Mi reina とよばれた相手は。。。
コロンビアに滞在していたとき、近所にいつも大声で歌いながら歩いてるおじいさんがいました。
見た目はホームレスみたいで、服もぼろぼろで汚れていて、異臭が漂ってるし、髪やひげもぼさぼさ、
近所中に響き渡るくらいの大声で歌いながら同じ道を行ったりきたりしてるんです。
しかもすごい音痴。
まあいわゆるおかしい人。
ずっと前からこの近辺にいる人みたい。
で、私を見ると すごいうれしそうな顔をして 大声で
「ohhhh mi reina ! Que hermosa ! 」と叫ぶんです。
直訳すると、「私の女王様、なんて美しいんだろう」 。
女王様って訳すと日本語だと、SMの「女王様とお呼び!」みたいですが、そうじゃなくて男性が自分の奥さんや彼女や娘や愛する人に対する呼びかけとしてよく使います。
そのおじいさんは、他の女性には見向きもしないのに、私を見ると遠くからでも大声で叫ぶんです。
コロンビアで私のことを REINA と言ってくれた男性は、そのおじいさんだけっていう。。。。 orz
たぶんそのエリアでは外国人はめずらしかったから私の顔を覚えてたんだろうと思いますが。
ある日、近所のお店でジュース飲みながら近所の人たちとおしゃべりしてたら、例のおじいさんが大声で歌いがらやってきて、挨拶しました。
近所のおじちゃんは握手してたんだけど、私は握手しませんでした。
真っ黒に汚れた手をさしだされて異臭がしてたのでぎょっとしたのもありますが、「知らない人から握手を求められても握手するな」ってコロンビア人の知り合いからきつく言われてたからです。
友達からその人の友達を紹介されるとかならいいけど、知らない男性から握手を求められても握手してはいけないって。
もし握手した手をひっぱられてひきずりこまれたり、手に薬品がついてて気を失って強盗されるとか、なんか犯罪に巻き込まれるかもしれないといわれてたので知らない人とは握手しないことにしてたんです。
で、おじいさんと握手しなかったら 「mi reina, お願いだから挨拶の握手くらいして」っておじいさんに言われましたが、握手できなかったら、おじいさんはムッとして去っていきました。
その後、道でであってももうおじいさんは挨拶すらしてくれなくなりました。