Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

ダンスは自己表現。enjoyするもの

NHKcool japanという番組知ってますか?
日本に住んでいる外国人を集めて、日本の文化や日本にしかないもので、外国人からみて 「COOL!(かっこいい)」と思うもの(もしくは思わないもの) について語る番組です。
http://www.nhk.or.jp/cooljapan/

このまえたまたま見たら、「ダンス」についてやってました。

ダンススタジオで開講してる、日本の子供たちのHIPHOPダンス教室について議論が白熱しました。
HIPHIPが好きで夢を持ってがんばってるのはすごいと思うけど、どちらかというと母親のほうが一生懸命でやらせてる感じ。小さいころからあんなに必死で努力していて、驚き!

他の国では、小さいころからあんなにたたきこんで教え込んだりしない。
日本はやっぱ違うな~、 って言ってました。

インド人が「うちの子は、駅のホームでHIPHOP踊ってる学生たちを見てて、家でまねして踊れるようになったよ」といったら、アメリカ人が「それが本当のおぼえかただよ。だってアメリカではHIPHOPはあくまでもストリートダンスなんだから、ストリートで踊ってるうまい人のを見ようみまねで覚えてみんな踊れるようになった。だからあれはスクールに通って習うもんじゃない」といいました。

そのほかに彼らがテレビでいってたことは、

*日本は ダンス とはレッスンで一生懸命学ぶものになっている。
レッスンでは必死に先生のやることについていくだけ。
日本人はまじめだから教えられたとおりにきちんとやってがんばってる。

*日本人はそれにパラパラとかみんなで一緒の踊りをするのが好きだ。
自分の個性や自己表現はしづらい。

*外国ではダンスはペアダンスが多いからカップルでやってきてカップルで踊るのが普通だけど、日本人は一人で来てそこにいる人と踊る傾向がある。

*海外では、ダンスは普通は家族や友達から教えてもらったり自然と学ぶものだ。
ダンスは自己表現だし、enjoy するもの。
ナチュラルなものだ。

*なのに、日本では技術向上にやっきになっていて、あれじゃとてもenjoyなんてできないよ。


そしてコロンビアやブラジルなどラテンアメリカ人たちがこう言いました。

ラテンではダンスは生活の一部。
私のお母さんは、朝起きたらすぐラジオをつけて、音楽に合わせて歌いながら体でリズムをとって踊りだす。

日本ではパーティはただ飲み食いやカラオケとかだけど、あれは信じられない。
ラテンアメリカではパーティにはダンスがつきもの。ダンスがないパーティはありえない。
とにかく家族でも友達でも集まれば音楽をかけてダンスになる。
いつも踊るから、自然とダンスをおぼえていく。

ダンスは自己表現なのに、日本人は習った通りにしか踊らないし、自分の感情やパッションを表現しない。。。。 とコロンビア人が言ってました。

そこにでていたコロンビア人女性は、コロンビア大使館の人に似ています。もしそうだったら、何度かしゃべったことあります。
コロンビアのイベントでは、もちろんサルサの国のコロンビアだからサルサのイベントもあり、その女性もイベントを主催してました。サルサイベントにはたくさん日本人も来てるし日本人によるパフォーマンスもある。だから日本人が踊るサルサも知ってます


その番組で討論されていたことは、日本でのサルサ界にもあてはまるような気がします。

サルサは本来ストリートダンスだし、ラテンアメリカ人にとっては生活の一部なんだけどね…