マルちゃんはメキシコ料理?
メキシコで、メキシコ人から
「Quieres comer MARUCHAN? (マルチャン 食べる?)」ってきかれたので、
(メキシコ人は、マルゥーチャン と 「ル」にアクセントをおいて発音します)
なんだろう? と思って
とりだしてきた食べ物を見てみたら、
あの日本でもおなじみのカップラーメン、マルちゃんじゃありませんか。
メキシコのマルちゃんのマークはこれ
「あ、これ知ってる。日本のカップラーメンだよ」って言ったら?
メキシコ人が
「マルちゃんって日本のメーカーなの? メキシコでどこでもあるからメキシコのだと思ってた」。
え 。。。。。。
いえいえメキシコの食べ物じゃないよ。
でもメキシコではマルちゃんがどこでも売ってて家庭の常備食になってるので、マルちゃんが日本のカップラーメンだと知ってるメキシコ人はとても少ない。
けど妙だな。
なんか違うよ。
これ見て!
なんと
ライムとチリ味だよ!
しかもこれは「ハバネロ」(唐辛子で一番辛いといわれる)味。
さすが、メキシコ人。
ラーメンもライムとチリかよ~。
スープが赤いよ。
ちなみにメキシコの寿司屋では、寿司をライムとチリで食します。
ゲロッ。
(メキシコで寿司食べたときに、わさびの代わりにチリソースがついてきた)
チリとライムなんてやっぱりこのマルちゃんはメキシコ料理だといいたい。
しょうがないから私は唐辛子なしのエビ入りのマルちゃんをチョイスしました。
そしたらメキシコ人がマルちゃんのふたをあけて水を注いで、いきなり電子レンジに入れてチンした。
「ちょ、ちょっと待ってよ!」
「なに?」
「いや、電子レンジでつくるんじゃないよ。熱湯を注いで3分待つんだよ」って言ったら、
「え? でもここではみんな電子レンジでつくってるよ」だと。
電子レンジでチンしたマルちゃんはやっぱり硬かった。
私は電子レンジでチンしたのは友達にやって、自分はお湯を沸かして熱湯を入れて3分待ちました。
ところが、それもやっぱり麺が硬い。
なんで麺が硬いのかってきいたら、「マルちゃんはそういうもんだよ」って。
がんばって食べたが硬いし味もまずかったので途中でギブアップした。
標高2350メートルのメキシコシティは沸点が90度以下で気圧も違うんで、お湯もすごい早く沸くし普通に米が炊けない。
だからマルちゃんも硬いのかな?
こんな感じで食べます。
はしじゃなくてフォークでね
さらにライムとチリを足してる人もいる。
まじかよ…
※<追記>
メキシコ人に「マルちゃんは日本のメーカーだよ」って言いまくったのですが、このマルちゃんがほんとに日本のメーカーのマルちゃんなのか心配になったので確認してみました。
日本のマルちゃんをつくってるのは東洋水産という会社だったのか、知らなかった。
その会社のHPを見たら、海外支社一欄にメキシコ支社があった。 メキシコ支社
そして東洋水産HPのマルちゃんに関する記事に、
メキシコではマルちゃんが大人気になったため、「マルちゃんする」(=すぐできる)という言葉まで生まれた、。「マルちゃんの秘密」というのがありました。
メキシコは笑える国です!
メキシコに関して書いた過去のおもしろい記事:
「珍百景の多い国」
「ビールの開け方@メキシコ」
「Ahorita Regresamos」
「メキシコの警官に職務質問されたの巻」
「メキシコ大統領選 Gracias Pendejos」
「メキシコ 死者の日」