Life and Dance in Latino Style

ラテン音楽、スペイン語圏のラテン音楽とダンス。サルサ、レゲトン、バチャータ、メレンゲ等。中南米関連。ラテンファッション。スペイン語。その他の音楽関連

海外旅行で身を守るために

先日ルーマニアで日本人女子大生が殺害されました。
空港到着後に深夜に3時間列車に乗って他都市に移動したいが心配だ、と彼女がネットに書き込みしていたという報道もあり。
それが本当だったら、海外慣れしてない女子学生を送迎もせず安全対策の助言もしてなかった派遣団体は無責任だと思う。

もし彼女が行く前にネットの旅行サイトなどに質問してくれてれば、誰かがアドバイスしてくれてあんな悲劇は防げたんじゃないかと。
私だってそんな投稿を見たらアドバイスしてただろうに…。
ほんとにこんなことになって残念でなりません。

日本人女性が海外で殺害される事件が続いてるので、日本は安全だけど海外は危険だ、女性海外一人旅なんて無謀すぎる、といわれ、まわりの反対で海外旅行や留学をキャンセルする女性もでてきているそうです。

またこういう悲惨な事件がおきないためにも、なにかできれば…と思って今日のトピックたてました。


海外が危ないだけでなく日本も治安悪化してるし、どこにあっても自分の身を守る方法は必要。安全対策って世界共通だと思うので、基本を知ってればどこの国に行ってもある程度応用できると思いますし(紛争地域などは別)。


今回の事件のように夜空港に到着したあと、深夜に列車っていうのはリスクあります。治安もあまりよくないところで、しかも女性一人なら、空港そばのホテルに一泊して翌日移動したほうが。ホテル一泊のお金をけちるより、安全第一で。
空港の出口には客引きが多く、女性一人だと群がってくることもあるのでそういう客引きなどについていかない。
空港からのタクシーはどこでもぼったくりなどのトラブルも発生してるので、正規のタクシーの見分け方や料金など事前にチェックしておきましょう。




ここで、私の旅行のモットー …


「安全はカネで買え」



たとえ貧乏旅行でもお金を節約するところは節約するけど、安全のためならお金を出すべきところは出して身を守ったほうがいいと思います。


たとえばバックパッカー宿には治安が悪いエリアにあるのもあり、宿の近くを歩いてたら強盗にあった人もいます。
旅行者には分からなくても、現地人たちは「あんな危険なエリアには自分たちは足を踏み入れない」、と驚くエリアにある宿もあります。
旅行者はエリア感覚があまりないと思うので、治安が悪いところではなく、少しお金足してでも安全なエリアに泊ったほうが安心だと思います。もっと安全なエリアでも安宿は見つかるでしょうし。

それから中南米できいた話ですが、日本人宿はあの場所には日本人がたくさん出入りしてるというのがまわりにばれてるところもあるそうです。


また、治安がとても悪い場所を通るときに、安い交通手段を選んでしまう旅行者も多いですよね。

たとえばコロンビアは山間部にはゲリラやバス強盗がいるところがあります。
私は飛行機で移動してそういうエリアを回避してますが、数千円安いという理由で長距離バスで移動する旅行者が多いのに驚きました。コロンビア人たちはあの地域はゲリラやバス強盗出るからヤバイといってるけど、旅行者情報では大丈夫と書いてあるそうな。 数千円けちってゲリラのいる地域を通るのは…。



それから、すりや強盗やひったくりはどこの国でもあります。
万が一強盗にあってしまったら、すぐバッグや貴重品を強盗にやりましょう。
向こうの強盗はカネがめあてなんで、抵抗せずにすぐ渡してください。



安全はカネで買え、っていうのは、海外慣れしてない人は特に心に留めておいたほうがいいでしょう。



その点 中南米は、「安全をカネで買う」、っていうのが分かりやすいですよ。
治安がいいエリアと危険エリアがはっきり分かれてるところが多いので、一般的に治安はエリアによります。
治安がいいエリアに泊って危険エリアに入らなければだいぶ安全になるかと思います。ただし、安全エリアでも一本道が違うと治安が変わったり、高級住宅街の方がお金持ちが多いのでひったくりが多いところもあります。
バスより飛行機で行けば危険地帯を回避できたり、2等バスより1等バスのほうが安全だったり、値段が高いほうが安全ということもあります。
そして、日本みたいに「誰でもよかった」殺人じゃなくて、カネめあての犯罪(強盗やひったくりなど)が多いので、すぐお金渡せば危害を加えられることは少ないです。
たぶん、貧富の差が超大きくて階級社会からだと思います。


中南米によく行くから「中南米は危ないからヨーロッパに行った方がいいよ」ってよく心配して言われるんですよね。
私はヨーロッパに住んでたけど、ヨーロッパのほうが治安がいいとは必ずしもいえないんじゃないかと思います。
ヨーロッパだって大通りでひったくりが横行してたり、大都市で観光客が多い繁華街や駅前に麻薬中毒者がラリって歩いてることがあります。
安全といわれてるオーストラリアも麻薬中毒者が真昼間から中心街歩いてるのをよく見ました。
だからイメージだけで判断しないほうがいいでしょう。
先進国だからと気をぬかないで、身を守ったほうがいいと思います。

どこに行くときでも現地の最新の現地情報を収集し、安全対策をしましょう!


でもあんまり怖がりすぎて旅が楽しくなくなっちゃったり他人が全部信用できなくなったり、海外旅行できなくなるのはつまらないし。安全対策はしっかりしつつ、旅行を楽しんでください。


長くなっちゃったんで、安全対策や中南米の治安情報については、また続編で書きます。


※ この記事は2012年に書いたものです

2016年に書いた 「コロンビアでの日本人殺害事件と安全対策」 も読んでください 


ブログ内関連過去記事:

「コロンビアのカリの治安と注意事項」
「コロンビアのカリに観光に行きたいと思ってる方へ」
「コロンビアでの日本人殺害事件と安全対策」