南米サルサは後ノリ
ラティーノスのサルサ、南米のサルサについて何回か書いてきました。
関連の過去の記事は… (『ダンス』の章にあります)
- 「レッスンサルサからの転向」
- 「南米のサルサはON3なの?」
- 「頭で考えるサルサ、身体で感じるサルサ」
さて、じゃあ南米のサルサは、どうカウントのとり方が違うのか?
今日は南米のサルサにおける、私の考察を書きますね。
あるとき私は気がついたんです。
南米のサルサは
「後ノリ」 だってことに。。。
さて、「後ノリ (あとのり)」とはいったいなんでしょう?
後ノリ、前ノリ、っていう言葉知ってますか?
テクノやハウスのクラブミュージック用語で、踊るときのリズムのとりかたの違いを表した言葉です。
● 前ノリ
1拍目から踏み出して踊る。
ワンツー、 ワンツー。
ダンス踊るとき、大部分の人が踊る踊り方がこれ。 ユーロビートやパラパラは前ノリです。
●後ノリ
後ノリ(あとのり)は、あとのほうのリズムをとって踊ります。
1拍目から出ないで2拍目から出るんですが、ステップを踏み出すんじゃなくて、「ひく」感じ。メインのメロディじゃなくて、バックで流れてるメロディのほうをとることもあります。ディープハウスやテクノの多くがこっち。
私は後ノリでテクノやハウスを踊ってます。このほうがリズムにのれるし、トリップしやすいんですよね。アンダーグランドのクラブは、深夜にトリップすることを楽しんでるんですが、後ノリだと音が身体に入ってハイな気分になります
************
で、ラテンに話を戻すと、
自分のテクノの踊り方によって、ラテンの踊り方が分かったんです。
おもしろいでしょう?
つまり、南米のサルサは「後ノリ」だってことに気づいたんですねー。
サルサだけじゃなくてメレンゲもバチャータもです。 初心者の頃は、1,2,3っていうカウントだと、どうも音楽を楽しめないし、身体がリズムにのらなくなっちゃうなと悩んでたんです。で、「もしかすると、もともとサルサは8カウントではないのでは???」…と思ったんです。 自分が南米スタイルのサルサを踊るようになってからわかったんですが、 サルサとかラテンのリズムを聞いてると、いろんな楽器の音が複雑に混じってるでしょう。 私はそういういろんな音のバイブレーションやリズムを身体で感じながら踊ってます★ たぶん、ラティーノスたちもそうなんじゃないかなぁ~。
あとの音をとって踊ってる。
後ノリのほうがリズムとりやすいし、音楽が身体に入りやすい。音を楽しみながら踊ることができます。