Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

マーク・アンソニーのY como es el

前回書いたマーク・アンソニー(Marc Anthony)の5月25日に発売された「ICONOS」というアルバム


そのアルバムの一曲が、現在 全米ヒットチャートのラテン音楽ランキングの9位に入ってます。

「Y COMO ES EL 」という曲。


「Y COMO ES EL」 (Marc Anthony)





この曲のスペイン語の歌詞は (カラオケ風に)







マークまた失恋の曲か。。。
彼女を他の男にとられて泣く歌ってマークらしい、と思ったんです。


でも、どうも違うらしい。
父親が家を去る娘にあてて歌った曲だそうです。

やつはいったいどんな男なんだ、俺の人生の一部を奪った、すべてを奪った泥棒だ、
と父親に言われたら相手の男はさぞかし怖いでしょう…。


でも、アメリカ人はこれを結婚式のときに「パパと踊るときの曲に使う」と言い、
ラティーノたちは、これは感動的な曲で涙がでてくる…とコメントしてます。

日本語とか英語にすると、なんだかニュアンスが変わってしまって、味気がないような感じになるな…。
スペイン語の歌詞のほうがエモーショナルだと思う。

それにラティーノスはとてもファミリア(家族)愛が強いので、息子からのママの愛、とか、パパからの娘への愛とか、感動しちゃうのでしょう。



この曲、実はオリジナルがあって、マークはそれをカバーしたんです。

もとの曲は、joseluis perales という人が歌ってます。


joseluis perales  「 y como es el 」


この人のビデオを見ると、父親が娘に歌ってる、っていうのがよく分かった!
まさにそんな感じがする。

実際に彼の娘が(たぶん結婚で)家を去るときに娘にあてて歌った曲らしいです。





でもマークは悲しい失恋の曲が多いので、マークが歌うと男女関係の失恋の歌にきこえる。
けれど、マークはマークなりの解釈で男女の歌として歌ってるのかも…。


ところでマーク、けっこうカバーが多いな。
人の曲のカバーやると、「オリジナルのほうがよかった」、と よくケチつけられてる。
Amigoとか、Hector Lavoeのエルカンタンテとか。オリジナルが愛されてる曲に挑戦してきますね~。

(Hector Lavoeのエルカンタンテとそのマークのカバーについては、過去トピを参照→
「エルカンタンテ」
「Hector Lavoe」 )