ラテン番組のBGM
ラテンアメリカを扱ったテレビ番組を見るときにいつも思うこと。。。
国にかかわらず、音楽が
メキシコ もしくは ジャマイカ のものが多い。
…など、国と音楽がぜんぜん一致してない。
ブラジルはOKなんです。
ブラジルといえばサンバだから、たいていサンバ流れてるから。
アルゼンチンなら、タンゴ。
これも分かりやすい。
ペルーもまあ、コンドルは飛んでゆく をかけとけばいい、って感じ。
まあそれも分かりやすい。
メキシコや、ジャマイカもメジャーだからだいたいOKかな。
けど、他のラテンの国はめちゃくちゃ。
コロンビアとかチリとかパラグアイのBGMに、メキシコの音楽って????
メキシコはアメリカの隣で、あとの国は南米なんだけど。
メキシコの音楽って、コアな音楽じゃなくて、シェリトリンドとか誰でもわかるような超有名なメキシコ音楽ですよ。誰でもそれはメキシコの歌だ って知ってるのに。
コスタリカとか南米の番組には、ジャマイカのスチールドラムの音楽。
カリブじゃないんだけど。。。
たぶんテレビ局の音声には、BGMコーナーに「ラテン」ていうジャンルがあって、メキシコやブラジルとかのメジャーなやつがおいてあって、それをなにも気にせずてきとーに使いまわししてるんだろうけど。
日本のことを紹介するテレビ番組や日本がでてくる映画に、中国の曲が使われたり、ドラが鳴ることがよくあって、日本人には「中国と混同するな」と怒ってる人がいます。
でも日本と中国は隣国だから、海外では結構混同されてます。
南米を紹介するときにメキシコの音楽を流されるのは、日本人にとって、日本を紹介するテレビ番組のBGMにアラブのベリーダンスの音楽が流れていたり、カンボジアのアプサラダンスの音楽が流れてたり、そんな感じだと思います。
ラテンアメリカはラテンアメリカでまとまってることもあるけど、愛国心が強いし、ライバル心も強く、特に隣国同士は仲が悪いです。
たとえば、ペルーとボリビア、ペルーとチリ。長年の犬猿の仲。
彼らにとっては、せめて中米と南米は間違わないでほしいと思ってるでしょうね…。
テレビ局もこれだけラテン流行ってるんだから、サルサとかメレンゲとかも取り入れたらいいのに。
なかなかテレビでこういう曲がかかることってないですね。
マスコミはまだランバダどまりなのかな~