サルサ ≠ キューバ
サルサを始める前、私はサルサといえばキューバだと思ってました。
だからサルサを始めたときも、キューバ人の先生に習わなければならないと思って、まずキューバ人の先生のレッスンをとったし、ダンスを踊るならキューバ人、と思ってました。
そんなとき、サルサクラブにいたペルー人が「サルサ教えてあげる」と親切に言ってくれました。でも、私は「なんでペルー人がサルサ?」とけげんに思いました。「ペルーってアンデス音楽の国だからサルサの国じゃない」と笑っちゃいました。
せっかく教えてくれるといったのに、キューバ人じゃなくてペルー人だったのでしりごみしてしまいました。しかし、実はその人はサルサの先生だったのです。
まぁ、これは、今となっては笑い話なんですけどね。。。
ペルーではサルサは生活の一部で、サルサ、レゲトン、メレンゲ。街のあちこちで流れているそうです。
ペルー人がホームパーティやれば、すぐサルサやメレンゲをがんがんかけて踊りだす。ペルーで人が集まれば、ダンスですね。ペルー人の友達は、ものごころついたときからずっとサルサを踊ってたと言ってました。そうなんだー。
けれど、日本でサルサやってる人達には、サルサ=キューバと思ってる人が少なくないかも…。「サルサはキューバが本場だから、他のラテンアメリカのサルサはほんもののサルサじゃない」、「日本のサルサバーに来てる中南米人は、サルサのステップを知らないし、サルサを踊れない」。
実際は、ラテンアメリカの多くの国がサルサを踊ります。プエルトリコ、エクアドル、コロンビア、メキシコ、エルサルバドル、ベネズエラ、ペルー。。。
ブラジルはサルサ国じゃないけど、でも東京のサルサクラブでは、ブラジル人たちもサルサ踊ってます。
ある中南米の国の出身者で日本に住んでる人が、日本人から「君はキューバ人じゃないから、君のサルサはサルサじゃない」と言われて、「何も知らないくせに…」と内心むかっとしたと言ってました。
日本人に向かって、「君は漢字がかけない。漢字は中国のものだから」って言うのと同じなのかなー。
ブログ内関連過去記事:
「サルサの国といえば」
「意外なサルサ国」
「お国によるサルサ事情」
「えっパナマもサルサの国?」
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