Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

キューバの表と裏の顔

私はキューバに数ヶ月滞在したのですが、キューバの明るくて楽しいところだけではなくて、キューバの裏のほうも見てしまいました。

でもハバナの観光地だけ1週間以下滞在するなら、表の観光地のきれいで楽しく明るいキューバしか見れないでしょう。
キューバに長くいる人の中には裏事情を知って凹んで、キューバに来るならハバナに1週間以下の観光旅行にしとけば豪勢にレトロなオープンカーレンタルして、豪華なダンスショーを見て、ハバナは楽しくてきれいだったとおもったかもしれないのに。。。って後悔してる人もいます。


以前何度かこのブログでキューバについて書いてきたので、右上のブログ検索で検索してみてください。


キューバの表面的な明るく楽しいサルサの国というイメージと、現実の暗い部分について書いてきました。
まだ書けないこといろいろあるけどね。

キューバについての本に、キューバは平等で、人種差別も貧富の差もなく、人はみな明るく人生を楽しんでるとかよく書かれています。

もしキューバに1ヶ月いても旧市街のホテルやカサとかに泊まって、ビーチやサルサとか楽しんでると、裏の問題は見えないかもしれない。
カサという民宿に泊まってキューバ人のリアルな生活をみたと書いてる人がけっこういるけど、カサ経営できる家はけっこう裕福な家なんです。
キューバ政府はなるべく悪い部分を隠そうとしてるから、リアルを見るのが他より難しい国かも。

まーどこの国であれ、短期の旅行に行った観光客が、その国の社会問題や裏の顔までちゃんと見るのは難しいですよね。
例えば、パリは文化の美しい都と世界のあこがれで、中南米は貧しい麻薬マフィアの危険国っていうイメージが世界的に強い。中南米に行くと言ったらヨーロッパにしたほうがいいといわれる。
だから、先日パリでテロがおきたら、まさかパリでそんなことが起こるなんて。。という。
やっぱ世界的なステレオタイプなイメージってすごいなって思います。
イメージが一人歩きしてしまう。

なかでもキューバはイメージと現実のギャップがある国だと思います。


キューバは確かに言論統制や検閲が厳しいです。それが最大の問題でしょう。
国民は監視されてるし言論の自由はあんまないです。

それに国内のメディアがグランマなどの共産党機関紙で政府発表なので、海外のメディアとかがキューバの報道を見ると政府(共産党)が発表してる内容になってしまうでしょう。
だからキューバ人たちが海外で書かれてるキューバについての情報を鵜呑みにしないほうがいいと言ってました。リアルとは違うことが多いから。

キューバは、アメリカと国交回復してマクドナルドとか出来てたらちょっとがっくりくるけど、多分おおきな体制自体はそんなに急激には変わらないようなきがします。
もし変わるなら中国みたいにお金稼ぐ自由はあるが、共産党体制は維持みたいな。。感じかな

でも、貧しくても学ぶ機会はあるのはいい。
日本はお金なくて進学をあきらめる人はけっこういるから。

キューバは残念ながら貧富の差はあり、年々格差が広がってます。
配給は最低限の量を品質が悪いものしかもらえないし、外で買えばすごい高い、医療費も全部ただというわけじゃない。でも月給が20ドルとかしかない。
キューバ人も飲む缶ビールの350mlが1ドルですよ。20本飲んだら月給なくなるっていう。
私は物乞いもなんども目にしました。