 『Barrio Fino』のアルバムに入ってる。

2007年に 「Daddy Yankee ライブ」 のブログの記事で書きました。





「Dile」  Don Omar





2003年リリース。
ドン・オマールはプエルトリコ人。
38歳。
「Danza Kuduro」で日本でも人気のドン・オマール。
でもこっちのDONのほうが声も歌も渋くて私は好き。

「Dile」については、2006年に 「クラブでかかるレゲトン2 Dile」 (Don Omarの「Dile」) で書きました。







● 「Dale Don Dale」  Don Omar





2003年リリース。
「Dile」が入ってるアルバム 『Last Don 』(2003) に入ってる。

「dale don dale」と他のドン・オマールの曲については、2011年に 「Don Omarは軟派になっちゃったの?」 で解説しました。






 「Pam Pam 」  Wisin y Yandel





2005年リリース。
Wisin y Yandel は、Wisin とYandel というプエルトリコ人のレゲトンのデュオで、このごろはソロ活動もしている。
Yandelは今年ソロでリリースしたレゲトンの曲(Encantadora) がラテングラミー賞獲得。
Yandelが39歳、Wisinが37歳。

「pam pam」については、2008年に 「パンパンパン」 で解説しました。







「Rakata」 Wisin y Yandel





2005年リリース。

「rakata」の歌詞については、「アレ」 (wisin y yandel 「rakata」)で2009年に書きました。





 「Rompe」  Daddy Yankee





2005年リリース。

「クラブでかかるレゲトン ROMPE」 で2006年に書きました。




● Baila Morena」  Hector y Tito





2005年リリース。
プエルトリコ人のレゲトンのデュオ。
Tito Bambinoはこの時代のレゲトン歌手の中ではイケメンだったんだけどね。
Titoが35歳、Hectorが37歳。

2007年に「Hector Y Tito」 で解説しました。






● 「Culo」  Pitbull





2004年リリース。
ピットブルは米のマイアミ出身のキューバアメリカ人。
ヒップホップの歌手。
35歳。
この曲にはダンスホールレゲエのリディムが使われてます。
ピットブルはここ何年か世界的に流行っていますが、もはやレゲトンよりもダンスミュージック色が強くなりましたよね。

「一番好きなレゲトン Culo」(Pitbullの「Culo」)で2007年に書きました。




<2010年代>

「Llegamos a la Disco 」  Daddy Yankee ft. Baby Rasta & Gringo, Arcangel, Ñengo Flow, Kendo Kaponi, De la Ghetto, Alex Kyza y Farruko





2011年リリース。
いきなり時代が飛びますが、ダディ・ヤンキープエルトリコの人気レゲトン歌手がたくさん出ている私の大好きな曲。

Arcangelは30歳。米NY生まれのドミニカ系でプエルトリコ育ち。私の大好きなレゲトン歌手。
Farruko はプエルトリコ人。25歳(思ってたより若かった)。ヒットを飛ばしてる人気歌手。
De la Ghettoも人気のレゲトンアーティスト。 32歳。米NY生まれのドミニカとプエルトリコハーフでプエルトリコ育ち。人気のレゲトン歌手。
この3人は有名なのでレゲトン好きな人は知ってると思うし、Baby Rasta 、Gringo, Ñengo Flowたちもよく知られている。

レゲトンはこの曲のように一人ではなくてほかのアーティストと共演することが多いです。
レゲトンはヒップホップと同じように別のアーティストとラップバトルとかするしね。

2012年に 「Llegamos a la Disco」 で解説しました。







● 「Ay Vamos 」 J Balvin





2013年リリース。
コロンビア人。コロンビアのメデジン市の出身。
31歳。
この曲はブームになって、この曲がかかるとラティーノ中南米人)たちが大合唱します。

コロンビアのレゲトンがここ数年のレゲトンシーンを変えたといってもいいかと思います。
それまではプエルトリコレゲトン大国でプエルトリコ系のアーティストが多かったです。
いまもプエルトリコレゲトン大国だけど、数年前からコロンビアのレゲトンがラテングラミーや各レコード賞を受賞し世界で大流行しています。
その第一人者がこのJ Balvin。
ダディ・ヤンキーたちと違って、ギラギラしてバスががんがんきいたレゲトンじゃなくて、ロマンチックなレゲトンが主流。

「今流行ってるレゲトン歌手は…」 で解説しました。

● 「El Perdedor」  Maluma





2015年リリース。
22歳。コロンビアのメデジン市出身。
コロンビアのメデジン出身のレゲトンアーティストといえば、このmalumaも大人気。
彼は若くてイケメンなので女性ファンが非常に多いです。
ロマンチックなレゲトンが多い。
この曲はビルボードのトップ10に何週も入っています。

この曲はmalumaの曲のなかで私は好きなほうではないし正直名曲に選ぶか迷いましたが、今も全米ヒットチャートなど世界で大ヒット中なのでこれにしました。
malumaみたいな女性ファンが多いアイドルぽいレゲトン歌手はレゲトン界にとって新しい風だと思います。

malumaについては、「malumaの素顔とコロンビアのメデジン」 など今年いくつか記事書いてます。






● 「Travesuras 」  Nicky Jam




2014年リリース。
Nicky Jamはアメリカ生まれのプエルトリコ育ち。
プエルトリコ系とドミニカ系の親を持つ。
35歳。
この曲もおととしと去年めっちゃ流行りました。

「今流行ってるレゲトン歌手は…」 で書きました。


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レゲトン 名曲” でググるとトップにあがるレゲトンの名曲リスト (いまニュースで問題になってるキュレーションサイトの某まとめ) が私と意見が違ったので、自分が思うリストをつくってみましたよ 笑。


なんでこういうチョイスになったのか説明します。


まず、「あれ、なんでドン・オマールの「Danza Kududo」とか入ってないの?」、って思うでしょう?
いまだに日本で大人気なのにー。

他のサイトのレゲトンの名曲リストには Don Omarの 「Danza Kuduro」や「taboo」 「zumba」、 Daddy Yankee の「Limbo」などがよく入ってますよね。

でも私は自分の選曲リストでジャンル分けするときには、そういう曲はレゲトンじゃなくてダンスミュージック系にカテゴライズしてます。
Daddy Yankeeの「Lovumba」だと メレンゲ(エレクトロニック・メレンゲ)に入れてます。
ラテン界ではリズムによってダンスを変えるので、こういうのはラテンではレゲトンでは普通踊ってないからです。
レゲトンの歌手でもサルサやバラードとかヒップホップも歌ってる人もいますので、レゲトンの歌手が歌ってるから全部レゲトンとはいえない。けどこういう「danza kuduro」とかはもちろんレゲトンサウンド入ってるから、人によってはレゲトンに入れる場合もあるでしょう。


それから今回は私のイチオシ曲というよりは、世界で大ヒットした曲のなかから選びました。


レゲトンは中米のパナマで生まれて80年代からあり、ダディ・ヤンキープエルトリコで1990年代前半からレゲトンで活躍してます。
でもレゲトンが世界中で大ブレイクしたのは「ガソリーナ」が大ヒットした2004年です。

私のリストでは2004年から2005年に選曲が集中してますよね。

私はレゲトンを2005年から踊ってるんですが、2005年はすでに東京や関東のラテンのクラブでは(特に中南米人が多いラテンのクラブ)レゲトンががんがんかかって超盛り上がってました。
上にあげた2005年以前の曲はどれもその当時ラテンのクラブのヘビロテ曲です。
もちろん世界的に流行ったし、今も名曲といわれる曲ばかり。
私も好きな曲たちです。


でもそういう2000年代の曲はもうすでにレゲトンのクラシック。
レゲトン界の大御所も30代後半です。
レゲトンはそもそも若い世代のストリート系の音楽なので、毎年流行が変わります。
「ガソリーナ」とか古いレゲトン中南米ではもうナツメロでみんな知ってるんだけど、もうかからないです。

けど去年や今年、東京のEDMなどがかかるクラブに行ったらダディ・ヤンキーの「ガソリーナ」がかかってました。もうこの曲はラテンのクラブではかからないんで、 「うわーーーー、 なつかしい〜」とびっくり。
けど、EDMの有名DJがガソリーナのremixやったり、日本の他のジャンルのクラブでは「ガソリーナ」このごろかかってますよね。

レゲトンのクラシックの名曲はいまきいてもやっぱりいい曲が多いですね〜。
日本のラテンのクラブでも日本人が多いところだと、いまでもレゲトンクラシックの曲がかかるとこもありますよ。
私はレゲトンのクラシックは大好きです。やっぱクラシックのほうが、かかると自然と身体が動いちゃって踊れる曲が多い。



上の私のリストでは2003-2005年の曲と、急に飛んで2011年以降の曲しかあげてません。
ブログのページの関係上全部UPするわけにいかないので、数を限定したらこうなっちゃいました。
もちろんその間の年にもいい曲ありますが、レゲトンの世界的なスーパーヒットが生まれたのは2004-2005年あたりやここ数年じゃないかと思います。

どうしてそのあたりにスーパーヒットが集中したかを考えてみました…

2000年代半ばくらいはレゲトン大全盛でした。

が、そのころのレゲトンは歌詞(スペイン語)がエロかったしビデオも女性のセクシーなのが多かったんで、スペイン語圏ではラジオなどの検閲にひっかかる曲があったり女性差別だという批判もあったからかもしれないですが、レゲトン界の流行がその後ちょっと変わってきたように思います。

2010年代の頭ごろ他のジャンルをとりいれたり他ジャンルの歌手とfeaturingしてダンスミュージック系の曲を歌うレゲトン歌手が多くなりました(ポルトガル語圏のKuduroをとりいれた Don Omar の「Danza Kuduro」とか、Wisin y Yandel fr. Jennifer Lopezの 「Follow the Leader」やPitbullの「Bon Bon」など)。

けどおととしくらいからコロンビアのレゲトンが大ブレイクして、J balvinやmalumaはソフトな感じ。
ここ数年は特にロマンチックなレゲトンが流行ってます。歌詞は恋人との恋愛とかふつうのPOPSみたいで、女性も安心して踊ったり聴いたりできるかんじの曲。
今年ラテングラミー賞受賞したのは、yandel(wisin y yandelの片割れ)が歌うロマンチックなレゲトンでした。

けどやっぱロマンチックな曲だけでは物足りないから、重低音の伝統的なレゲトンも人気が復活したような気がします。

まあ、この年代別のレゲトンの流行についての話は私の個人的な考えですが。


レゲトン中南米の大半の国で主流の音楽だし、北米はもちろん大人気、世界各国でも人気が高くなってます。



ということでこういうリストになりました。

レゲトンは日本でもこのごろ流行ってきてますよね。
レゲトンに興味がある方はきいてみてください。


これが私のチョイスのレゲトンの名曲まとめ です。