Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

ステップよりも音楽を聴こう♪

友達から、サルサメレンゲ、バチャ-タを教えて と頼まれました。


その人は海外でサルサ少し踊ったことがあるそうです。


私のサルサはスタンダードじゃないのでどこかの先生のレッスン受けたほうがいいんじゃないかと言ったんですが、「レッスンのサルサは自然じゃなくて楽しくないからレッスン受けたくない」とのこと。




けれど実際にサルサ教えたら、そのひとはステップのほうに集中してしまって、緊張でがちがち。 私はベーシックステップだけ教えたんですが、なかなかリズムにのれない。


「緊張しないでリラックス、リラックス」 「ステップ関係なくていいから、とりあえず音楽楽しんで踊って」って言ったんですが、間違えたらいけないからってすごいシリアスになっちゃった。 


サルサやバチャ-タなどのダンスは、緊張でがちがちになると、踊れなくなるんだな~って思いました。



しかも、ベーシックできてないのに、「で、次はどういうステップ?」「 で、ターンする? ターンのときは手をあげて合図するんだよね?」 と、次の段階へいこういこうとするんです。


私はとりあえずベーシックだけで踊って、音楽とリズムを身体に感じて自然と身体が動くことから始めたほうがいいと思ったんですが。


「こういうのもあるよね」、「こういうのビデオで見たことある」とみようみまねで複雑な技にトライしようとしてくる。レッスンみたいにいろんなステップやターンなどをやりたかったのかな。




ラテンアメリカの人達の踊りを見てると分かると思いますが、ベーシックだけで踊ってる人が多い。たまにちょっとアレンジ入るし、のってくるといろいろアドリブはいってくることも。 


技や複雑なステップよりも、音楽やリズムを感じたり、歌詞に酔ったり、相手と踊ったり会話することも楽しんでいます。




一方、サルサレッスンで教えてるサルサは、いろんなテクニックのてんこもり。インストラクターはベーシックはあんまりきちんと教えないし、音にのることなんてそんなに言わないと思います。とにかく1,2,3とカウントのとりかたはたたきこむし、毎回いろんなステップやシャインとかやらせる。 それにははっきり言ってクラブではつかえないものもあります。(こんなのクラブで踊ってる人いないよ、っていうのありますよね)


サルサレッスンを受けたひとには、サルサのリズムにのってないしベーシックまだちゃんと踏めてないのに、とにかくレッスンで習った技をやろうとする人がいますよね。  音楽あんまりきいてないみたいでリズムに関係なく動いてるので結構ついていくのが大変だし、いきなり無理やり技かけようとするので女性が体を痛めることも。




私がもし先生なら、まずサルサなどの音楽をたくさんきくことから始めたら、と言います。  とにかくいろんな曲をきいて楽しむ。 聴いてるとどういうのが自分がすきなのかわかってくるし。 バックに流れるパーカッションのリズムをとって、サルサのリズムを体に入れる。
できれば曲のだいたいの意味や歌詞の意味を知る。 曲が楽しい曲なのか、悲しい曲なのか、ロマンチックな曲なのか、それで感情もこもりますしダンスも変わります。  ステップをいっぱい覚えるよりも、音楽を楽しんで、それから自己流でいいので身体を音楽にのせてみる、 というところから始めたほうがいいんじゃないかなと思います。