ラテン好きだけど、ラテン人は切り離す?
私はレッスンサルサが嫌いなわけじゃなくて、最初にサルサを習いたいと思った理由も、サルサを踊る女性が華麗にターンするのを見て、「かっこいい、私もこれやりたい」と思ったからです。 「いくら南米スタイルのサルサ踊れてもこれでコンピティション出れないし、ラテンアメリカ人以外とは踊れないのは困るじゃん」、と友達にも指摘されたので、ちゃんとスタンダードなスタイルも習って踊れるようにしておこうかな…と思うこともあります。ただサルサにはレッスンで習うスタイル以外にもいろんなスタイルがあると思います。
サルサはじめたことがきっかけで、ラテンワールドに出会いました。ラテンアメリカ人たちが教えてくれたラテンカルチャーや価値観は新鮮な驚きだったし、自分の考え方に共通したものがあったので、すぐこころに入ってきました。
私はラテンアメリカにも行ったことがないし、ラテンアメリカのことをまだそんなに知ってるわけじゃないけど、ラティーノから教えてもらったことに「ほぉーそうなんだ」「なるほど」ときいています。
「俺たちは悲しいときもうれしいときもダンスを踊って表現する」と私の友達のラティーノはいいました。
彼らが踊るときは相手との時間を楽しんでるし、歌いながら踊ったり、歌詞をこころで感じたりしているんだそうです。
日本ももともとそうでしたよね。日本の歌や踊り。
日本では昔から何度もラテンが流行した時期があって(たとえばマンボブームとか)、最近サルサやラテンミュージック好きな人も増えてきましたね。
私はまだまだラテンカルチャーのアマチュアだけど、私なんかよりずっとずっとラテンカルチャーやラテンアメリカのことに詳しい方がたくさんいます。
でも一方で、ラテンダンスや音楽のファンだけど、ラテン音楽やダンスからラテンアメリカやラテンアメリカ人を切り離して考える人達もいるみたいで、「サルサクラブにラテンアメリカ人がいるのはうざい」というのを聞いてちょっとショック。
ラテンのダンスは好きだけど、ラテンアメリカやラテンアメリカ人は嫌いなのかな…? アニメや柔道や日本食は好きだけど、JAPは嫌いだからジャパニーズレストランから出て行ってくれ、と言われたら悲しいですよね。。。 もっとほんとの日本や日本人のことを知ってほしいと願うでしょう。
ラテンダンスだけ切り離すんじゃなくて、ラテンカルチャーの背後にあるラテン的な価値観とか知ったらラテンダンスや音楽をさらに味わえるんじゃないかな~。
せっかくラテンダンスや音楽でラテンワールドに出会ったんだもの。ラテン的にみんなで仲良く楽しく歌ったり踊ったりできたらいいですね