カウントじゃなくてリズム♪
先日、「ステップよりも音楽を聴こう」 というトピックで日記をかきました。ステップだけにこだわらずに、音楽をもっときいて音を感じて自然に踊ってみようという話でした。
レッスンでは、カウントでサルサを教えます。8カウントで、1,2,3で4休み、5,6,7で8休み。 1,2,3、 はい 4,5,6 はい とステップをふみます。音楽はあとづけで、どうでもいい感じ。 とにかく、カウントでステップを教え込む。
ピアノ教室でメトロノームかけてカウントでピアノをひかせるのに似てますね。
しかーし、サルサの曲には途中で一度止まる曲(たとえばフランキー・ネグロン「COMERTE A BESOS」)とか、サルサが途中でレゲトンになるサルサトンなどがあるんです。そういう変則的な曲はこのカウント方式だとずれちゃう。
クラブで見てたら、曲調が変わってもずっと同じ調子で踊りつづけてる人が多いような。
音楽きかずにカウントだけでサルサ踊ってると、だんだん音楽とずれてきちゃう。
サルサを踊ってるときに、相手の人が音楽とずれてるなと思うことがあります。たぶんカウントで踊ってるのかな。
そういう人に「サルサをききながら手でテーブルたたいてリズムとって」ってもしいったら、8カウントでリズムとるんじゃないかな。
ところが、ラティーノは違うんですよね。サルサききながらテーブルたたいてリズムとってる人をみてたら、ンタタ タタタ ンタ ンタ みたいな複雑な動き。 身体も一緒に動いてる。
私はごく初心者の頃、サルサのレッスンを受けたんですが、クラブで1,2,3でサルサ踊るとぜんぜんリズムに乗れないんですよ。どうしても音楽に合わなくて、変だな、体がリズムにのれない。おかしい、きもちくない。サルサって8カウントじゃないんじゃないの? … ってずっとずっと違和感持ってました。
サルサのミュージシャン(パーカッショニスト)にきいてみたら、サルサのリズムは8カウントで4と8が休みではないそうです。休みではなくて、つながってるそう。
で、ラティーノやラティーナのダンスを観察したら、パーカッションなどうしろのリズムなどをとって踊ってることに気づきました。あとはその曲や曲調。ゆったり流れる曲ならそれに合わせるし、早くて楽しい曲ならそれに合わせたり。
それがわかったんで、私もそれにあわせて踊るようになって、ラテンアメリカのサルサを自然と踊れるようになりました。 以来、体が自然と音にのれるから、すごいきもちよく踊れる。身体にリズムやビートが入ってくるしね。踊らなくても音楽きいてるだけできもちよくなれる。ラテンのリズムって元気をくれるし、きもちよくなれるからイイですね♪