メレンゲの歴史
メレンゲのダンスの発祥は、1850年くらいだそうです。
なんとサルサよりも110数年前。
古いですね~。
前回、スペインがラテンアメリカを占領したあとに、アフリカから黒人をつれてきて奴隷として植民地事業に従事させた、という話をしました。
奴隷たちがあしを鎖でつながれたままサトウキビ畑で作業をさせられているとき、アフリカの太鼓をたたいてそれにあわせてサトウキビを刈っていた。
それでリズムをとっていた。
もしくは、小屋で休息のときに踊った。
だけど、鎖でつながれているのでその範囲内でひっそりと…。
アフリカの音楽とリズムに、ドミニカとハイチの伝統音楽とダンスがMIXされた。。。
それがメレンゲの発祥ではないか…、という説が最も有力のようです。
鎖につながれていたから、両足を広げることもできないので間隔がせまく、足をあげられないし、ひきずったような感じになる。
だからメレンゲは、両足がくっついて、足を動かすときも床をひきずるように動かす。
ところで、
クラブでラティーノがメレンゲを踊っているとき、地味だなーって思ったことありませんか?
あんまりステップを大きく踏まないし、ぐるぐるまわしたりしない。
左右の足がくっついてるし、歩幅が小さくて小刻みにステップを踏んでいる。
腰だけ動いてる。
女子はもっと小さくステップを踏んでいて、どっちかというと足をひきずってるように見える。
私はいままでずっとラティーノやラティーナが踊るメレンゲを見てて、そういうふうに感じました。
もしかして上記の説は正しいんじゃないかという気もしてきます。
ラテンディスコでラティーノが踊ってるところをみてもらうといいんですが
(ただし、六本木のラティーノには、レッスンメレンゲに感化された人がいるんで参考にならないこともあります)。。。
たとえばこれ、
ドミニカ人が踊ってるメレンゲ