Life and Dance in Latino Style

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今メキシコに滞在中の方へ(特に旅行者)震災後の注意

メキシコでM7.1の大地震がありました。
1週間ちょっと前のオアハカとチアパスのそばであった地震とはまた別で、今度はプエブラ震源とした地震です。
プエブラから近い各都市と首都メキシコシティに大きな被害が出ました。

夜中も救出作業が続いていますが、建物の倒壊が多く救出作業に難航している様子。

日本から観光旅行、または短期滞在でメキシコを訪れている皆さんへ注意事項です。


今メキシコの現地では、政府や赤十字やいろんなところから注意事項や緊急連絡先などが発表されています。

メキシコでテレビのニュースや新聞やネットなどで最新の情報を得てください。

スペイン語がわからない人は、まわりの人に確認したり、日本語で発信してくれてるツイッターSNSなどをチェックしてください。


今後も余震がある可能性があります。
オアハカ地震ではM6級の余震がきたので、余震には十分気をつけて下さい。

残念ながらメキシコは日本と並ぶ世界2大地震大国です。
メキシコ人やメキシコ在住者はある程度地震に慣れてたり(といっても大震災じゃない)、避難訓練などもしてますが、避難の仕方が日本と違うのでとまどったことと思います。


日本では地震がおきたら、テーブルの下に隠れましょうと指導されます。

中南米全体どこもだいたいそうですが、メキシコでは地震がおきたらすぐ屋外に避難しましょう、です。

耐震性の建物が少ないので建物自体が倒壊したり、天井や壁が落ちて中で死ぬ危険性があるからです。

私もメキシコで数回、コロンビアで1回地震にあいましたが、地震がおきたらみんな外に飛び出しましたよ。
私も耐震性じゃないからやばいと思って外に出ました。


もちろん外に出ると今度は建物が倒れてきたり上から物が落ちてくる危険性もあるので、それにも注意して下さい。
なるべく広場など、なにもない広いところを探したほうがいいと思います。


メキシコの現地情報で、地震後にいま気をつけることという注意事項があったのですが、スペイン語なので和訳します。


「⚫️危険エリアにいるときは、スマホwifiをつけておくこと
⚫️家の中の危険箇所をチェックしよう
⚫️ガス漏れを発見したら、すぐ通報
⚫️寝る時も服を着て、着脱しやすい靴をおき、懐中電灯や身分証明書やスマホを手の届く範囲におくこと
⚫️救急車や消防車などの緊急車両の通り道を妨害しないよう
⚫️SNSに投稿する時に注意。皆が感情的になっている為、フェイクや扇動する内容が広まらないように。常に最新情報をチェックするように」



いまメキシコでは停電してるエリアが結構あり、断水やガスが止まったりしてる地域もあるようです。

余震で家の中がこわいので外で過ごしてる人もいるようですが、強盗や窃盗に注意してください。



また、危険や安全に関わる簡単なスペイン語をすぐ覚えてください。
しかもメキシコ弁で。

もし指差し会話帳のメキシコ編を持ってればそれに書いてあると思います。



メキシコシティには英語を話せる人もいますが、大半はスペイン語のみです。

メキシコでは標準スペイン語と違ういい方をすることがあります。メキシコ弁。



絶対にいま覚えたほうがいいのは、



「危ない!」

 AGUAS ! (アグアス!) 



これは標準スペイン語と違って、メキシコでしか通じないけどメキシコ人はこれをよく使います。


私がメキシコで通りを歩いてたら、「アグアス! (あ、危ない)」とメキシコ人に腕をひっぱられて、車にはねられそうな危険を避けられたこともあります。



アグアス! 

ですよ。

これは絶対に覚えて。



それから他には

⚫️ 「Corre」 コレッ   (走れ)

「コレコレーッ」っていわれたら、走れ走れ です。日本の「これ」とアクセントの位置が違う。
建物内から避難するときに言われたら、走って逃げろってことです。



⚫️ 「subete」 スベテ    (あがって)


たとえばバスのタラップ階段を登れとか、上にあがってこいっていうときに、
たぶん他の国は sube スベ  だと思うんですが
メキシコでは  subete スベテ  といいます。



⚫️ 「ven」 ベン    (来い、 おいで)


ven は 来い、おいで、っていう意味です。

「ここにこい」 なら 「ven aqui」 ベン アキ

aquiは「ここ」なんだけど、aca アカ っていうこともあります。



⚫️ peligrosso ペリグロッソ    (危険)


あっちのエリアは ペリグロッソ とかいわれたら、そっちは危険エリアだから行くなってことです。




せめてこのくらいは覚えたほうがいいですね。

命に関わる言葉なので。




まだ余震が続いてるし、今は大丈夫そうな建物が倒壊したり、余震でまた被害が出るかもしれません。

メキシコは通常でも、歩道に穴があいてたり、電線が垂れ下がってたり、店の上から看板が飛び出てたり、歩道橋がボロボロで落ちそうだったりするところが多いので。

前後左右と上下全部に注意を払ってください。


今もどんどんニュースやツイッターなどで、いろんな注意事項や、どこの道が封鎖でどの公共交通機関が再開したなどの情報が出ています。

それもgoogle翻訳を使うなどして読むようにしてください。



観光でたまたま地震にあってしまった方、お気の毒です。

メキシコはもともと地震国なんですが、今回地震の被害が大きかったメキシコシティのローマノルテやコンデサは日本人が多いし、震源地のプエブラは被害が大きかったモーリアのクエルナバカメキシコシティから近い観光地で日本人にも人気ですからね。
もしかして巻き込まれた方がいるかもしれません。

今後の情報と余震に注意して、気をつけてください。