Life and Dance in Latino Style

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中南米旅行のおすすめ

ここのところ世界情勢が不穏になって、今まで安全といわれてイメージがよかった欧州やカナダや豪などでもテロがおきています。特にヨーロッパはテロが多いですよね。


どこに旅行に行ったらいいかわからない〜という人におすすめなのが、中南米です。


中南米はISのテロがいまのところおきてません。
反米の国が多いからかもしれません。

コロンビアは以前テロがあったけど、最大ゲリラのFARCと和平締結したしテロもほとんどなくなりました。

中南米は好景気や観光客の増大もあって、以前よりだいぶ治安がよくなった国が多いです。
特にペルーやコロンビアは以前に比べてかなり治安がよくなりました。コロンビアは特に首都ボゴタと第二の都市メデジンの治安が劇的に改善しています。


「あれ、以前コロンビアで日本人殺害事件がおきたときに、南米には旅行しないほうがいいと言ってたじゃん」と思う方もいるでしょうが、あれは中南米やコロンビアのことをちゃんと調べもせずに中南米に行って危ない地域に行ったり危ないことをして武勇伝を語るような人は中南米にはいかないほうがいい という意味で書きました。

中南米の行きたい国だけに旅行する人はおうおうにして渡航先についてちゃんと調べていきますから。
自分がいく国と渡航予定の都市については、在住者や在住経験のある人などにもしっかりリサーチしてから行ってください。


ただし中南米でいま絶対に行ってはいけないのは、ベネズエラです。経済危機で非常事態になっており、窃盗や暴動やデモや警官隊との衝突などが頻発しているし、国境が封鎖されたり混乱がおきています。もう欧米などの国はベネズエラ渡航禁止にしてるところもあります。
それから中米のホンジュラスも世界一の殺人率なのでやめましょう。


そして中南米のもう一つのおすすめの理由は、世界的な恐慌のなかで中南米は景気がいい国が多いんです。
BRICSのブラジルはバブル景気も陰りをみせてますが、コロンビアやペルーなどはここ何年か景気がいいです。
景気がいいからどんどん開発も進んでるしイベントなども多くて楽しい雰囲気で国に活気があります。

メキシコやコロンビアなどは産油国で石油の価格下落でドルに対して通貨が下がったので、アメリカ人を中心に観光客が激増 (ドルなど持ってる人には安いから)。
メキシコは今年何倍も観光客が増えたそうです。

日本円との両替でも何年も前に比べたらかなりレートよくなりましたよ。

欧米に比べたら物価が安いところが多いですし。
高級レストランは高いですが、庶民が行くような食堂とかで食事すれば定食数百円とかです。場所を選べばかなりコストを抑えることができます。


コロンビアは日本ではまだ危険国というイメージが強いですが、2010年代になってから欧米の観光客にとても人気です。
コロンビアは世界で一番人気の旅行ガイドブックのロンリープラネットで2017年おすすめの旅行先ランキングで2位になりました。

観光産業がもうかることがわかったからか、観光に力を入れる国も出てきました。
たとえばコロンビアはボゴタの空港を大規模に改築。観光客の安全を守るよう警備強化しています。


中南米アメリカから近いのでやっぱり北米からの観光客が多いです。

日本から中南米は遠いのですが、だんだんと直行や乗り継ぎがいい飛行機の就航が増えています。

今は特に航空券の価格が下がってて、コロンビアのボゴタ往復でも10万円とかあるらしい。
そういえば今年私が買ったコロンビアのカリと日本の往復切符は135000円でした。
もちろん時期もありますよ。




さて、日本から休みの間に行けるおすすめ旅行先を紹介します。



⚫️ 1週間くらいの休みでいける旅行先


ー キューバハバナ

ー メキシコシティ

ー メキシコのカンクン

ー プエルトリコ



これらは観光客が多い観光地なので、中南米初めての人にもおすすめです。

キューバやメキシコは日本からのツアーもたくさんあります。

いま中南米で一番人気なのはキューバ
キューバアメリカとの国交回復後に人気になり、アメリカ化するまえにキューバを見ようという人も殺到して急激に観光客が激増してます。
日本人のキューバの訪問者は去年から今年にかけて3倍に増えたそうです。
ハバナの観光客に人気のスポットは入場制限がかかるほど混み合ってるそう。
キューバ共産党政権で国民の監視が強いし、外国人への重大犯罪は重罪だそうですりやひったくりは多いですが、中南米のなかでもトップクラスに治安がいいです。
日本からツアーもたくさんでてますが、個人旅行でも女性一人旅でもOK。
ハバナだけなら日本から5日間ツアーもあるから気軽に行けます。
中南米旅行が初めての方には特におすすめの国です。

プエルトリコアメリカ領土なのでアメリカのESTAがあればいけるし、通貨は米ドルでホテルなどの観光産業の人たちは英語が流暢です。アメリカ人観光客がとても多い。
首都サンファンなら個人旅行でOK。

カンクンは日本人のハネムーナーに人気。
美しいカリブ海のビーチがあるリゾートのうえ、メキシコ料理やマリアッチも堪能できるし、リゾートだけではなくて世界的なピラミッドのチチェンイッツアなどマヤ遺跡もあります。
リゾートも歴史遺産も楽しめるのが大きなポイント。
深夜のディスコなどのナイトライフも人気で、このナイトライフのために北米から若者たちがたくさん来るほど。
ラテンっていうよりアメリカっぽいので、ラテン的な雰囲気を求める人にはちょっと物足りないかもしれませんが、マヤ遺跡などに行けばマヤ人もいます。
非常に治安がよくてホテルゾーンは深夜でも歩けるくらい。
日本から気軽に行けるリゾートだと思います。


日本からの行き方は、

メキシコシティは日本からアエロメヒコ航空で直行便が出ていて12時間くらい。
もうすぐANAの直行便も就航します。

キューバは日本からエアカナダでカナダのトロント乗り換え。もしくはメキシコシティで乗り継ぎです(メキシコシティから2時間)。
エアカナダだと羽田からも出ています。

カンクンアメリカのヒューストン乗り換えで行くのが一番ポピュラー。メキシコシティからも乗り継ぎできます。

プエルトリコアメリカで乗り換えて短時間で着きます。





⚫️ 休みが10日から2週間以上


ー メキシコの周遊ツアー

ー ペルーのマチュピチュやナスカ、ボリビアのウユニ

ー アルゼンチンのイグアスの滝など

ー コロンビアのボゴタメデジン

ー コスタリカ


などなど。

こっちのほうは飛行時間が長いですが、ペルーやメキシコやアルゼンチンなら日本から添乗員付きのツアーもたくさん出ています。

アルゼンチンはブエノスアイレスとイグアスとウルグアイのコロニアくらいなら個人旅行でも行けます。ただし物価が高い。
ウルグアイはムヒカ大統領で日本でも知られてますよね。ウルグアイのコロニアはブエノスアイレスから船で1時間くらいなんです。同じ船でウルグアイの首都のモンテビデオにも行けますよ。

コロンビアもボゴタメデジンの大都市にはこのくらいの日数ならいけますね。

コスタリカはエコツアーなど珍しい動植物が見れるツアーがよくでていて日本人にも人気です。

南米に行くのは、大半がアメリカ乗り換えかメキシコ乗り換えです。(メキシコシティまで直行便で12時間)。




⚫️1ヶ月以上


1ヶ月以上旅行できるなら、1カ国をゆっくりまわったり数カ国周遊や短期留学もできますよ。

メキシコやペルーなどは世界遺産が多いし長い時間かけてまわるとおもしろいです。

語学留学なら、メキシコやグアテマラのアンティグアは人気の語学留学先です。
アンティグアは料金が安くて個人レッスンが受けられるのでここでスペイン語を学ぶ日本人がとても多いです。





中南米は日本から遠いというイメージが強いと思います。
確かに南米の地方都市とかならめっちゃ遠いです。
私がコロンビアのカリに行ったときは35時間くらいかかりました。

でも上に書いたように大都市や観光都市ならもっと近いところもあります。

オーストラリアのシドニーまで11時間。
カナダも一番近いバンクーバーでも11時間。
ヨーロッパだって日本からロンドンまで12時間40分です。スペインとかは直行便ないから、そこからまた乗り継ぎで他の国にいくのでかなり時間かかりますよね。

だったらロンドンとメキシコシティならだいたい同じ所要時間。
それならメキシコ乗り換えやアメリカ乗り換えで他の国に行くのとそんなに変わらない。


日本からツアーがないところでも現地発のローカルなツアーも出ているところもありますので、スペイン語に自信がなかったり中南米わからない人でもツアーを使えば安全に旅行できるかと思います。



私は観光産業に関係ないので、中南米に何回も行ってる自分が実際に行ってみておすすめだと思ったところを中心に紹介しました。