「RAS TAS TAS」 SALSA CHOKE
このごろラテンのクラブなどでときどきかかるようになったこの曲知ってますか?
♪ ラス タス タス、 タス、タス、
ラス タス タス 、 タス タス
ラス タス タス タス♪
この曲です↓ (ラスタスタス)
「Ras Tas Tas」 Cali Flow Latino
これって、コロンビアの曲なんです。
コロンビアのカリのサルサのジャンルの一つで、 salsa chokeといいます。
現地ではsalsa urbana(英語だとアーバン・サルサ)のカテゴリーに入ってて、サルサに他のジャンルのサウンドをMIXしてつくった新しいジャンルのサルサです。
カリでは(ビデオみたいに)サルサとはぜんぜん違った踊り方をするんだけど、リズムはサルサなんで東京のサルサバーなどでかかったときは普通のサルサの踊り方で踊っても大丈夫だと思います。
私がchokeに出会ったのは4年前、コロンビアのカリでのこと。
カリのストリートやフィエスタで、chokeが結構かかって踊りました。
初めてきいたときは、「これってレゲトンでもないし、サルサでもないし、いったいなに?」って思ったけどね。
それ以来ずっとchoke踊ってきたけど、あのころはchokeはカリだけの流行りだったので(ボゴタやメデジンなどコロンビアの他の都市でもかかってなかった)、まさか国外でこれだけヒットするとは思ってもみませんでした。
サルサの都市カリでも、最近は以前に増してchokeが爆発的流行で、伝統的なサルサが押され気味です。
chokeは歌詞もラップぽくちょっとレゲトンやヒップホップぽい感じなので、ラテン知らない人や若い世代にもとっつきやすいんじゃないかと思います。
中南米のどこの国も、若い世代にはレゲトン大全盛で、サルサは上の世代、 という傾向があります。
伝統的なサルサが好きな人にはchokeの流行を懸念する人たちもいるみたい。
でも逆にサルサが嫌いとかサルサ知らない人たちでもchokeなら踊れるからいいんじゃないかと思います。
きっと欧米や日本とかではたんなるダンスミュージックととらえられるだろうけど、それでもいままで超マイナーだったカリの音楽が広まることはいいことだ!
実は3年前にこのブログでchokeを紹介したんです。
おぼえてるかな?(下のリンク参照)
「カリではサルサをこう踊っている」(カリサルサ)
です。
これは3-4年前にカリで流行ってたchokeの曲です。
日本ではまだchokeは受け入れられないかなと思って遠慮して、このトピック以外は書いてきませんでした。
でも「ras tas tas」のヒットで、今回ブログでとりあげることにしました。
「ras tas tas」 ってなんでこんなに流行ったのかと思ってたら、ブラジルのW杯でコロンビア代表がゴールきめたらこれで踊ってたからみたい。それでW杯のNO1ヒット曲になったとか…
(← pitbullのW杯テーマソングがNO1じゃなかったところがイタイ)。
これが試合中にコロンビア代表がRAS TAS TAS踊ってるところ
次はW杯後にコロンビア代表が帰国後の凱旋イベントで RAS TAS TAS を通しで踊ってるところ!!
あのW杯のスターでレアル・マドリードにいった、ハメス・ロドリゲスが最初に踊ったんだけど、choke踊るハメル超かわいい☆
他の選手も次々に踊ってて、みんなダンスうまいね~。
必見です!
しかもハメスくん、レアルマドリードでクリロナ(クリスチャーノ・ロナウド)にもras tas tasの踊り方を教えてた。。。
ハメス君のインタビューを和訳すると、
「はい、僕たちは(クリロナたちと自分)ras tas tasを踊りました。ras tas tasは、コロンビアでよく踊られているサルサです。コロンビア人ならこの曲は知ってます」