Life and Dance in Latino Style

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「Taki Taki」 DJ SNAKE ft. Selena Gomez, Ozuna, Cardi B の歌詞。冒涜に激怒

「Taki Taki」  DJ SNAKE ft. Selena Gomez, Ozuna, Cardi B はリリース時からすごい話題で世界で大人気。いまビルボードの第2位。日本でも大ヒット中。



「TAKI TAKI」 DJ SNAKE ft. Selena Gomez, Ozuna, Cardi B







確かにメロディはいいし踊りやすいと思いますよ。


けど問題は歌詞。


私もリリースされたときに、1、2回さらっときいただけだったので、南米人の友達がこの曲の歌詞で私に言ってくるまでは問題の歌詞に気づきませんでした。

で、ちゃんと曲きいてみたら「ナニコレ?」とびっくり。


いまラテンのアーバン系のヒット曲にありがちな、エッチで女性の身体をモノ扱いしてるような歌詞なんだけど。

それは別としても、この歌には日本と日本人を侮辱するような歌詞が入ってます。


あんまり頭にきたので私は今までブログに書いてなかったんだけど、この曲の意味を知らずに踊ってる日本人が多いときいたので書きます。




それがこの箇所。




Booty explota como Nagasaki


Prende los motores Kawasaki 




スペイン語なので解説すると



Bootyというのは英語でセクシーな大きいヒップ。

ラテンでは大きいヒップが女性の一番の美なのです。
だからセクシーな大きいヒップというのは、ラテンの歌の歌詞やビデオによくでてきます。


「Booty explota como Nagasaki」 を直訳すると、

「ケツは長崎のように爆発し」



つまり

「長崎の原爆のように爆発してるセクシーで大きなヒップ」



「長崎の原爆の爆発みたいなセクシーなボンバーヒップ」



という訳しますね、私なら。




「Prende los motores Kawasaki」 は 

カワサキのバイクのエンジンをかけろ」で


NAGASAKIとKAWASAKIの SAKIで韻を踏んでる。

歌詞は最後を同じ音にして韻を踏むので、 nagasaki とkawasaki で 日本関連の言葉で韻を踏んでるわけですよ。


で、なぜ「ホンダ」や「広島」じゃないかというと、歌のタイトルが「TAKI TAKI」なので、TAKI (タキ)の AKIで韻をふんでるわけです。

TAKI

KAWASAKI

NAGASAKI

と。



しかもこの曲のジャケット写真がこれ。



taki taki




歌詞もジャケ写も長崎の原爆の爆発としか思えない。

(他の方からコメントで、長崎の雲仙普賢岳なのでは? という意見がきました。しかし日本人ならともかく海外では雲仙普賢岳は知られてないです。 )


NAGASAKIとHIROSHIMAといえば世界では「原爆」です。

だから「NO MORE HIROSHIMA」 は

広島のようなことがないように
      ↓
つまり   「原爆の悲劇を二度とくりかえすな」  というフレーズに世界でなってるほど。

だから NAGASAKI といえば、世界では普通は 原爆 です。



日本文化に造詣が深い外国人なら日本について調べていたり、長崎の史跡とか歴史なども知ってるでしょうが、ラテンのアーバン系を歌う歌手達はそういうタイプではないです。

彼らはステレオタイプな日本へのイメージしかない。

ラテン関連の映画やミュージックビデオに出てきた日本といえば、

アニメ、漫画、忍者、ネオンだらけの町、 サムライ、TOKYO DRIFT(映画ワイルドスピードの東京版、でも大半のロケはアメリカ)などです。


レゲトンでもときどき日本ぽいのを出す人がいますが。
レゲトンのDADDY YANKEEのミュージックビデオに変な漢字のネオンサインがあるビルの上で踊るシーン(日本ではないが日本ぽいイメージ)。
FARINAとBRYAN MAYERSのレゲトンのミュージックビデオにサムライ役の日本人2人が出ている。

あとは今回の歌に参加して、問題のNAGASAKIの部分を歌ってる人気のレゲトンとラテントラップ歌手のOZUNAが、ミュージックビデオのシーンを撮る為に日本に数日来た事があります。

日本で撮ったOZUNAのビデオがこれです。







ゆるキャラとアニメと渋谷の交差点と桜。


中南米の若い子の一部に日本のアニメとコスプレのファンいますので。




だからそんなくらいの知識しかないアーバン系の歌手達が、長崎の普賢岳を知ってるとは思えない。

これは差別とは思わないでほしいのですが、中南米は階級制度がある国が多いです。
富裕層、中流貧困層と分かれており、貧富の格差が天と地の差です。
レゲトンの歌手は一般的に貧困層出身が多いです。だからレゲトン歌手には、家庭のしつけがなってない人が多いのでお下劣な歌が多い、と向こうでは言われてます。


しかもレゲトンやラテントラップはもともとは男ばかりのクラブでラップのバトルしてたので、マチスタ(男尊女卑)の内容や、女性を性的なモノ扱いしたり、女性を性奴隷にするような内容とか、ドラッグや、武器、バイオレンスの歌詞が多いわけですよ。


向こうでは放送禁止になった曲もあるし(malumaの「cuatro babys」とか)、女性から不買やコンサート中止のボイコット運動デモがおきたアーティストもいるし、プエルトリコ人の有名レゲトンやラテントラップの歌手には何人も前科者や最近ムショ帰りの人がいるんで、歌手の素行や歌詞のえげつなさがよく問題になってます。

たとえばレゲトンの歌手FARRUKOは元麻薬の売人、ラテントラップのANUAL AAは武器不法所持で服役していてつい2か月位前にムショ帰り、レゲトンのÑengo Flowもドラッグで懲役になってたなど。


世界に活火山はたくさんあり、噴火ならメキシコのポポカテペトル山の方がよく噴火してるし、中南米は5000メートル級の火山たくさんあるのに、なぜあえて長崎の普賢岳をジャケ写にするのか?
そんなわけない、と私は思います。


ほんとは最初はキノコ雲にしょうとしたけど、キノコ雲はアメリカ人もさすがにまずいと思って火山の爆発の絵に書き換えたんじゃないかなあ。

このジャケ写がキノコ雲なのかは確実ではないけど、この歌のジャケ写なのでなんか不気味です。




NAGASAKIの歌詞の部分は、日本人からしてみたら、長崎の原爆、広島の原爆の犠牲者への冒涜だと私は思いますよ。



この歌詞を知らないで、曲がいいし世界でヒットしてるからと大人気。
日本のクラブでDJがかけてるし、日本人達がかっこいいとノリノリで踊ってるのを聞くと心が痛みます。


私もDJだけどこの曲買ってないし、絶対にかけないですよ。



スペイン語のネイティブスピーカーの南米人達は「ありえないほどひどい歌詞だ」と私以上に激怒してます。

日本在住でスペイン語と日本語と英語のトリリンガルの南米人がめっちゃ怒って私に「この歌きいてよ」っていってきたのが、はじまりでしょう。 日本人に対する侮辱だ、長崎の原爆被害者への侮辱だと超激怒してたんで。



しかーし、海外の音楽誌のサイトではこの曲を絶賛してるし、動画のコメント欄やSNSなどを見ても、長崎原爆の部分についてはほとんど批判されてないです。

日本の音楽サイトでも海外で大人気のかっこいい曲と大絶賛。
日本のブロガーには、この曲の歌詞をすでに和訳してる人達が何人かいるけど、長崎の部分はぼやかしてる。
スペイン語をわからないで英語から和訳してる人もいるし、スペイン語から和訳してる人でも別に悪意は感じてない様子。

でも、英語にしても、これは長崎の原爆の爆発だとはわかると思うんですけどね。

「Booty explodes like Nagasaki 」  だから




歌詞のこの部分ははっきりいって原爆の犠牲者への侮辱であり死者への冒涜だと思いますよ。

日本は怒った方がいい。
公式にクレーム入れて訂正してもらったほうがいいかと思います。



この曲の作者を見ると、

ソングライターには

William Grigah、Belcalis Almanzar、Jordan Thorpe、Selena Gomez、Ava Brignol、Juan Carlos、Ozuna、Vicente Saavedra、Juan Vasquez

とあります。


誰が 長崎の部分の歌詞を書いたのかよくわかりませんでした。
けどもしおもしろがりに書いたとしても普通は現場で修正させるでしょう。
でもあの曲に参加してた人からも、プロデューサーやディレクターからも、アメリカの大レコード会社からも「長崎の原爆」はまずいだろ、という意見は誰からも出ずにスルーして世界に配信しちゃったとは驚きです。


アメリカは広島の長崎の原爆はファシスト国日本との戦争を終結させるためには必要だったと主張しているし、そのように学校でも教えられているからアメリカ国民にはそう信じてる人はかなり多いです。

オバマ大統領も広島には来たけど実はたくみな言葉の使い方で、謝罪してない。


1945年の8月はもう日本を占領した後にどう統治するかを連合国が話し合っていて、その一方ですでにソ連アメリカは原爆の製造競争をしていたから、アメリカとしては一刻も早く原爆を作ってソ連に見せつけなきゃいけなかった。だから実験地として日本に広島と長崎にそれぞれ違うタイプの原爆を2種類落とした、という説もあり、私はそれだと思います。
日本で実験したのは、日本が敵国だった、ファシスト国家だった、日本人の特攻など彼らに言わせれば「自爆テロ」が多かった、あとは黄色人種に対する差別もあったと思います。




DJ SNAKEは日本でも大人気で日本に何回か来たことがあるし、OZUNAもミュージックビデオの撮影で日本を訪れました。

OZUNAは日本のサブカルチャーには(アニメとか)興味があるようです。

OZUNAがあの箇所を歌ってるんだけど、彼が作詞したのではなくて他の人が作詞したのを歌わされただけかもしれない。



でも別に、セクシーなボンバーヒップっていいたいなら、他の例えでよかったのになぜあえて長崎を出したのか。
そしてアルバムななぜ原爆の爆発のきのこ雲みたいなのか。


プエルトリコは1年前に巨大ハリケーンで壊滅的な被害を受け 3000人の死者が出て、まだ復旧作業が続いてます。

OZUNAはプエルトリコ人なので、もし「ハリケーンマリアみたいに人を殺すおまえのセクシーな目」と歌われたらどう思いますか?





これはアメリカのリリースでレコード会社もプロデューサーもアメリカだし、DJ SNAKEはフランス人だけど米が拠点です。
セレナ・ゴメスはメキシコ系だけど米生まれの米人。
CARDI Bはカリブのドミニカ共和国トリニダード・トバゴのハーフの米生まれの米人。
OZUNAはプエルトリコ人。プエルトリコは米の領土。

みんなアメリカ。



それにラテンアメリカは、日本をあまり知らない人が多いです。

ラテンアメリカ人の庶民には国外に出た事がない人が多いので。
日本については、地震がおきたときなどにニュースで見るくらい。

日本と中国と韓国と北朝鮮を混同してる人も多いです。
日本の首都は北京で日本人は中国語しゃべるんだよね、とか。

それは差別じゃなくて無知からです。
外国に行った事がないし、自分が住んでる州から出た事ない人すらいるから。



だって、日本人だってペルー人とコロンビア人を見分けられますか?
「コロンビアってコロンビア語しゃべるの?」 ってきかれることも多いですよ。
メキシコを南米というのは、メディアにもときどきあるし(本当は北米)。



東日本大震災のあとに中南米に行ったら、地震にあったことや日本の震災の事をメキシコ人は泣いてくれました(メキシコも大震災を経験していて、日本と並ぶ地震大国だから)。
でも他の国の人はにやにやして笑ったり、  「わー、津波だーーー」 と私の前でジョーク飛ばしたりするので傷つきました。
たぶん悪意はないんだろうけど、無知で人の気持ちを思いやれない人はどこの国にでもいます。


けど今回のアーティストは世界的に有名で大ヒットしてる歌手ばかり。
レコード会社も超大手のアメリカ企業。
みんな世界を飛び回ってるし、日本を含むアジアのマーケットは大事なはず。



今回の「TAKI TAKI」の参加したアーティストや制作者はアメリカという戦勝国にいるからすりこみもあるし、無知もあるでしょう。
でもそれをレコード会社等の上部がスルーしたのが問題。
米って訴訟大国だから大企業には弁護士いるし、トラブルおこさないように配慮すると思うんですよね。

やっぱなんとなく日本に対する軽視があるのかな。。。という気がします。


ちなみに、アメリカではユニバーサルミュージックがリリースし、日本では それの日本法人のユニバーサル・ミュージック・ジャパンが出してます。

ユニバーサルジャパンは、派手に日本人向けにHPやSNSなどで宣伝しています。


https://www.universal-music.co.jp/djsnake/news/2018-09-28/



ラテンの今流行りの曲で、J BALVINとかDADDY YANKEEとか「デスパシート」とかユニバーサルジャパンがリリースしてて日本で宣伝してるし、CNCOはソニーなんだけど、どこも宣伝文や邦題が超絶ダサい。

今回のTAKI TAKIは、「タキタキ・ルンバ」だそうです。

歌詞では、タキタキ、タキタキ ルンバ!

っていってるけど、ルンバは間に入れるかけごえなので、タキタキにつながってるわけじゃないんですよね。


「恋のレゲトンレント」とか、J BALVINに「ラテンの貴公子」とか70年代や80年代の洋楽の邦題のセンスなんだが、これも昭和の「コーヒー・ルンバ」みたい。

ルンバって知ってるのかな?
「コーヒー・ルンバ」とか昭和のラテン歌謡のイメージが強いんでしょうね。

それか社交のラテンのルンバ?

私がいるラテン音楽界では、ルンバといえばキューバの伝統舞踊と歌です。 キューバに住む黒人のアフリカ系のヨルバ族からのね。

コロンビアだとルンバはフィエスタの意味です。





話をもとに戻すと、
私はほんとにこの「TAKI TAKI」の歌詞には怒ってる。

レコード会社のユニバーサルやビルボードやDJ SNAKEなどには、この件について傷ついてるってコメントしましたけどね。


この歌の意味をみなさんに知ってもらいたくて書きました。





※追記 11月15日



この曲の歌詞の問題が11月13日にニュースになっていました。


「尻が長崎のように爆発」 世界的ヒット曲の歌詞が波紋、と。

ユニバーサルミュージックは「アーティストに特段の意図がなかったとはいえ、日本では誤解を招きかねなかった」と弁解してます。


https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181112-00000059-asahi-musi



けど、上で解説したように私の解釈では、これは長崎の原爆のことですよ。
日本在住で日本語スペイン語英語の3か国語話者の南米人の知り合いも、この歌詞は日本や原爆被害者をバカにしてると怒ってましたよね。



私は上のブログの記事を書く前に、DJ SNAKEのSNSユニバーサルミュージックには抗議コメント送ってます。



日本人がスペイン語わからないと思ってバカにしないでほしい。


BTSの原爆Tシャツ問題が大非難浴びてるけど、こっちのTAKI TAKIの方が明らかに日本と原爆被害者をバカにしてますよ。
なぜ韓流のK-POPBTSには反日と抗議して謝罪させたし大ニュースになったのに、DJ SNAKEのこの「タキタキ ルンバ」の方には私がブログ記事やネットに書いても、ぜんぜん反応がなかったんでしょうか?

前述の知り合いの南米人以外はほぼ反応がなかったです。


私がブログにUPするずっと前にすでにこの曲はリリースされていたから、日本の音楽サイトで大絶賛されてたし、ブログで歌詞の和訳してる人達もいたのに。



そしてこの曲、「長崎」の歌詞の部分が「サキサキ」みたいな歌詞に置き換えられていました。
オフィシャルビデオはすでに歌詞変わってました。


ユニバーサル・ジャパンがアメリカ本社に、歌詞を変えてほしいと言ったそうです。




you tubeにすでに歌詞のテロップつけてUPしてる一般人の動画がたくさんあがっており、そちらは「長崎」のまま。。。

長崎が入ったバージョンを聞きたい方はこちらから








スペイン語圏のネットでは、BTSの原爆Tシャツの謝罪の件がニュースで出てたけど、なぜ「タキタキ ルンバ」の曲の長崎原爆の歌詞はニュースでなにも言わないのか? と言われています。
「TAKI TAKI」の長崎や広島の原爆を女性のひわいな話に例えた事の方が、1年前のBTSが着てたTシャツよりももっと重大な問題ではないかと言う人が多いです。



スペイン語圏からの反応を和訳します。


BTSが着てた原爆Tシャツに抗議し謝罪させたとニュースで特集してるが、「タキタキ ルンバ」の長崎や広島原爆の爆発の歌詞の方に抗議すべきなんじゃないのか?







● 「タキタキ」の”長崎の爆発のようなケツ”の歌詞はCNN等のニュースで報道されていない。なのにBTSが1年前に着てた原爆Tシャツへの抗議と謝罪問題は大きく報道されている。あのTシャツは他のアイドルも着てたのに」






●「あの歌は、長崎の爆発のようなボンバーヒップ」と歌っているが、長崎は原爆が落とされた日本の都市なのに。むむむ、あれを歌った歌手は悪魔みたい」





以上スペイン語の和訳終わり。

スペイン語圏ではこのようなネットの反応でした。



しかしこの「タキタキ ルンバ」の歌詞の問題について日本でテレビでも報道され、yahooニュースにまで出てたのに、日本であんまり反応がないです。


テレビのニュース。







yahooニュースには、この曲は日本で知られてないから別にいい、とかコメントついてました。


この曲は世界で1位もとってて大ヒット中だし、日本でもヒットしてますよ~。
日本のクラブでもかかってて日本人が踊ってます。


私は絶対この曲はかけないですけどね。
メロディはいいと思うけど、楽曲絶対に買わないです。



嫌韓の人達は、いまの世界の音楽情報やヒットチャート知らないからかな?


K-POPビルボードのトップランキングに入ったし、大きな音楽賞も受賞したり、世界で大ヒットしてるけど、「ビルボードは日本には関係ない」「アメリカ市場は日本がめざすところじゃない」 とか日本のテレビやネットでは言われてるし。

いやいや、ビルボードのヒットチャートのトップランキングに入ること = 世界の大ヒット曲 という意味なのは日本でも常識でしょう。

他の歌手だったらビルボードで連続第1位の歌手と日本で紹介するし、日本のアーティストがビルボードにもし入ったら大ニュースになるでしょうに。



いま世界の音楽界で爆発的に流行ってる2大ジャンルがラテンとK-POPなんですよ。
K-POPアメリカの音楽賞でK-POP部門ができたり、全米ヒットチャートや世界チャートでも上位に入ってるし。
連続1位の史上記録を去年ぬりかえた世界的大ヒット曲「デスパシート」はラテンのスペイン語の曲で、ラテンも爆発的に世界で流行ってます。

欧米人の人気歌手達も人気にあやかろうとこぞってラテンやK-POPとコラボし、大ヒット飛ばしてます。


あの共産国キューバでさえ、5年前に私がいた時に国営放送で韓流ドラマが流れ、ハバナで一番耳にした曲が「カンナムスタイル」なのにびっくりしましたからね。

中南米でもK-POPはずいぶん前から流行ってて、南米人のファンクラブがあり、K-POPダンスコンテストやカラオケコンテストも開催されてます。K-POPは南米にツアーに来ますよ。


ラテンは世界で大流行中で、世界のヒットチャートにラテンの曲が入るようになったし、日本でも流行してます。


だからこのラテンの 「タキタキ ルンバ」も世界中で流行ってるしクラブでもかかる。 日本でもそうです。


しかし日本人はK-POPには反日と激怒するが、フランス人とアメリカの大スターの曲には怒らないのか。。。。 
ふーん。。。

中韓にしか関心がないとかなのかなあ?



海外では、「タキタキ」を歌ってるDJ SNAKEらの歌手が批判されています。

けど私はレコード会社に問題があると思います。

世界の大手レコード会社であるユニバーサル・ミュージックとあろう会社が、長崎をOKとリリースした事が問題だと思うんです。

日本のニュースでは、日本の原爆の被害者のおばあさんが、原爆を知らないからそんなことを歌えるんだろうと言ってました。

あの歌手達はただ歌わされただけなんだろうと思います。
彼らはみんな大人気で多忙な歌手ばかりだし。

作詞家がそんな歌詞をおもしろがりに作ったとしても、普通はディレクターやプロデューサーの段階で修正されますよね。
世界的なレコード会社なら、弁護士もいるしアメリカは訴訟大国だから修正させたはず。
なのにスルーして世界に発信されてしまったのはなぜ?

それはアメリカだからだと思います。

アメリカは原爆は、あの第二次世界大戦を終わらせてやり、ファシスト国家をつぶして民主主義国家にアメリカが変えてやったよいものなんだと学校で教育してるし、そのように信じてるアメリカ人が多いから。

戦争が終わる前に、日本の占領政策については連合国でもう話し合っており。
米とソ連の競争がもうすでに始まっていて、原爆製造競争でソ連を出し抜きたかったので早く実験したといわれています。しかもアジア人差別があったし、ファシスト国家の敵国なんだから女子供殺してもかまわんだろう、というのはあったでしょう。
広島と長崎で違う型の原爆が投下されたのは、人体実験だったからでしょう。

オバマ大統領は広島に訪問はしたけど、巧妙な言い回しで日本や原爆犠牲者にちゃんとは謝罪してないんですよね。
英語の原文をちゃんときけばわかります。
アメリカでは政治的な圧力団体のひとつが退役軍人会なので、それにおもねったんでしょう。もしくはオバマが悪いと思ってないか。


日本は原爆の悲劇を悲しんでいる。

しかしアメリカはそのように思ってない。


しかも日本は自分の戦争での空襲や原爆による被害ばかり主張して、加害側の事には誠実に対応してない世界から非難されてます。
豪やNZでの空襲、欧米人の捕虜問題などにいまだに怒ってる国は多い。
しかもいまだに慰安婦像を蹴る事件をおこしたりしているので。
謝罪したというけどODAなどでお金を出しただけで、ドイツみたいにちゃんと個人への謝罪や補償をしてない、と世界で言われています。

私はもと連合国(戦勝側)の数か国に住んでいたけれど、終戦記念日には自分が日本人だと言わない方がいいと注意がきました。このジャップめと卵投げつけられたりした在住日本人がいるから。戦争体験の高齢者には日本人をうらんでる人が一握りいるとききました。

キリスト教国に住んでいたけれど、特にキリスト教的には、悪いことをしたとしても懺悔して真心から相手に謝罪して悔い改めれば赦す、という考えが強いです。その懺悔と悔い改めを日本がちゃんとしてないと思っているんでしょう。



日本の原爆問題を嘲笑する歌をリリースすれば日本人が傷つくなんて、アメリカの会社はあんま気にしてなかったのではないか、と思います。

別に悪いことだと思ってないし、米軍の戦闘機が墜落したり、アメリカからのひどい侮辱や人権侵害されても、日本や日本人はほとんど怒らないからです。

アメリカがどんな失礼な事をしても怒らないけど、韓国にはすぐ反日と怒る。



しかもユニバーサルミュージックジャパンという日本支社さえ、原爆のキノコ雲の様なジャケ写を出してこの歌を宣伝しまくってた。
ユニバーサルジャパンも、原爆の歌詞やジャケ写はスルーしてしまった。
ここが問題だと思います。
アメリカならまだしも日本なので。

そのせいでこの曲は日本で大ヒットしてクラブでもかかってかっこいい曲だと日本人が知らずに踊ってるわけです。
原爆を嘲笑する曲とも知らずにね。

レコード会社が原爆を悪いとわかってないのが怖い…。

しかも判明したあとでも言い訳してごまかして、ささっと歌詞を他の歌詞に置き換えただけという。

BTSは抗議で謝罪したけれど、TAKI TAKIの方はユニバーサルもアメリカも一度も謝罪してないのにねえ。

それに NAGASAKIを 「SAKISAKIに」変えてたけど、SAKISAKIじゃ意味が通じないからあわてて修正したのがもろバレ 笑。


もう一つの問題は、ラテンのアーバン系の音楽は女性の身体を性的なモノ扱いする歌詞が多くて、今回の歌もそう。長崎の原爆が「長崎の原爆の爆発みたいにセクシーなボンバーヒップ」という女性のセクシーな身体の形容するものとして使われた事です。

スペイン語圏ではその点も怒ってる人が多いです。
スペイン語圏でも男女差別や女性を性的な対象として見たりすることやDVへの反発や社会的な批判や女性による抗議デモがおきてるので。
前からレゲトンの曲にはエッチの曲が多くてティーンの教育に悪いと怒ってる人が多かったけど、今は女性蔑視の歌を歌うなとボイコット運動がおきたり、行政から指導がきて歌手が会見させられたり、スペイン語圏では放送禁止になった歌もあります。
放送検閲もあり昔に比べてだいぶエッチな歌は減ったんですが、最近はラテンがアメリカで人気でアメリカ発信になったので、アメリカ在住の歌手がエロい歌詞を歌うようになってますね。
この曲もそうです。

だから原爆犠牲者の冒涜であり、女性への侮辱なんですよね。