Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

日本のラテンとはちょっと違う?

ラテンアメリカに行ったりラテンアメリカに住んでる各国のラティーノ達と友達になると、日本国内で自分が見てきたラテンワールドとは違うなぁ…   と実感。

ラテンアメリカに行く前からこのブログを書いてるので、ずっと前はラテンアメリカを知らずにラテンについて書いてました。日本にあるラテンの店やラテン情報、日本に住んでるラティーノの話など。

でもラテンアメリカに行った今、行く前とはかなりラテンに対する見方が変わったし、サルサなどのダンスに対する考え方も変わりました。


日本に住んでるスペイン語圏のラティーノで一番多いのはペルー人。
他にラテン好きな日本人が日本で特に出会いやすいスペイン語ラティーノは、キューバ人、ボリビア人、ドミニカ人、コロンビア人などかしら。
となると日本で私たちが触れるラテンは、もしかしてカリブや一部の南米人や彼らのカルチャーや日本人が輸入したラテンがメインなのかな??????
でもその国の人たちに言わせると、日本に住んでる人たちと本国にいる人たちは結構違うとのこと…。
うーん…。。。。


コロンビアなどのサルサ国においては、サルサ踊りに行くときにサルサシューズを持っていくことなんてないそう。シューズを持ってる人はプロフェッショナルや競技会に出る人だけ。週末やクリスマス前後のフィエスタは家族や友達とサルサ踊りまくったそうです。


ところが、いわゆるサルサ国じゃないラテンアメリカサルサやってる人達には、まじめにレッスン受けてたり、サルサシューズも持ってる人もいるし、くるくるスピンするし、レッスン系サルサ踊ることが少なくないみたいなんですよ…。

現地のサルサ教室のレッスンもいくつか見学してきたし、イベントでのパフォーマンスも見ました。

ラテンのある大都市でサルサ踊りに行ったとき、サルサのインストラクターやサルサコングレス出てる人たちばかりの店やイベントに行ったので、コングレス出てる人たちや先生と踊るはめにはり冷汗かきました…。


別の都市のクリスマス前の行事でサルサ教室の先生と生徒たちによるパフォーマンスがあり、あとでサルサ踊ったときに、「1、2、3   1、2,3。  はい、そこでターンして」と相手から  ”指導 ” されました。

「あのぉ~ サルサいちおう踊れるんですけど…」って言ったんだけど、聞き入れてくれなくて数曲全部指導されました。
「結構できるじゃん」と言われたので、「だからサルサ歴は4年くらいなんですケド…」って言ったら、
「じゃ僕のレッスン通いなよ。パフォーマンス出れるよ」ってレッスン勧誘されちゃいました。相手の人、サルサのインストラクターだったんです。


メキシコではラテンクラブやサルサコンサートでも、LAみたいなサルサ踊る人が多くてターンやスピンが多かったです。
もちろんおうちサルサなどではそういうサルサじゃなくて、クラブ系のサルサの人たちもいます。
けど、みんなON1で踊るんですよ。
でもLAスタイルとは少し違って、共通したクセがある。
なんでだろうと考えちゃいました。
で、その国特有の伝統ダンスがサルサにちょっと似てることに気づきました。
サルサよりもっと速くて男性のリードが強くて女性はターンが多い(男性もターンする)んだけど。もしかしてそれの影響じゃないかなと思いました。
その国でサルサ踊るときは、私もON1で踊ってターンをたくさんしましたよ。

それにそこは有名ラテンクラブでさえ、バチャータが一曲もかからない。
バチャータを知らない人もたくさんいるの。
AVENTURAも知らないなんて… マジ?


you tubeサルサを踊ってるビデオのコメントには、サルサ国のラティーノと いわゆるサルサ国ではないラテンアメリカの国のサルセーロたちが口論してるのをみかけます。
たとえば、
サルサ国ではないラティーノ達がほめたたえてるコングレス系のサルサのビデオに対して
サルサ国の人たちが、「何これ? こんなのサボールないしおもしろくない。こんなのサルサじゃない」と言い、
相手が「これこそ正統なサルサだ。私たちの国ではこう踊る」と反撃。
そしたらサルサ国が、「おまえらアホ? 俺らの国のサルサこそが本物のサルサだよ。おまえの国なんてサルサ盛んじゃないじゃないか!」と怒っている…。
ラティーノス同士のバトル!
笑える


今までこのブログで「ラテンはこうだよ」と書いてきたけど、一概にラテンといってもいろいろあるのをおもいしらされました。

もっと前にラテンアメリカ旅行したときにも、 (ラテンではない)他の国々を旅行した際にラテンイベントやラテンクラブやラティーノコミュニティに行ったときも同じことを感じたし。

日本のラテンワールドだけをみて「これがラテンである」、とはいえなかったのかもしれない… って困惑しちゃいました。

それについて考えてたことも、しばらくこのブログの更新ができなかった理由の一つなんです。

今後もっと他の国にも行ってチェックしてみたいな。