Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

カリのサルサフェスティバル

コロンビアのサルサの都市カリでサルサフェスティバルが7月の末に開かれました。



mundial (英語でWORLD)という言葉が入ってて、サルサ国際大会といってますが、実質はコロンビアのサルサチャンピオンの大会でしょう。

実はカリの人たちは、カリが世界のサルサの中心だと誇りに思ってるんです。。。

私はいろんな国のサルサに行きましたが、やっぱカリこそが世界一のサルサの都市だと実感しています。


大会の各部門を見てもこれは国際というよりコロンビアのサルサですよね?

ensamble 部門(ダンスとバンドのコラボ)
ON1部門
キャバレー ペア部門
キャバレー グループ部門
カリサルサ部門


昔はばりばりのカリサルサばかりだったそうですが、カリから世界チャンピオンが出てカリのダンサーが世界大会に輩出されるようになってから、カリではON1もダンサーの間では広く踊られるようになっています

カリだけではなくて、首都ボゴタや第二の大都市メデジンなどコロンビア全土から来ています。
何千人というダンサーが出場しているそうです。
おととしはグループでなんとボゴタのグループが優勝して話題になりました。


日本や他の国と違って、コロンビアはダンスアカデミー単位で出場しています。
サルサのダンスアカデミーがたくさんあって、各アカデミーで幼児の頃からサルサの英才教育受けて、大人のプロダンサー達もアカデミーに所属してる人が多いです。
グループ名は、自分達で勝手につけた名前ではなくて各アカデミーの名前です。
このコンテストでアカデミーも評価されます。

この大会は、有名ダンサーだと出場させてもらえなかったり裏事情があるらしく、ダンサーを見ても若手が多いなと私も思います。
なのでカリで一番すぐれたダンサーというよりは、若手から新スターを輩出する大会なんじゃないかという気がします。
カリにはもっとうまいダンサーたちがたくさんいますよー。



この大会のダイジェストのビデオ。

ON1 → カリサルサ → キャバレーのグループ の一部だけみたいですが。



このビデオでは、1分30秒目からのカリサルサ(ペア)がみどころだと思います。
私はこのなかでは、1分57秒目のペア、 2分09秒目の男性、 3分30秒目のペアがいいかな。





さて今年のチャンピオンとその演技のビデオを紹介します。

1)ensamble部門
(グループのダンスと、バンドと歌手のアンサンブルという意味だと思う)

Stilo y Sabor y la Orquesta Salsa Master





2) キャバレー グループ部門
(キャバレーとはホステスさんのいるキャバレーではなくて、レビューみたいなショーサルサ。アクロバティック)

このビデオ、超おすすめ!

Pioneros del Ritmo






3)キャバレー ペア部門

Xiomara Rivas と  Luis Solano






4)カリサルサ部門 

Leidy Casanova と Carlos Estacio






5)ON1部門

Viviana Vargas と Jhohan Moreno





どうでしたか?

カメラのクレーンがビデオの邪魔になってますが、あれはテレビカメラだと思います。
テレビ中継してるのかな。
カリではこの大会がカリ市の年中行事で、誰がチャンピオンになったかすぐカリ市中に広まります。


私は、ON1部門のチャンピオンが納得いかない。
男性が派手にぶんまわしてる感が。。。


私がいいなと思ったのは、キャバレー グループ部門で優勝したPioneros del Ritmoです。
このPioneros del Ritmoは、アンサンブル部門もよかったのでビデオ紹介します。

Pioneros del Ritmo




アンサンブル部門は、シンガーとサルサのバンドと、ダンサーたちのコラボレーションで、バンドも一緒に受賞します。
日本にはこういうアクロバティックでゴージャスなサルサショーはないです。
華やかでカリらしくてステキだと思います。


カリはサルサの都市だけあって、観客の盛り上がりがすごいですね。
観客が熱狂するとそれによってダンサー達のダンスもテンションあがっていくんです。


このブログではカリサルサについていろいろ書いてます。

ブログのタイトルの下の欄(タブ)の「カリサルサ」を開くと、カリサルサについて書いた過去記事の一部が見れます。