タコスが好きすぎて死ぬ
この数カ月、ずっとタコスにはまっている。
週にだいたい2回はタコスを食べている。
メキシコ人から、「なんでいつもタコスばかり食べてるの」、
「あんた、ほんとはメヒカナだろ」と言われるくらい。
タコスを食べないやつはメキシコ人じゃない、とメヒコでは言われてるそうだ。タコスの皮のトルティーヤは彼らの主食だから(日本人の米みたい)。
タコスといっても、スーパーで売ってる硬いタコスシェルとシーズニングではない。
メキシカンレストランのタコスでもない。
前にもブログに書いたけど、日本にあるメキシコレストランのたぶん9割5分くらいは、メキシコ人が作ってないと思う。
しかも、ほとんどがTEX MEXという、アメリカスタイルのメキシコ料理 。
メキシコレストランでタコスを注文すると、
お肉にたくさんのレタスとトマトと、アボガドでつくったワカモレとサワークリームがつくと思う。
けど、こういうタコスはメキシコでは見なかった。
アメリカのTEX MEXスタイルのメキシコ料理はメキシコ人に言わせると、メキシコ料理ではなくて「アメリカ料理」である。
メキシコレストランのブリトーとかナチョスとか、ああいうのはメキシコにはないんです。
メキシコのメキシコ料理は日本で食べれるメキシコ料理とは別物くらいに違います。。。
メキシコでは、Taqueria (タコス屋)がどこにでもあります。タコス屋でお肉を選んで注文すると、トルティーヤ(皮)にそのお肉がのってくる。
そこにそなえつけの塩をふって、ライムをしぼり、たまねぎとコリアンダー(パクチー)をのせて、そのうえからチリ(唐辛子)が入った辛いサルサやアボガドが入ったワカモーレなどをつける。
あ、サルサとはダンスではなくて、ソースのこと。
スペイン語でソースはサルサです。サルサダンスはこれが語源。
これこれ、これですよ。
メキシコのタコス。
もう見た目に、違うでしょう?
超シンプル。
これはアルパストールのタコス。 じゅるっ
(写真クリックして大きくして見てね)
上記に書いたアルパストールは、トルコのケバブみたいな大きな肉のかたまりをたててあってそれをそぎおとしていくやつ。あれ一番大好物。
お肉にはほんとにいろんな種類があるし、タコス屋によって専門の肉の種類が違う。
カルネだけ扱ってる店もある。ほんとにいろんな種類の部位のメニューが並んでいていったいなんだか分からない。
カルネというのはスペイン語では「肉」という意味だけど、カルネといえばたいていCarne de vaca (牛肉)のことだ。
牛タンもおいしかった。
あるメキシコ人は OJOとCABEZAのタコスが好きだって!!! ゲロゲロ。 (ちなみにスペイン語でOJOは目、CABEZAは頭よ。この場合VACA (牛)の) 見なくてよかった。。。
メキシコ人とタコスの話をすると30分や1時間はタコスだけで話が盛り上がる。
今日のこのトピックもどこどこまでも書き続けられそうなので、適当なとこでやめとく。。
私の住んでる地域にメキシコ人のシェフがいるレストラン知ってるんだけど、そこの料理は私が思うのとはちょっと違う。タコスもぜんぜん違う。(後記:ここは閉店しました)。
日本ではメキシコみたいなタコスは食べられないので、しょうがないから自分で家で作っている。
なんと皮のトルティーヤからこねてつくりますよ。
最初は小麦粉でつくってたんだけど、このごろはメキシコから買ってきてもらったマサというトルティーヤ用のとうもろこしの粉で作ってる。
皮からつくるからほんとにおいしいよ!
私はメキシコから重いのに持って帰ってきていたんです。
けど普段は、小麦粉と強力粉とベーキングパウダーと塩とオイルを混ぜて練って作ってます。
そのタコスに緑色のサルサベルデ(メキシコから買ってきたやつ)をかけて食べています。
メキシコではサルサベルデは、この青いトマトからつくります。この青いトマト(ほおずきみたいな形)は日本では普通売ってません。メキシコでは一般的に家庭や店ではサルサは手作りします。青いトマトで作ったサルサベルデはおいしいです。
なんと日本でメキシコ原産の青いトマトが生で買えるそう。青いトマトといっても完熟してないという意味ではなくて、ほおずきみたいな形をした小さいトマトなんです。
けどこのサルサはメキシコから持ってきてるメキシコのなので。
スーパーでふつう売ってるやつはアメリカのだから違うんです。
日本では南米食材店とかネットで買えるみたい。
でも市販のサルサがなくても、 塩と玉ねぎみじんぎりとトマトの角切りとパクチーのみじんぎりを合わせたサルサで大丈夫。
パクチーが手に入りづらいときもありますよね。
どこの店で扱ってるものではないし。
出かけたときにスーパーを見つけると、コリアンダーがあるかチェックする。
昨日もスーパーで最後の2パック買い占めてきた。。。
ついでにメキシコ産のライムとアボカドも買った。
コリアンダーはタイ料理のものと思われがちだけど、実はラテンアメリカでは結構使います。ペルー料理でもよく使います。
スペイン語では シラントロというんです。
コリアンダーが手に入らないとタコスを食べる気しないので、今日プランターにコリアンダーの種を植えました。
毎年植えるけどよく育ちますよ。
種売ってるからやってみてください。
今日は、そのライムとパクチー(コリアンダー)使って、セビーチェを食べました。
セビーチェは、ペルー料理でもおなじみのシーフードマリネです。
メキシコとペルーのセビーチェは違う。
メキシコのほうがライムがきいててさっぱりしてる。
ペルーみたいにアヒ入ってないし。
ちなみにメキシコ人は大量にライムを食べます。
一日平均9個は食べてるらしい。
スーパーでもビニールの大袋に大量に入ってうられてた。
ビールにもライム入ってるしね (コロナとか)
ブログ内関連過去記事:
「ペルーとメキシコ料理つくった」
「中南米では砂糖に注意」