Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

コロンビア人のお笑い part2

昨日コロンビア人のユーチューバー Jonatan Clayのコントを紹介しました。( 「 コロンビア人のお笑い」をみてください)


Jonathan Clayのビデオ、私めっちゃはまってる。

おもしろいのがいろいろあるのでまたビデオを和訳しますね。

日本でも 「あるある」 という話題が多くて共感できるし、一方ラテンならではっていうのもあります。



これは短いコントがいくつか入ったビデオ。
4分ちょっとの短いビデオですが、コントが6個も入ってます。

最初の4個のコントを翻訳します。
(これはコロンビアのスペイン語です)

最後の2個は下ネタなので訳さないから自分で察してください。
(ちなみに最後のコントの女性が言ってるのは、「だめだめ、私は彼氏いるし彼氏を愛してるしリスペクトしてるから」 です。)

「アモール」っていうのはamorで「愛」という意味。「Mi Amor」で私の愛する人
恋人同士や夫婦という男女関係はもちろん、親が子供に対してなどに愛情をこめて呼びかけに使います。
けどまったく知らないタクシーやお店のおっちゃんとかも「なんだい、Mi Amor 」とか言ってくる人もいます。この場合は親しみを込めてるだけであんま意味はない。


ビデオがつながってるけどタイトルのとこで分かれています。
1つめのコントから4つめまでの和訳を下にのせます。







ラテンの男女関係は嫉妬深いのだ(celosos).....  笑。
恋人同士じゃなくていい歳した夫婦でもね。



① 出かけよう

「ねえ、マーケットにお買い物に行きましょうよ」
「ママ、私いまだらしないからダメ」
「大丈夫よ、そのままで。行きましょう!」
「だってシャワーしてないからくさいんだもん。むりむり」
「もう、そんなだともっとだらけちゃうわよ、さあ行きましょう」

(携帯に電話の呼び出し音)

「あ、電話だ。ちょっと待って」
「電話ね、わかった」 (とママが去る)

「アミーガ(女友達の意味)、私、いまあんたがタイプの男と一緒なの」
「まじで? ね、私のタイプって全部の条件が?」
「そうそう、毛深いしもっこりだし。。。」
「うわ、いいねーーー」
「早く来なよ」
「わかった、すぐそっち行くね」

(すっかり化粧しておめかしして出て行こうとする娘に)
(ママが)「こら、どこに行くの? 戻ってきなさい」
(無視してさっそうと出て行く娘)








② 気をつけて、男が嘘をつくとき

(彼氏と彼女の会話。彼女はパソコンでSNSを見てる)

「アモール、きて、ちょっとこれ見て」
「なに?」
「これ見て」
「なに? その女だれ?」
「彼女は私の女友達。どんどんビッチ。」
「なんで?」
「え、なに言ってんの? まだSNSの彼女の写真見たことないの?  見て、この写真はもっと古い写真。でもだんだん時期が経過して、つまり新しい写真になるにつれて… どんどん肌の露出度が多くなっていくのよ。」
「うえー、ほんとだ」
「ビッチでしょ?」
「うん」
「ほんとにビッチでしょ?」
「そうだね」
「この写真も見て、ほんとにこの女ビッチだよね」
「ほんとにビッチだね」
「あ、ちょっと待って。飲み物とってくるから、写真見てて」

(と、彼女は部屋を去る)

(彼氏はパソコンで写真を見続けながらひとりごと)

「ほんとにビッチだな。」 

(写真に夢中で、彼女がうしろで見てるのに気づかずに彼氏はひとりごと)

「うわ、この写真ほんとに売女」

「このビッチ。。。。。。。 まじセクシー」

(そこへ彼女が叫ぶ)

「やっぱねー。そういうと思ったわ」

(彼氏は驚愕)

「それが私が知りたかったことなの!」  と彼女

(ぶるぶる震える彼氏)






③ 君の彼女は君にはけっしてほんとのことは言わない


(上の逆バージョンで、男がパソコンでSNS見てて、彼女に男友達の写真を見せる)

「アモール来て」
「なに?」
「これ見て」
「なんでこの写真を私に見せるわけ?」
「これ俺のお友達なんだけど、どう思う? ボクサーパンツはいてるしセクシーだしイケメンで魅力的だよね。」
「なんで私にそんなこときくわけ? もしや私がこの男を好きだと思ってるわけ?」
「いや、たんに女にとってはやっぱこういう男がモテるのかなって意見をききたいだけだよ」
「アモール、そんな男はどこにでもいるような普通の男よ。」
「でもこいつは男としての魅力を全部備えたやつだぜ。筋肉質で毛深くて背が高くて…」
「それはそうだけど、でも私のタイプじゃないわ。もうそれ消して。」
「ほんとに?」
「ほんとにもう見たくないわ、そんな男。私がタイプの男はね、あんたみたいにやせっぽちで普通の男よ。あんたみたいな男が好きなのよ」
「ほんとに? ベイビー、愛してるよー」
「私も愛してるわー ベイビー」

(彼氏が帰宅)
「じゃまた」
「うん、愛してるわベイビー、あとでメッセちょうだいね」

(彼氏が帰ったらすぐパソコンをつけて、さっきの彼氏の男友達のSNSページを探してチェック)

「えっと、あっそうそう、これだわ!
うわー、見てよ、これ。 うわ、超セクシー。この腕や脚。。この胸。あー、この体なめたいわ。すごいイケメン。
これこそほんとの男だわ。  あーーーーーーー 」

(もだえる) 






④ バレンタインが近づいたのに彼氏がいない女


(電話が鳴る音)

「もしもし」
「もしもし、アモール 元気ー?」
「ああ、すっごい久しぶりー。どのくらい話してなかったっけ?」
「ひさしぶりー。もうどのくらい話してないか覚えてないくらいだよね。」
「僕たち大きなトラブルがあってけんか別れしてからずいぶん長い時がたったし」
「やだー。もう過去の話よー」
「まあともかく、君が元気でよかったよ。」
「うん、超元気ー」
「でも俺に電話してくるなんて変じゃない?」
「それがさ、もうすぐ2月14日のバレンタインじゃない? 会おうよ。 会って仲直りしようよ」
「え? 2月14日?」
「そうそう。一緒にショッピングモールに行ってすてきな服を買おうよ。買い物のあとにディナーを食べて、映画を見てそのあとはー。。 どうこのプラン? 」
「おまえってほんとに自分の利益しか考えないジコチュー女だな。バレンタインが近いからっていうだけで俺に電話したっていうのか? 俺たちもうとっくに終わってんだよ」
「はあ? なに言ってんの?」
「じゃあ さよなら。二度と電話してくんな!」

(電話切れる)

「なんだよ、あの男! ざけんな、バーカ。

さーて、次はどいつに電話するかなー。 あ、こいつにしよう

もしもしー、 アモール ひさしぶりーー」