Farrukoとボブ・マーリーの息子がバイオレンス反対のレゲトン(和訳)
レゲトン歌手のFARRUKOが、 ボブ・マーリーの息子 Ky-Mani Marley とリリースしたレゲトンの曲。
「Chillax 」 Farruko ft. Ky-Mani Marley
ボブ・マーリーはみなさんもちろんごぞんじですよね。
レゲエのレジェンド。
お父さんのボブ・マーリーはすでに亡くなってます。息子さんの歌い方はなんかお父さんを彷彿とさせるものがあるような。
この曲はレゲトンですが、レゲエのリズムがかなり入ってます。
普通のレゲトンみたいにドーンドーンという感じではないですよね。
(ちなみにレゲトン(reggaeton)は、名前から分かるようにレゲエから派生した音楽のジャンルです。
レゲエとプエルトリコの民族音楽、ラテンの音楽、そしてアメリカのHIPHOPがMIXして生まれたのがレゲトンだそうです。)
マーリーはジャマイカ人、FARRUKOはプエルトリコ人。
両方ともカリブの国ですが、ジャマイカはイギリスが宗主国なので英語圏、プエルトリコはスペイン語圏で今はアメリカ領。
スペイン語と英語のMIXで歌ってます。
このビデオはアメリカのマイアミで撮影されたそうです。
マイアミはキューバ人など中南米系移民が多いエリアですね。
Farruko はダディ・ヤンキーやドン・オマールに次ぐプエルトリコ出身のベテランのレゲトンアーティストです。
彼が、今回のビデオはミニ映画のように見てほしい。自分もがんばって演技して、新しい経験だった、と言ってました。
このビデオは銃撃戦など暴力シーンが多いのですが、歌詞はビデオとまったく違ってロマンチックなんです。
歌詞を和訳してみますね(概訳)。
(歌詞はスペイン語と英語のMIXです)
歌詞は別のブログに移しました。
下記のリンクをクリックしてください。
http://diafeliz.jugem.jp/?eid=23
歌詞はロマンチックだから、銃撃戦の暴力的なビデオと歌詞が合ってないように思いますよね。
ビデオ最後まで見てください、テロップが流れますので。。。
テロップは
Every Year, thousands of people die from gun violence
Put the gun down y chillax
英語とスペイン語でテロップが出ますが、わかりやすいように英語のほうを書きました。
和訳すると、
毎年、多数の人が銃によるバイオレンスで亡くなっている
銃を捨てて、おちついてリラックスしろ
歌のタイトルにもなっている 「Chillax」 は辞書をひいてもでてきません。
これは、英語の chill と relaxをミックスしたスラングです。
英語だと relax and calm down 、日本語だと 落ち着いてリラックス
ボブ・マーリーの息子がなんで銃撃戦のビデオなんかに出てるのかって思ったけど、やっぱ深いメッセージがありましたね。
いま世界中でバイオレンスが増えているけど、問題やトラブル解決のために武器を使うな
というメッセージを伝えたかったそうです。
ほんとにその通りですね。
町でもバイオレンスによる殺人事件が増えてるし、世界中で銃撃やテロや戦争がたくさんあります。
バイオレンスはもうたくさん!
ボブ・マーリーが
Love the life you live, Live the life you love
と平和と愛を歌ったように
バイオレンスよりLOVEのほうがいいよね。
ボブ・マーリーの名曲 「 One Love 」