Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

ラテンクラブのDJ  : part 2

前回、クラブのDJについて書きました。
それに追記。。。

あれはDJのせいっていうよりも、ラテンクラブの経営者やイベントの主催者のせいじゃないか、という気がします。

もしかしてクラブやイベントやってる人たちは、あんまり音楽を重視してないのかもしれない・・・・。
DJにお金かけたくないから、てきとーに音楽流しとけばいいじゃんって思ってません?



たとえばレゲトンだったら、最新のレゲトンチャートはおいといて、とりあえずずっと前に流行った
ROPMEやPAMPAMかければ、みんな踊ってくれるからいいじゃん。 だからいつもそればかりかける。 
メレンゲだったら、PROJECTO UNOのLATINOSやティブロンや、 クリスチャン・カストロのAZULやEDDY HERRERAかけとけばいいじゃん、みたいな。

だからいつクラブ行っても、どのイベント行っても同じような曲ばかりかかる。
いつまでたってもぜんぜん流行りの新しい曲はかからず、数年前から同じ曲ばかり。


エルカフェにある日行ってみたら、いつもの人じゃなくて他の人がまわしてた、と。別にその人の選曲が特にすばらしいから代われ、っていうわけじゃなくて、たまにDJが代わると、いつもの曲ばかりじゃなくて違った曲がかかるから、マンネリ打破のためには、たまには代わったほうがいいかもね… って感じただけです。

ラテンクラブの経営者や ラテンイベントの主催者は、
てきとーに音楽流して、あとは酒どんどん売ればいい、レッスンでカネとればいい、みたいに思ってるのでは???
新しい曲探したり、勉強したり、CD購入にお金かけたり、ばかばかしい。
DJだって雇わなくて、 バーテンダーにやらせとけばいいじゃん。
イベントだったら、ほとんどただでやってくれる奇特な人にやってもらえばいいじゃん、みたいな…。


ラテンじゃないジャンルのDJ(たとえばテクノとか)の場合は、DJは外から来るから、自分でレコードを家から持ってきます。かなり量があって重いのをキャリーカートにのせてきますよ。 何をかけるか、どうつなぐかは考えているけど、そのときの客のノリにもあわせていくから結構な量が必要です。

でもラテンクラブでそんなの見たことない。
てきとーにそのへんにある曲をてきとーにかけてる。
そういうやる気のなさが、なんとなく見えてしまうんですよね~。


私はよく、 ラティーノたち(ラテンアメリカ人)から 「ねえねえ、この曲なんだっけ?」 「誰が歌ってるっけ?」ときかれます。
私みたいなラテン歴浅いしろうとがそうなんだから、 ラテンクラブやラテンイベントに携わってる人なら私の何十倍もラテン音楽を知ってるべきなのでは?

あるローカルなクラブに行ったら、急に曲がよくなってたのでのぞいてみたら、インターネットラジオをかけてました。ネットラジオだから、いろいろいい曲が次々にかかってたんだって、びっくりしてしまいましたよ。


確かにラテンクラブやイベントは経営が大変でしょうから、 お酒たくさん売って、レッスンにたくさん来てもらうのが第一なのかもしれないけど、 ほんとはクラブっていうのは音楽がよければみんな盛り上がって踊るし、 楽しく踊ったらどんどんお酒も売れると思うんですけどね~