Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

ラティーノのダンスの住み分け

下記にコングレス出てるラティーノのビデオを紹介しました。

ラテンアメリカに行ってみた感じ、
ラティーノの場合、

① ノーマルなサルサ。ホームパーティやクラブで自然とおぼえたサルサ。一般にラティーノが踊ってる系のサルサ。クラブ系。

②サロンのサルサ。レッスンや競技会に出る人たち。プロダンサー

③英語のヒップホップやテクノとかロックとか違うジャンルが好きでサルサ興味ない人たち。ラテンアメリカ人だからラテン音楽好きかというとそうでもない。
もしくはサルサは聴くけど、踊れない。


大きく分けてかな?

サルサ踊れる人は、プロと一般人の線引きが他の国に比べて強いと思います。



よくyou tubeサルサダンスビデオで、サルサ国のラティーノとレッスン系ラティーノ同士でバトルしてます。「おまえのサルサなんてサルサじゃない」って口論してる。


ラテンアメリカでは、

サルサのレッスンをダンスアカデミーで習って、コングレスに出るような人たちは、最初からダンス競技として精進する。プロダンサーをめざす人も多い。プロダンサーやインストラクターになってる人たち。
ダンサーは、BAILARINとスペイン語でいいます。


②ノーマルなサルサ踊る人たちは、家でホームパーティしたときに友達や家族と踊ったり、クラブで踊ったり。


●日本とラテンアメリカの違い(私が感じたこと)

日本では、サルサやりたいな、サルサに興味があると思った人は、「とりあえずサルサのレッスン通わなきゃ」とまずレッスンに行くと思います。

しかし、ラテンアメリカではサルサは街なかで流れてるし、ホームパーティや誕生日パーティや結婚式などでサルサを踊ることがよくある。
サルサ踊りたいなら踊るチャンスは日常にころがってる。家族や友達が踊るのを見て、みようみまねでだんだんおぼえる。

レッスン通ってサロンのサルサをやる人たちには、競技会に出るとかプロになる意識が強い人たちが多いそうです。


ラテンアメリカのラテンクラブと日本のラテンクラブの一番大きな違いは、向こうはグループで来てグループ内で踊る、けど、日本は一曲ごとに相手を替えて踊るところです。
ラテンアメリカでは、自分のグループ内か、家族か、カップル(夫婦や恋人)同士かでばかり踊ることが多い。
一人で踊りに来る人もほとんど見たことがないです。
向こうはクラブの規模が超でかいのですが、ダンスフロアを囲んでテーブルが並んでいて、クラブに入るとグループやカップルごとに各テーブルに通されます。そしてクラブを出るときまでずっと同じテーブルに座ります。

「日本は一人でクラブに来る人も多いし、一曲ごとに相手を替えて踊るんだよ」とラテンアメリカで言ったら、「que raro( 超変なの)!」って驚いてました。


なので、クラブ系の人と競技会系の人が混ざったクラブに行ったときも、きれいに住み分けされてました。
競技会系の人は競技会系の人と踊るし、友達グループはグループ内で踊るし、カップルできてる人は自分の相手と踊るからです。カップルは自分たちのラブラブの世界に入っちゃってるしね☆


クラブ系の人たちは、ちっちゃいときからサルサ踊ってる、家のホームパーティでまわりがみんな踊るから自然と踊りをおぼえた、というような人たち。
レッスン系やコングレス系にはサボールがないといってバカにしてる人達も少なくないです。


コロンビアのようなサルサ国でも、サルサシューズを持ってるのはプロダンサーかコングレス出てる人くらいだと言ってました。

他の国でもコングレス出てる人達やサルサのインストラクターたちでも、クラブの場合は靴をはきかえないと言いました。普通のロングブーツや10cmハイヒールで高速スピン踊ってましたよ。
レッスンやサルサイベントやパフォーマンスなどのときはサルサシューズに履きかえるそうです。

あとね、競技会系の人ばかりのイベントに行ってしまったときは、コングレス出てる人達でもラテンアメリカラティーノの人たちは私とでも踊ってくれるの。
リズムのってるし、私がスピン苦手だと言ったらスピンをしないで他の技で踊ってくれるし、型にはまってるわけでもなくすごく柔軟性がありました。