パクチーが使われている中南米料理
パクチー(香菜、コリアンダー、シャンツァイ)が日本でけっこう人気になってきているようです。
パクチーが大好きな人のことを 「パクチニスト」 っていうとか。
テレビでパクチー特集やってたけど、パクチーを東南アジア料理と和食や中華に使うことしか紹介してませんでした。
確かに日本ではパクチーは生春巻きとかタイ料理など東南アジアの料理に使われているイメージが強いですよね。
生春巻きとパクチー
実はパクチーは中南米でも日常的に食べられているんですよ☆
スペイン語では、「シラントロ」 といいます。
中南米の広域で料理によくつかわれています。
●特にメキシコ人は毎日のようにパクチー(シラントロ)食べてます。
日本にあるメキシカンレストランではパクチーが出てこないので、メキシコにパクチーのイメージないかもしれませんね。
それは日本のメキシカンレストランのほとんどが TEX MEX (アメリカのテキサス州のメキシコ料理)だからです。
メキシコ本場のメキシコ料理とはかなり違います。
メキシコにはあちこちにタコス屋があり、タコス屋には必ずきざんだパクチーがおいてあります。
タコスにパクチーをかけて食べるんです。
私はパクチー好きなので結構入れちゃいます。
こういう感じ。
日本で見るタコスとはずいぶん違うでしょう。
メキシコの肉料理にもきざんだパクチーかかったり、パクチーのソースがあったり、スープにもパクチーが入ってることがあります。
メキシコのセビーチェ(シーフードマリネ)にも、パクチーがよく入ってます。
メキシコで「日本はパクチーって、少量で398円とかするんだよ」って言ったら、メキシコ人がびっくり。
「ええええーー。メキシコではパクチーは八百屋で野菜買ったときにおまけでただでもらえるよ」って。
ま、メキシコではそんなような家庭では常備してるような野菜です。
●世界4大料理といわれるペルー料理もパクチーをよく使います。
思いつくとこでいうと、アロス・コン・ポジョ、 セビーチェ、 セコ・コンビナート(セコ・デ・カルネ) 。。。
アロス・コン・ポジョは、チキンライス。
でも日本のチキンライスとはかなり違います。
見た目が緑なんです。
この緑ごはんがパクチーのライスで、おいしいですよ。
セココンビナート(セコ デ カルネ)は、牛肉の煮込み。
これもソースにパクチーが使われていて、ソースが緑色っぽい。
セビーチェはメキシコと風味が違って、にんにくや大型のとうもろこし、アヒなどを使います。
店や家庭によってはセビーチェをかけます。
●コロンビアでは、カリ市の典型的なスープのサンコーチョにきざんだパクチーが入ってます。
私はカリでは毎日地元の食堂で定食食べてたので、サンコーチョもいつも食べてました。
サンコーチョはスープでコロンビアの他の地域や他の国でもあるようですが、カリでは鶏肉、ユカ、料理用バナナ(甘くない調理用バナナ)などが入っています。
これは、私がカリでいつも行ってた食堂のランチで、自分が撮った写真です。
左側のスープがサンコーチョです。
カリでは、「アヒ」というちょっと辛いソースをエンパナーダ(ピロシキみたいの)とかお肉や揚げ物とかにつけて食べたりするんですが、アヒにもきざんだパクチーが入ってます。
ペルーの「アヒ」とはぜんぜん違います。
このように中南米料理にもパクチーたくさん使われてるんですよ。
ぜひパクチー好きな方は中南米料理も食べてみてください。
食べて見たいけどどこで食べれるかというと、
ペルー料理は、日本は在住ペルー人が多いので全国あちこちにペルーレストランがあります。
ペルー料理は何度かこのブログでも紹介してますが、日本人ウケする味でとてもおいしいです。
メキシコ料理は、メキシコ人が作ってる店は日本にほぼなく、メキシコ人が作ってるとこは数軒しか知りません。日本でもパクチー使ってるかはわかりません。
コロンビア料理はめずらしいですが、東京にあるようです。まだ日本でコロンビアレストラン行ったことはありません。
店名はぐぐってみてください(ネットで検索してみてください)。
お店が近くにないし、中南米に旅行することはない方は、ネットにレシピが掲載されてる料理もあるのでご家庭でトライしてみてください。
(上記の写真はサンコーチョ以外、今手持ちがなかったのでネットからお借りしました)