コロンビア人にサルサを教えた
コロンビアで、サルサのプロダンサーやってるカリ出身のコロンビア人の友人達とクラブに行きました。
前にも書いたようにラテンアメリカでクラブに行くときは、グループやカップルで来てグループ内で踊るのが基本です。
私のその女友達は、男性を二人連れてきました。
一人が彼女の彼氏、もう一人は友達。
友達の恋人は彼女のダンスパートナーでもあるので、プロダンサーの二人は踊りながら今度のショーの構想を考えてました。
なので、私はもう一人の友達と踊らなきゃいけません。
でもその人は言いました。
「No se bailar」(僕、ダンス踊れない)
でた~!!!
踊れないコロンビア人…
その前の週にボゴタっ子の友人たちとクラブに行ったときもそうだった…。
「踊れないから教えて」って言われたので、教えましたとも。
コロンビア人3人にね。
なんでコロンビア人に私がサルサやバジェナート教えなきゃいけないんだ。。。
あ、ボゴタの人たちだからか 笑。
あの悪夢が再び…。
私って、運が悪い。
カリのプロダンサーの二人の美しい踊りを見ながら、おしゃべりして飲むだけ。
「あなたコロンビア人でしょ。私、ハポネサ(日本人)だよ。コロンビアはサルサの国なのになんでサルサ踊れないの?」ときいたら、
「サルサだけじゃなくて、ダンスはまったく踊れないんだよ。ロックもPOPSもすべて」とのこと。
まじ?
サルサ踊りにコロンビアに来たのに、飲んで帰るだけじゃもったない。
その人の手をとって「じゃ私が教えてあげるから」って言ったら、「ええええ。でも踊れないよ~」と言いつつダンスフロアにそろそろと出てきました。
踊ってみたらほんとにまったく音感もリズム感もなくめちゃくちゃ。
踊れないっていうのは謙遜ではなくて本当でした。
私がベーシックステップの簡単なやつをやって(南米式)、「これだけでいいから」って言ったんですが、それもできません。
踊ってるときにずっとうつむいて私の足を一生懸命見て「1、2、 1、2、」と言ってるので、
「私のステップ見ないでいいから顔あげて、音楽聴いて。音楽を聴いてリズムを感じて」
と私が言いました。
私がサルサの曲を歌いながら踊ってたら、相手も楽しくなってきたらしく、ステップは関係なく楽しそうに踊ってました。まあ、相手は楽しかったと言ってたのでよかった。
そのあとも調子にのって、メレンゲやレゲトンも一緒に踊ろうと言われて踊りました。
席に戻ったら、プロダンサーの二人がぱちぱち拍手して、「やった、やった。初めてサルサ踊ったねー」と友達にいってました。
「彼にどうやって教えたの?」ときかれたので、
「ステップ気にしなくていいから、音楽を聴いてリズムを感じて、と言った」と答えたら、
「おお、いいこというな~!」とほめられた。
そのあと、カリのプロダンサーの彼が私と踊ってくれました。。。